資生堂・花椿の大人気漫画『ダルちゃん』が書籍化！「ふつう」だけど「ふつうじゃない」女性の生きづらさとは

メイクやおしゃれへの努力を惜しまない毎日。だけどそれは何のため、誰のためなのでしょう。会社で浮いた存在にならないため、冷たい目で見られないために、苦手なストッキングやハイヒールを履いてみたり…と、本来は自分を幸せにするはずのキレイが、周囲に合わせた重たい武装になっていることはありませんか。

「ふつう」とは何なのか、真の幸せをくれるのは誰なのか…女性の生きにくさを描いた超注目作品！

資生堂「ウェブ花椿」にて連載され、20~40 代の女性を中心に大きな反響を呼んだ漫画『ダルちゃん』は、仕事もキレイも頑張る女性が主人公。周囲から嫌われないよう普通の女性に「擬態」することで自分の居場所をさがし求めるダルちゃんは、‘‘女性らしく”働くことの窮屈さを体現するヒロインとして大人気に。連載当初より、「ふつう」でないと仲間はずれにされる学校、女性らしい振る舞いを求められる会社など、生々しく描かれる作品世界に「リアルすぎて怖い」「現代社会における女の地獄」「ダルちゃんはまさに今の私」とSNS 中心に話題となりました。

初の書籍化にあたっては、14社16名によるコンペの末、出版社が決定。ついに12月6日（木）、書籍版『ダルちゃん』が発売されました！作者・はるな檸檬さんたっての希望で漫画はフルカラー、表紙にはきらっと光る青箔が縁どられ、美しい色彩で描かれた絵も大きな魅力のひとつです。

気になる『ダルちゃん 1』第1話を一部公開！

すでに重版も決まっているほどの大人気ぶりをみせる『ダルちゃん』。そこで今回は、本作の魅力が垣間見える第１話をすこしだけご紹介します！

主人公は24歳の派遣OL・丸山成美。一見ごく普通のOLに見えますが…

本当はダルダル星人のダル山ダル美「ダルちゃん」なのです！

毎日メイクやおしゃれに励み、普通の人間らしく「擬態」します 。

役割をもらえる会社は、ダルちゃんにとって「生きてていいんだ」と思える居場所なのです。

でもやっぱり、“本当の姿”であるダルちゃんが一番幸せなのかも…   

擬態女子の運命は！？続編『ダルちゃん 2』も同時発売中！

第1巻では『擬態』することで深く傷つき、本当の自分が分からなくなるダルちゃん。第2巻では、懸命にこの世界での居場所を探す彼女に、希望の光が……

仕事、恋、おしゃれ…時には何もかも脱ぎ捨てて「だるだる」と過ごしたくなることもありますよね。漫画『ダルちゃん』はそんな女性の心を癒し、自分らしく生きるエネルギーをくれる１冊です。

【作品詳細】

「ふつう」とは何なのか、自分の居場所はどこにあるのか、自分を真に幸せにするのは誰なのか……切実なテーマを正面から描いた傑作コミック

◆作品紹介
主人公は 24 歳の派遣 OL・丸山成美…は仮の姿で、本当はダルダル星人の「ダルちゃん」。自分は「ふつう」ではないことを自覚し、周囲から浮かないよ うに「ふつうの人」としてふるまう様子を、著者は「擬態」と表現。そんなダルちゃんが、周囲の人を傷つけないため に「NO」と言わずにいつづけたことで、結果的に自分を深く傷つけることになるシーン等では、多くの 読者から「ダルちゃんは、わたしだ」と共感を呼び、「グサグサ刺さりすぎる」と大きな話題になりました。やがてダルちゃんは、自身が心の奥底に抱えていた 「ほんとうの言葉」を表現しようと創作に目覚めます。そして懸命にこの世界での居場所を探すダルちゃんに、希望の光が…… 「あなたを真に幸福にするのは誰なのか」を問いかける圧巻のラストにご注目ください。

◆書籍詳細
発行:小学館
定価:（各）850 円(税別)　A5判/並製　フルカラー112ページ

◆著者プロフィール
はるな檸檬（はるな・檸檬）　1983年宮崎県生まれ。漫画家・東村アキコ氏のアシスタントやOLを経て、2010年に、宝塚ファンの日常を描いた『ZUCCA×ZUCCA』（講談社）でデビュー。他の著書に『れもん、よむもん！』『れもん、うむもん！-そして、ママになる-』など。

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※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。