実は世渡り上手!? 本郷奏多さんのプライベートって?
ラジオ英語講座とともに生きた3人のヒロインが紡ぐ連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)。「ひなた編」に出演中の本郷奏多さんに、初出演となる朝ドラや演じることへの思い、プライベートについてお聞きしました。
俳優・本郷奏多さんの朝ドラへの思いとプライベートQ&A
Q.朝ドラに出演が決まったときはどんな気持ちでしたか?
A.僕は完全なる夜型人間で、お恥ずかしながら、朝ドラを見たことがなかったんです。両親に報告すると、とても喜んでくれて、周りからも「すごいね! いつから出るの?」とよく聞かれまして。出演させていただけることは本当に光栄なことなのだと実感して、オンエアもワクワクしながら見ていました。3世代のヒロインでつなぐ世界観を壊さないように、丁寧に演じております。
Q.演じるのは、時代劇スターを目指す大部屋俳優の五十嵐文四郎。少しクセのある役どころですね。
A.文四郎は駆け出しの役者で、最初の登場シーンからちょっと嫌なヤツなんですが、前を向いて一生懸命努力している姿には共感します。僕もこう見えて、仕事に対しては結構真面目なので。ただ、文四郎はちょっと不器用なんですよね。コミュニケーション下手で、人に誤解されやすく、そのせいで損をしていることも。もうちょっと器用だったらな、と思いながら演じています。ちなみに、僕は割と世渡り上手だと思います(笑)。
Q.ヒロインのひなた(川栄李奈さん)との関係も気になります。
A.これがですね、非常にもどかしいんですよね。いい感じになっていきそうな気配があるのですが、文四郎は好きな子にわざと悪口を言っちゃうようなタイプで、ひなたも、やんちゃで元気なヒロインなので、常に子供がけんかしているみたいな感じなんです。最終的に二人がどうなるか楽しみにしてほしいです!
Q.演じていて面白いところは?
A.殺陣のシーンが多いので、稽古を重ねたりと、新しいチャレンジは楽しいです。時代劇役者なので、いろんなカツラを試せるのも面白いですね。着脱は面倒ですが(笑)。斬られ役の方のドキュメンタリーなどを見ながら、イメージをふくらませて演じました。スターの影で番組を担っている役者たちの話も楽しんでもらえればと思います。他は、特別な役作りはしていないんです。役作りや、「役を自分のものにする」という言葉は自分には少しおこがましい気がしていて。役者は、演出や台本に書いてあることをきっちりと形にすることが仕事。スタッフの方々の思いや情熱を無駄にしないよう、職務として真面目に取り組もうと思っています。
Q.役者として手応えを感じるのはどんなときでしょうか?
A.見てくださった方からの「見たよ」とか、「あの作品よかったね」という言葉はやっぱりうれしいですね。僕たちの仕事は、頑張ってきた結果を多くの人に見て知ってもらえるという、ある意味珍しい仕事だと思うので、これからも、声をかけてもらえるような役を演じていけたらと思います。特に朝ドラは、僕のことを知らない方々にも見てもらえる機会でもありますし、役柄的にも、また新しいステージにいけそうが気がして、楽しみです。
本郷さんのインタビューは次回にも続きます。お楽しみに!
Profile ほんごう・かなた/1990年宮城県生まれ。映画『GANTZ』(2011)、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(2015)、『キングダム』『Diner ダイナー』(2019)など実写映画化への出演多数。原作リスペクトからその再現性にも評価が高い。大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)、映画『嘘喰い』にも出演。現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合 月~土曜8:00~ほか)での演技も注目を集める。
撮影/勝岡ももこ ヘア&メイク/髙橋幸一(Nestation) スタイリスト/川地大介 構成/松田亜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。