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2023.12.9

「皮膚の変態」美容家・大野真理子が出来上がるまで(後編)【大野真理子「美人はリスク」vol.4】

アパレルと美容の会社を経営する傍ら美容家としても活躍する、自称“皮膚の変態”こと大野真理子さん。美肌への変態レベルの情熱や、恋や仕事に悩める女子にアドバイスする経営戦略のようなトークは、SNSや誌面で圧倒的な人気を誇ります。そんな大野さんが「女という生き物」について考察する連載がスタート!『美的.com』にて、第2・第4週の土曜日夜に公開していきます。vol.3は、いよいよ大野さんの肌人生の後半にクローズアップ。

30代で結婚&出産。肌管理方法も激変!

連載3回目の記事で私の肌人生の前半をお伝えしましたが、後半は出産以降について綴りたいと思います。30歳で結婚、31歳で出産したのですが、産後はすごくドタバタして肌調子が落ち着かなかったですね。体調もあまり良くなくて、腰が痛い、首も肩も痛い、というような日々。初めての育児も私にとっては大変で、自分にかけられる時間も一気に減りました。そこで、 あれこれ何品も使っていたスキンケアのライン使いをやめ、ポーラB.Aの化粧水と乳液に投資して、一球入魂することに 。元気よく諭吉様は去っていくけれど、そのぶん効果も素晴らしい。 “私の全てを受け止めてくれ!!”みたいな気持ちで使っていましたし、実際に助けられました

これは長女が少し大きくなってからですが、育児の日常ってこんなもの(笑)

育児に余裕が出てきたら、また変態魂がむくむくと

子供が1〜2歳になると私も少しずつ余裕が出てきて、夫に子供を見てもらいゆっくり湯船に浸かる時間が持てるようになりました。血行促進系、アロマ系など、入浴剤を買い溜めしておいて、一人で入浴できるときにここぞとばかりに投入。お風呂は若い頃から大好きで入り浸ってきましたから、至福のご褒美時間でした。

そこからまた数年たち、 初めて美容医療にトライしたのが30代半ば頃 。確か顔の毛穴を小さくするレーザーフェイシャルだったと思います。ちょうど同世代の友人も少しずつ美容医療をやり始めていて、顔の産毛を取ると肌の透明感も上がる、というレーザー施術も周りで人気だった気がします。美容医療でキレイになった友人の肌にも触発されていました。 コスメやエステから新たな領域に足を踏み入れ、産後しばらく眠っていた皮膚の変態魂も少しずつモチベーションが加速していった時期です

変顔ばかりする息子と(笑)。私も30 代半ばで若いですが、今の肌の方が好きかもしれません。

30代後半、「顔」がますます忙しい

この頃 スキンケアはラグジュアリーブランド期に突入 し、クレ・ド・ポー、コスメデコルテのAQ、アルビオンのエクシアなどを使っていました。仕事もフルモードで復帰していたので、いろんなストレスのある日常の中でそれこそ癒しはやっぱり化粧品。少しずつ年齢も重ねているので、若い頃よりスキンケアの効果もより実感できるようになりお手入れも楽しかったですね。そして 美容医療も定期的に取り入れていたので、その影響で今度はドクターズコスメにも手を出し始めます 。ただでさえあれこれ使っているのに、 新しく使ってみたいものも多くて、まぁ顔が足りない(笑) 。白いボトルにシールが貼ってあるようなクリニック系のものを使ったり、ゼオスキン、リビジョン、エンビロンの御三家も(ちなみにこの御三家、真理子分析で言うと、ゼオは鍛えろ、リビジョンは耕せ、エンビロンはトータルで面倒見るぜ系)。そこそこパンチのあるものも使っていたので、たまに皮がむけることも。かゆくて、人と話しながらもポリポリしちゃって後で鏡をみたら皮がむけていた、なんてこともありました(笑)。でも、上手に使えば肌はピカピカになります。といいつつ、ドクターズ系はアイテムによって匂いやベースメイクを重ねた際にモロモロと出てくるヨレなどデメリットもあって、 最終的にはデパコスとドクターズ系を肌状態に合わせて適宜ミックスするという着地点に落ち着きました

44歳の今。ディオールのイベントにて。

そもそも、美容って何だ!?

そんなこんなで世の中のSNSブームにも乗っかり、インスタグラムでの発信を3738歳の時に始めるわけですが、 私自身を5文字くらいで簡潔に説明するのに何かわかりやすい言葉をつけたいなと考えていて、思いついたのが“皮膚の変態”でした 。そこで当時はあまりみんなが発信していなかった美容医療について触れたり、購入したコスメのレビューをしたり、インスタライブをしたり、はじめは完全に「趣味」でしたが、ありがたいことに皆さんに面白がっていただき(!?)、現在に至ります。

で、改めて今思うのが、 キレイになるって何? 美容って何だろう、ということ 。この答えは人それぞれ違うと思いますが、 私にとっては楽しく生きるためのツール 。だから、たまに「そんなに美容を頑張っていて疲れない?」と言われることもありますが、 私にとってはこれが好きで気持ちよくて楽しくてやっているだけなので、あれこれ肌管理することも、日焼けしないための格好でときにビジュアルを捨てることも全く苦ではないんですよね 。誰にも押し付けられていないので。

生きていればいろんなことがあるし、「キレイじゃないから幸せになれない」とか、「美容をちゃんと頑張れない自分はダメなんだ」とか、いろんな沼に落ちてしまうこともあると思います。でも迷ったら、 美容を人生のどのポジションに置くのか を考えてみてほしい。自分を不機嫌にさせてしまう美容なら、いったんやめてもいいと思います。 頑張りすぎずに楽しんでほしい。自分らしくあるための美容を一緒に掴みにいきましょ!

こちらもディオールのイベントにて。美容はまた、夢のある世界でもあります。

連載「美人はリスク」は毎月第2・第4土曜日に更新中!

▶︎▶︎連載まとめはこちら

大野真理子 公式YouTubeもチェック!

公式YouTubeチャンネル『大野真理子チャンネル【美容家|皮膚の変態】』が今秋オープン

スキンケアやメイクといった美容を中心に、旅行vlogや家族とのvlog(夫、娘、息子の4人家族です♪)、料理やいろいろな購入品などの動画をアップしています。 「人生も、美容も、遠回りせず、楽してイイものを知りたい!」という方はもちろん、「これからスキンケアを始めたい」という方まで楽しめるチャンネルを目指しています♡ 配信は、毎週金曜日と土曜日の20時。ぜひチャンネル登録を!


 

皮膚の変態/美容家
大野真理子
アパレルとコスメ会社を経営し、2018年にインスタグラムを通じて自称“皮膚の変態”として発信をスタート。説得力のある美肌や独自のスキンケアテクニック、愛用コスメがたちまち話題を呼び、現在のフォロワーは12.4万人。美容家としてさまざまメディアでも活躍するほか、自身のインスタグラム(@skinholictokyo)「真理子会議」で語られる恋愛哲学にもファンが多い。プライベートでは二児の母、44歳。10月スタートのYouTube『大野真理子チャンネル【美容家|皮膚の変態】』も要チェック!

撮影/榊原裕一 ヘア&メイク/田中康世(Nous) 構成/安井千恵

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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