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2023.10.14

美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days|わずか3か月で黒髪に戻す⁈ 高校留学生のヘアスタイル事情

長女の高校留学を機に、オーストラリア・メルボルンに移住した美容ライター・夏目 円さん。海外で遭遇する美容のアレコレを綴るビューティログ第2回は、長女念願のインナーカラーのその後と、初のヘアサロン体験談。【美容ライター&16歳。メルボルン母娘美容Days_vol.2】

“16歳の”女心と秋の空。母、まさかの展開に驚くもヘアサロン探しを開始

「ねえ、ねえ、いつヘアサロン行くの?」

そう娘に聞かれたのは、メルボルンに移住して3か月が経った頃。ショートカットだった私の髪もいつの間にかショートボブになり、しかもパーマもとれて毎日のスタイリングに苦戦していました。「だよね、そろそろ行きたいんだけど、どこのサロンに行けばいいのかわらからなくて。ちゃんと調べないとね、髪切りたいの?」

「うん、レイヤーを入れて軽くしたいし、カラーリングやめて黒にしようかなって」

えっ、あんなに似合っているインナーカラーをわずか3か月で卒業して黒に戻す?! 16歳ってこんなに心変わりが早いものなんでしょうか……。てっきり違う色でも入れるのかと思いきや、黒髪に戻したいとは、この心変わりについていけません。

「黒に戻しちゃうと、次にカラーする時、なかなか染まりにくいかもよ。ホントにいいの?」

「うん、もう飽きたし。それに、黒のほうがキレイに見えると思うから」

ふーん。まあ、本人がそうしたいなら私がとやかく言うこともありません。ということで、私は早速、ヘアサロンのリサーチを始めました。

Vol.1の通り、日本では母娘共に、もう何年も同じヘアサロン、同じスタイリストさんにお願いしていたものですから、新しいところに行くことにかなりの抵抗と不安がありました。私なんて、何ならずっと伸ばそうかぐらいの気持ちでいましたから……。

メルボルンのお洒落エリアに、日本人がひとりで切り盛りするヘアサロンを発見!

メルボルンは、カフェと同じぐらいのヘアサロンがそこかしこにあり、店構えもお洒落なところが多く、どれもハズレがなさそう(ものすごく失礼な言い方……)なだけに、選ぶのに迷ってしまいます。SNSやネットでいろいろ調べて、ようやく気になるところを見つけました。

それが、mika melbourneです。

セット面は2つ、シャンプー台がひとつ。このパーソナルな雰囲気といい、シャンプーからカット、ブローまですべてmikaさんが担当してくれるのが嬉しい限り。ミカ メルボルンはこちら

日本人オーナーのmikaさんがひとりで営んでいて、自宅からさほど遠くないPrahran(日本でいうところの代官山のようなお洒落エリア)にあります。日本人にした理由は、まだまだ英語がイマイチな私ですし、日本人の髪質をよくわかっている方にお願いしたいから。それに、ひとりで切り盛りしているところにも興味が沸き、ぜひお話を聞きたいと思ったのです。

早速ネットでカットとパーマを予約しました。いざ当日、まずカウンセリングがとても丁寧。使用するのは、大好きなOWAYの製品(イタリアのオーガニックヘアケアブランド)。そして、私の興味を引いたのが、サロンのロケーションでした。日本では見かけない、ビル一棟が“シェアサロン”で、エステやネイルサロンなどそれぞれ異なるオーナーがフロアごとに店舗を切り盛りしているのです。mikaさんは日本で25年以上のキャリアがあり、家族でメルボルンに移住しているそう。

ゆるーくパーマをかけ、えり足をすっきりカットしてもらいました。くしゃくしゃっともみこむだけのラフなニュアンスもいい感じ。

ヘアサロン選びの極意は、「しっかりと意思疎通ができる」ことに尽きる

家に帰ると娘が待っていました。

「あっ、髪切ったじゃん。パーマもかけたんだ。いいね、似合ってるよ」と褒められました。

「でしょー、いいよね。mikaさんすごく感じのいい人だったよ。センスもいいし、ひとつひとつの作業が丁寧なの。“今度は娘が行きますね”ってお願いしといたよ

「ありがとう、私もそこに行くー」

ということで、1週間後。

「どうする、私も一緒に行こうか?」

「いいよ、いいよ。ひとりで行くから大丈夫」

「あっ、そう」

16歳ですからね、ヘアサロンもひとりで行きますよね。

黒髪にしたことでツヤが増し増し、ヘアアイロンで極上ストレートに

希望通り、インナーカラーをいれた部分は黒に戻し、毛先を揃え、レイヤーを入れて帰ってきました。「おっ、可愛いねー。やっぱり黒もいいね、似合ってるよ」

「ありがとうー。mikaさんステキな人だね。話しやすかったし、やっぱり日本人だから安心しちゃう」

わかる、わかる。そうだよね、髪型のリクエストって細かいニュアンスが伝わらないととんでもないことになっちゃうから、意思疎通ができるってとても大事。黒に戻したことで、髪のツヤが増したように思います。前回の記事で紹介しているヘアアイロンでストレートにすると完璧です!

インナーカラーをしていた頃よりも黒髪のほうがやはり髪がキレイに見えますね。

オーストラリアの女子高生は、イマイチ反応が薄い?! 

黒髪にした娘のヘアスタイル、友達の反応がとても気になりました。

「ねえ、ねえ、その黒髪、友達の反応はどうだった?」

「うん、可愛いって」

また薄い反応だ……。私としては、髪色を変えたことで、“大人っぽくなった”とか、“髪がキレイに見える”とか、“日本人の黒髪がうらやましいよー”とか、そういう具体的なコメントを期待していたのですが、どうもこちらの高校生は他人の髪型に関心がないのか? あっさりしているようです。

絶賛愛用中のghdのヘアアイロン(上)。日本から取り寄せたオーセンティック ビューティ コンセプトのストレート プライマー(下)を併用するとさらにストレートになると娘は大喜び。

移住して3か月、娘も私も初めて海外でヘアサロンに行くという大冒険をしました。黒髪に戻しましたが、またインナーカラーを入れたいというかもしれません。髪が多少傷むとしても、娘が希望するなら私は反対する気はなし。何しろ10代ですからね、いろいろ挑戦してほしいですし、髪色だけではなく髪型も変えてほしいぐらいです。

次回は、娘のニキビを退治するため受診した病院でのやりとりや処方薬、日々のスキンケアについて紹介します。日本とオーストラリアでは病院のシステムが異なるので、その違いについても詳しくお話しますね!

 

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美容ライター
夏目 円
なつめ まどか/大学卒業後、出版社で編集者を経てフリーランスの美容ライター、エディターに。女性誌のファッション誌の美容記事をはじめ、ウェブマガジンの連載コラム、化粧品会社の広告制作など多岐にわたり編集・執筆。娘の高校留学の帯同を機に、2023年4月よりメルボルンに移住。人生初の海外移住生活をnoteにて連載、美容情報をInstagramにて発信

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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