恐怖!驚くべきことに「紫外線は年々強まっている」と判明
気象庁は、2012年7月31日に「2011年の紫外線の状況の調査解析結果」を発表しました。
それによると、2011年の紫外線量は、観測地点のいずれも“観測開始以来最大”となった月があったといいます。
観測地点は、札幌とつくばと那覇の3地点。観測開始は1991年です。
このうち、札幌では、冬の期間(1~2月、12月)に、その月として観測開始以来最大となりました。
また、つくばでは一年を通して平年よりも紫外線が強かった月がほとんどで、特に6月はずば抜けて平年を上回り、観測開始以来最大となりました!
那覇でも6月は観測開始以来最大となりました。
昨年、紫外線が観測開始以来強かったなんて……。この観測結果を見て「あぁ、紫外線ケアをもっとしっかりしておけばよかった」と後悔したのは筆者だけではないはず。
果たして、今年はどうなのでしょうか? 以前と比べて、紫外線の量は年々増えているのか、ということが気になります。
■紫外線量は年々増えていた!
そこで、観測開始からの「紫外線年積算値の経年変化」をみてみると……。3地点のうち、札幌とつくばの紫外線量の増加率は、それぞれ10年あたり4.4%、4.5%。観測開始以降、紫外線が増加傾向にあることが明らかとなったんです。
気象庁はこの理由を、天候、空気中のちりやごみの量の変化が原因だとしています。高度成長期時代、工場からの煙などで東京の街はどんよりしていたのだそう。
しかし、今では地球環境に配慮した工場が整備されて、街の空気がきれいになりました。
東京から富士山の山頂が見える日が、1990年代と比べて増えているという観測記録もあります。
環境にやさしい取り組みは、誰もが推進することです。しかし、空気がきれいになって、紫外線が空気中のちりやごみに吸収・散乱されることなく、ダイレクトに私たちに届くようになっているのかもしれません。
昨年の紫外線量に対する紫外線ケアを後悔しても、もう遅い。今年も晩秋の頃まではまだまだ強い紫外線が降り注ぎます。肌だけではなく、髪にもダメージを与える紫外線……。
日焼け止めは毎朝欠かさず塗っている!という方も、さらに意識を高めていきたいですね。
■毎日の紫外線量を正しく知る方法!
紫外線対策に対する意識を高めるために、今日明日の紫外線量が正確に知ることは大切です。そこで、役に立つ無料アプリが今年新たに開発されたそう。
それが化粧品メーカーのポーラとNTTドコモが共同開発した携帯・スマートフォン用の無料アプリ『UVチェッカー』!
調べたい地域を選択すると、しわなどの原因になるUV-Aとシミなどの原因になるUV-B、それぞれのリスクを“5段階”で判定してくれます。
さらに、レベルに合わせて、必要なSPF値やPA値をアドバイスしてくれます。また、具体的なスキンケアの方法や生活アドバイスを紹介してくれるのも嬉しいところ。
さらに、UVクイズやUV基礎化粧品情報なども満載で、楽しめるアプリになっています。
日焼け止めは、肌に刺激を与えるので、本来は塗らないほうがいいもの。このアプリを活用すれば、紫外線が弱いときは、肌にやさしいSPF値の小さいもので過ごすという選択ができますね!
【紫外線対策】
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※ 紫外線ダメージを肌に残さないようにする意外な食べ物
【参考】
※ UVチェッカー
初出:美レンジャー ライター:河島みれい
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。