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2026.6.24

マキ・コニクソンさんと語る「“絶対”という言霊が叶えるもの」|作家LiLyの対談連載「生きるセンス Season.9」第3話

「年齢を重ねるって、どういうことですか?」作家・LiLyさんが人生の先輩を訪ねて歩いた人気連載『生きるセンス』がwebへとお引越し。より楽しく、より自由に、より心地よく生きるべく、人生のヒントをさらに深掘りしていきます。今回はゲストにマキ・コニクソンさんをお迎えします。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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第1話▶▶マキ・コニクソンさんと語る「知られざる下積み時代と女盛りの40代」
第2話▶▶マキ・コニクソンさんと語る「子供に贈ることのできる最高のギフト」

「I want〜」って言わない。 「I’m going to〜」って言う ――マキさん

LiLyさん(以下、L) 今日マキさんと話しながら、気がついたことあるの。それが、マキさんのある口癖。

マキさん(以下、M) え? 何だろ。もしかしてアレかな?

L そう、自覚しているかもしれない。マキさんは“絶対”という言葉をよく使っているの。

M そうだね。私は自分の勘をすごく信じていて、その勘が働いたときに“絶対”という言葉が自然に口から出てくるんだ。

L マキさんらしいし、素敵! それは昔から?

M 小さな頃から「これをやりたい」という気持ちがすごく強くて、さらに「それをやっている自分」がビジュアルで見えてくる子供だったの。「外国人と結婚したい」ではなくて「外国人と結婚している」。「海のそばに家を建てたい」ではなくて「海のそばに家を建てている」。でも小学生の頃に「私は“絶対〟そうなるから」って言ったらみんなに笑われたよね。

L それが今や、すべてを叶えている!

M だから私は「I want〜」って言わないの。「I’m going to〜」って言う。すべての成功は言霊が連れてくるから。ただうまく言葉にできないけれど、成功者になりたいというのとは少し違うかな。野心が次から次へとあふれてきてしまうだけ。

L 野心! 

M つねにやりたいことがたくさんあって、それに向かって一つひとつ努力するのが好き。もしかしたら努力を重ねても成功に辿りつかないこともあるかもしれない。でもそれはそれでいいの。「こっちじゃなくて、違う方向に幸せがある」って教えてくれているだけだから、感謝して別の道を歩けばいい。私は今までそうやってきたし、そのやり方が私に合っている。そして実際に結果を出すことができているから。

私は目標を掲げて実現するために逆算で計画を立てて実行することが好き――LiLy

L 同じ…。それを野心と呼んでいいなら私にも野心はあることにはなる。けど、正直なところ周りに野心家が多いこともあって、自分の野心は小さいと思う。足りないのかもしれないと反省することもあるくらい。要は、もともと私は怠け者で、できるだけチルしていたいの(苦笑)。

M うんうん。

L やりたいことはもちろんたくさんあって、そこの実現に向けてコツコツ努力することも大好き。けど、野心というとピンと来なくって。でも、夢という言葉ならピンとくる! 最近、女友達が本を出したの。彼女は元々私のファンでいてくれて、いつか自分も本を出すのが夢で、私と作品交換することが夢だったって、交換してサインをし合ったときに心から言ってくれて、感動して泣きそうになったんだよね。

M さすが、LiLyの読者! 自分の夢を叶えたんだね! 

L 作家デビューする前に小さなフリーペーパーで書いていたコラムのときから読んでくれていたみたいなんだけど、今では私以上のインフルエンサーで、ダンサー名「ピンキー」こと、窪塚優香さん! 俳優・窪塚洋介さんと結婚したことについて書いた『最高のパートナーに出会って幸せになる秘訣』(KADOKAWA)という本を出していて、読んだら自分に対するある気づきもあったよ。

M どんなこと?

L 詳しくは本を読んでほしいんだけど、ピンキーちゃんが出会った頃の窪塚くんはお金に無頓着なところがあって、「小銭しかない、880円しかない」みたいなこともあったみたいで。でもお金って自分から愛さないと入ってこないと気づいてから流れが変わったというお話なんだけど、これを読んで「私もお金をきちんと愛さねば!」と(笑)! 私の母親はビジネスよりもアート寄りの教育方針だったし、とにかくお金への欲望や執着をもつことは下品だという雰囲気の家だった。今でもそうも思うけれど、でもそれが許されるのは富裕層だけなんだよなぁ、お金は大事。

M うんうん。

L でも今は起業家として投資家と会ったりもしているわけで、「ああ、もっとお金に対して意識的であるべきだったな」とも思うの。さらに20代の頃からそれを前提に執筆できていたら「読者にまた違う人生も選択肢として提案できたんじゃないか」とまで思ったりもする。連載スタート当時の私はまだ23歳くらいですごく若かったから、謎の正義感とフェアさみたいな気持ちから、金で男を選ぶ女子を軽蔑すらしているところがあったの。でも実際にそこから20年以上が経っていろんな女子のその後を見ていると、離婚したあとも初婚でお金持ちを選んだことで財産を得ている人たちもいて、それはそれで正解でもあったわけ。「金で男を選ばない女」をまるで正義のように書いて、読者に多かれ少なかれ影響を与えたことの責任もあるのかもしれない、とも思ったりする。

M いや、それは違うよ、LiLy。“絶対”に違う。

L え? ほんと?

M あのときはお金に無頓着なLiLyでよかったの。お金に無頓着なLiLyが描く、あの世界観がよかったんだよ。

L そうか。

M そこに読者は共感したし、あそこまで熱狂的なファンがついたんだから。

L そっか。まぁ、そうか。本当に心の底から思っていることを書いたという点でも、まぁそうだね、あのときのあの私は、あのままでよかったのか。

M そう。そして今、また新しいことを学ぶタイミングが来ている。LiLyとってはそれがお金。人生、そうやって考えるとうまくいくのよ。

L 新しいタイミング、うん、そうだね。今だってお金で人を選んだりはしないし、でも学びはあってリニューアルはされている。 

M うん。私もよく誤解されるんだけど、前の旦那さんがお金持ちだったってことではなくて、自分でいっぱい仕事をしてきてるんだよね。私は自分で稼ぐのが好き。LiLyだってそうでしょう? 

L うん、大好き。その過程も含めて大好き。

M それでいいんだよ! 

マキ・コニクソン
雑誌やテレビなどのロケーションコーディネーター、プロデューサーとしてハワイの魅力を伝え続けている。その飾らない人柄とホスピタリティ溢れる仕事ぶりから、モデルをはじめ、俳優、タレント、スポーツ選手など、多くの著名人から慕われている。
Instagram:@makikonikson
LiLy
作家。1981年生まれ。神奈川県出身。N.Y.、フロリダでの海外生活を経て上智大学卒。25歳でデビューして以来、女性心理と時代を鋭く描き出す作風に定評がある。著書多数。2023年ロマンスコスメブランド「Bedin」をローンチ。
Instagram:@lilylilylilycom

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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イラスト: ekore

文: 本庄真穂

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