北川景子さんインタビュー|“引き算”で作られる絶対的ビューティ。美しさの背景にある「潔さ」とは?
『美的』読者の憧れである、女優・北川景子さん。透き通るような肌も、シャープな小顔も、すっとしたたたずまいも、自分らしさを貫く生き方も。私たちを魅了し続ける美しさの背景にははっとするような「潔さ」がありました。
「引き算」でつくられる絶対的ビューティ、北川景子
自分にとって大事なものを見極め軽やかに過ごしていきたい
美しいロングヘアを潔くばっさり切ったことは記憶に新しい。とても勇気のいりそうな行為に思えるが、「ずっと切りたかったので、スッキリしました!」と至って晴れやか。最初のハサミはご自身で入れたのだそう。
「30代になったあたりから、ずっと何かを変えたいと思っていて。切ったことで、すごくフレッシュな気持ちになりました。撮影中も新鮮だし、メイクも変わりましたね。以前はアイメイクに寒色を使うことが多かったんですが、ショートにしてからはピンクを使うようになりました。チークもオレンジからピンクの出番が増えて。ヘアがカジュアルなので、ピンクを使ってもコンサバになりすぎなくてお気に入りです」
見ほれる程の美肌も、ほとんどファンデーション抜きで作られている。
「塗れば塗るだけ“塗っている感”が出る気がするので、赤みが気になる所など部分的にしか使いません。その代わり日焼け止めはマスト! 日々のスキンケアとUVケアで、軽いベースでも問題のない肌作りを心掛けています。スキンケアは朝はさっぱり、夜はしっかりと。最近はマッサージもしていて。血行が良くなってむくみも取れるし、終わると『顔が起きた』感じになるんです」
ライフスタイルで“抜き”を心掛けていることは? と尋ねると、「元々そんなに物をもたないんです」との答え。
「収納場所がパンパンになることが嫌いなので、定期的に見直して不要なものは処分しています。昨年末にはデジタル断捨離をしました! メッセージアプリの使用をやめたんです。連絡手段は電話とメールだけですが、特に困らないですよ。とてもスッキリしましたね。断捨離をして改めて、物理的にも精神的にも、いらないものはもたない方がいいな、と実感しました。自分にとって何が大事で何が必要なのか、自分の責任できちんと選びとることが大切なんだと思います。これからも、そうありたいですね」
PROFILE
北川景子さん
女優。1986年8月22日、兵庫県生まれ。2003年のデビュー以降、数々の映画やドラマで活躍。2020年11月に出演映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』、2021年に主演映画『ファーストラヴ』公開予定。
『美的』2020年5月号掲載
撮影/吉田崇(まきうらオフィス) ヘア&メイク/青山理恵(nude.) スタイリスト/NIMU(まきうらオフィス) 構成/安井千恵、加藤絢子(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。