ライフスタイル特集
2013.8.10

「手土産」と「おもたせ」は違う?知らないと恥ずかしい手土産マナー

友人宅や取引先へ訪問する際に持っていく手土産。ちょっとした手土産といいつつも、贈るものや渡し方によってその人の心遣いやセンスが見えてくるのも手土産の特徴です。せっかく手土産を持っていっても、場合によっては「気の利かない人だな~」と思われてしまう可能性もあります。

お盆時期に彼や旦那様のご実家にご挨拶に行かれる方も少なくないかと思いますので、今回は失敗しない手土産の選び方、渡し方をご紹介します。

 

■手土産を選ぶときのポイント5つ

まずは喜ばれる手土産選びのポイントを見ていきましょう。

(1)訪問先の人数を考慮する

(2)相手の好き嫌いを事前に調べておく

(3)取り分けが簡単なものを選ぶ

(4)訪問相手の近所では買わない

(5)季節を考慮する

訪問先の人数を把握し、小さくても全員にいきわたるようなものを選ぶとよいでしょう。取引先への手土産であれば、すぐに配れるものを選んだり、ホームパーティに招待された場合は、包丁を汚さずに準備できるものの方が相手の負担にならないのでおすすめです。

そして意外とありがちなのが訪問先の最寄駅や近所での手土産購入。これは即席で購入したイメージを持たれてしまうので避けた方がよいです。

 

■失敗しない手土産の渡し方

せっかく選んだ手土産も、渡し方によってはその価値を下げてしまうことがあります。そこで、失敗しない手土産の渡し方をご紹介します。

(1)玄関先で渡すのはNG!

玄関先ですぐに渡したくなりますが、部屋に通されて挨拶をすませた後に渡すのがベストです。また、渡す際は外袋から出して渡しましょう。

(2)“手土産”と“おもたせ”の違いをしっかりと把握する

意外と知られていないのが手土産とおもたせの違い。手土産とは、訪問する人が持って行くお土産のことを指します。一方、受け取った人が“もらったお土産”を丁寧に言うときの言葉がおもたせです。もらったものをその場で一緒に食べるときに、受け取った人が沿える言葉として「おもたせで失礼ですが……」などと使います。

最近は同じような意味合いで使用している人も多いようですが、違いを知っている人に「これ、おもたせです」と言って渡すと、常識に欠ける女性だと思われる可能性もあるので、正しい言葉選びを意識しましょう。

(3)「つまらないものですが」よりは「心ばかりのものですが」

一言添えて渡すのが手土産美人。「心ばかりのものですが」「お口に合えばよいのですが」といった相手を配慮する言葉を添えると丁寧な印象につながります。「つまらないものですが」というフレーズは、相手への配慮から生まれたものなので間違いではありませんが、失礼だと感じる人も少なくないので、他の言葉を選んだ方が良いでしょう。

 

以上、失敗しない手土産の選び方、渡し方をご紹介しました。ただ持っていくだけでなく、選び方や渡し方にも気を配れる手土産美人を目指しましょうね。

 

初出:美レンジャー  ライター:玉村麻衣子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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