“好き”を仕事にしたいけど一歩踏み出せないあなたへ！ 料理家SHIORIさんが読者のお悩みに本音で回答

オンラインで「やりたいこと」に挑戦してみたいものの、不安があって動きだせない……。そんな読者から集まったさまざなお悩みに、22歳でレシピ本が大ヒットし、現在は会員1万人のオンライン料理教室オーナーになっている料理家のSHIORIさんに答えてもらいました！

一歩踏み出せないあなたへ｜読者のお悩みに本音で回答！

Q．仕事や家事に忙殺されて新たな挑戦をする時間がない！

A．今の仕事を手放す勇気をもちましょう
「やりたいこと」が定まったら、それを実現する時間を確保するために「やらないこと」も決めることをオススメします。まずは抱えている仕事の中で、手放せる案件がないか探してみてください。家事に追われている人は、週に１回でも代行サービスや出張保育を使って負担を減らすことも検討してみるとか。お金を遣って時間を買うという先行投資をすることで、「必ずやり遂げるんだ」という覚悟が強くなるのではないでしょうか。

Q．ネットに顔と名前を晒すのは個人情報が漏れそうで怖い。

A．顔出しは親近感を抱いてもらいやすい
＼顔出しすると家族ぐるみで応援してくださる方々も！／

ネットには匿名や覆面で活躍している人もいますし、「個人ビジネス＝顔出し」がマストではありません。だから最初は匿名で始めてみて、メリットやデメリットを確認してみては？ ただ、お客様に信頼してもらうためには、顔と名前をオープンにする勇気も必要。私の場合はオープンマインドで自分をさらけ出すことが、生徒さんに親近感やコミュニティーに対する愛着を抱いてもらうことにつながっていると思っています。

Q．商品のアイディアを真似された！どうやって対処すべき？

A．真似される自分のセンスを褒めるという考え方も
＼他者が簡単に盗めないレベルまで商品を磨き上げることも大事です！／

私の場合は、「気にしても仕方ない！ それほど素晴らしいのだ」と思うようにしています。モラルに欠ける人は「流用はやめてください」と言っても聞き入れてくれない場合があるので、真正面から戦っても精神が削られることもあります。

Q．自分の特技がネットでは伝わらない気がします。

A．先駆者になる絶好のチャンスです！
自分の知識やスキルをネットで伝えることが難しいと思うなら、ライバルも諦めているということ。挑戦者が少ないからこそ、やる価値があるはずです。せっかく見つけたチャンスを諦めたらもったいないですよ。私の場合は誰も失敗しないレベルまでわかりやすいレシピを作り上げることで、「目の前で試食ができない」というネットのデメリットを克服することができました。

Q．お客様から理不尽なクレームが！下手に出て謝るべき？

A．真摯な対応で信頼関係を築いて！
クレームを下さる方は、あなたの熱狂的なファンである可能性があります。「ご意見ありがとうございます」と、誠実な対応をすることで信頼関係を築くことができればリピーターになってくれることも。媚びたり下手に出る必要はありませんが、クレームの中には自分の商品を改善するヒントが潜んでいることが多いので、あくまで真摯に、丁寧に向き合うことが大事なのではないでしょうか。

お客様の混乱を防ぐために、大事な情報は繰り返し伝えるべき。

Q．ネットで稼げる時代はまだ続くと思いますか？

A．成功を左右するのは商品の質
＼結局は地道な努力を継続することがいちばん大事／

数分でレシピを伝えるショート動画が流行っているのに、私のオンラインレッスンは2時間弱。時代に逆行するカタチでも勝負できるということ（笑）。商品を磨く努力を怠らなければ、トレンドが移り変わっても生き残ることができると思います。

＼詳しい内容はコチラをチェック！／

『おいしい仕事術』
生徒数1万人のオンライン料理教室の運営で心掛けてきたことを中心に、料理家・SHIORIが「自分の名前で仕事をする」ために必要な仕事の心得を初公開した1冊。絶賛発売中。￥1,540（小学館刊）

Profile
SHIORIさん
料理家。レシピ本『作ってあげたい彼ごはん』（宝島社）をはじめ、著書の累計発行部数は400万部以上。Instagramでの会員制オンライン料理教室「L’atelier de SHIORI Online」を主宰。
https://online.atelier-shiori.com/

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。