美的リーダーズ
2024.8.23

カラコンショップで働いた僕が教える「自分に似合うカラコンの探し方」

By Keiju

Keiju

皆さんはカラコンを購入する時、何を重要視して選んでいますか?色・大きさ・発色などといったところでしょうか。何百種類とあるデザインの中で自分に似合うものはどれなのか、なんとなくこれが良さそう?で、選んでいる方が多いのではないかと思います。
そこで今回は、カラコンショップで販売経験のある僕が、「似合うカラコンの失敗しない選び方」についてお話していきます。カラコンをつけてみたい方、まだ似合うカラコンを見つけられていない方、老若男女問わず必見です!!ぜひ最後までご覧ください!

カラコンの基本用語、正しく理解できていますか?

DIA(レンズ直径)とG.DIA(着色直径)の違い。混同しないように、しっかりと覚えておきましょう!

まずは、自分に合うカラコンを見つけるにあたって覚えておくべき基本用語のおさらいです。

・BC
レンズの曲がり具合を示した数値。自分に合ったBCでないと、カラコンがズレやすくなり瞳を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。眼科で自分に適切なBCを調べてもらえるので、視力が良い人も1度受診してみると安心だと思います。

・含水率
レンズに含まれる水分の割合を示します。含水率が50%未満のレンズを低含水レンズ、50%以上のレンズを高含水レンズと呼んでいます。ドライアイの方には乾燥に強い低含水レンズ、初めてコンタクトレンズを使う方や目が乾きにくい方には高含水レンズがおすすめです。

・DIA(レンズ直径)
カラコンのレンズ本体の大きさのことを示します。レンズ本体が大きいと瞳が酸素不足になりやすくなります。BCと同様に眼科を受診して適度なサイズを把握しておくと安心です。

・G.DIA(着色直径)
カラコンのレンズに色がついている部分のことを示します。サイズによって瞳(黒目)の大きさが変わるので、目の印象の変化が顕著に出てきます。

このDIA(レンズ直径)とG.DIA(着色直径)、似たような文字列に数字も似ているので、パッと見では区別がつきにくいです。特にG.DIAは購入カードに記載がなかったり、ウェブサイトでも商品概要をしっかり読まないとわからなかったり、確認がしにくいということが非常に多いように感じます。それもあってか、混同している方をよく見かけます。実際、「いつも同じ14.2mmを買っているのに、ものによって大きすぎたり小さすぎたりしてよくわからない」という声を何度も聞いてきました。ここでいう14.2mmとはレンズ直径のことであり、ものによって着色直径が異なるため、つけた時の大きさに違いが出てしまっているのです。

着色直径は明確に違いが出てくるので、カラコンを選ぶ上で1番と言っていいほど重要な要素になります。
では、実際に着色直径が変わると目の印象はどのくらい変わってくるのか、違いをお見せしていきます。

 

理想的な白目と黒目のバランスとは?

向かって右は裸眼です。片目ずつ隠して見比べてみると、黒目の大きさによる目力の違いがはっきりとわかります。

違いをお見せしていく前に、1つ大事なポイントがあります。それは、「目の黄金比」。白目と黒目のバランスのことなのですが、理想的な比率は「白目:黒目:白目=1:2:1」と言われています。目の横幅の半分の大きさが黒目になるとバランス良く綺麗に見える、つまりG.DIAはこの比率をもとに決めてあげればよいのです。「G.DIA(着色直径)=目の横幅÷2」というわけです。

今回は、G.DIAが12.5mm、13.1mm、13.6mmの3種類で比較してみます!目全体のバランスも考えながら見比べていきましょう。

 

裸眼

 

G.DIA12.5mm(chuulens Aery Rose Lucid Gray)

裸眼と比較すると、瞳のカラーは変わりますが黒目の大きさはほぼ変わらず、裸眼感を持たせたまま印象を変えられます。理想的な黄金比と比べると、少し黒目が小さく物足りない印象です。

 

G.DIA13.1mm(Hapa Kristin See Through Kristin Ash Brown)

黒目が裸眼よりわずかに大きくなったことで、目の大きさが黄金比である1:2:1になり、バランスのとれた目になりました。

 

G.DIA13.6mm(OLENS BIG GROWY Gray)

黒目がかなり大きくなった印象。ナチュラルなカラーであっても、明らかにデカ目になりインパクトが強すぎてしまうサイズです。

いかがでしょうか?たった1mmの差であっても印象は大きく変わりますので、皆さんもぜひ1度目元に定規をあてて、G.DIAはいくつが良いのか確認してみてくださいね。

 

カラー・デザインはどう選ぶ?

写真左が「フチあり」、写真右が「フチなし」です。

さて、自分に1番合うG.DIAの決め方はわかったので、あとはカラーとデザインを決めていきます。まずカラーの決め方ですが、「髪とアイブロウ(眉毛)の間の色」を基準にしてあげると失敗せず自分に似合うカラーを選ぶことができます。

ちなみに、黒目の色の濃さでカラーの見え方(発色)は変わってくるため、注意が必要な場合もあります。例えば、透明感が特徴になっている色素薄めのデザインのもの。必ずしも発色しないとは断言できませんが、黒目の色が濃い人がすると色が沈んでしまい、まったく発色しないというケースがあるのです。

自分の目が発色しやすいのかどうかは、何種類か試してみて判断するのが間違いないのですが、黒目の色が濃い人は発色しにくい(言い換えれば多少明るいデザインでも馴染む)、色が薄い人は発色しやすい傾向にあるくらいの感覚を持っているといいかなと思います。

また、デザインの中で大きく2つにわけられるのが「フチ」の存在。フチとは、レンズの1番外側にある色のついたラインのことを示します。

ベースとなるカラーが違う色で囲まれていれば、それは「フチあり」カラコンです。フチありのデザインは黒目と白目の境をよりはっきりさせるため、瞳を強調させることができ目の存在感がアップします。ぱっちりハッキリとした目にしたい方におすすめ。一方で、フチなしのデザインはナチュラルで柔らかく優しい印象を与えられます。カラコンをつけている感じを出したくない方や、学校や職場などで普段使いできるものが欲しい方におすすめです。自分の見せたい印象に合わせて選択しましょう。

 

自分が選ぶべきカラコンの特徴を絞り込むことができましたでしょうか?ここでお伝えしたものをベースに、好みや使いたいシーン、アイメイクの特徴などを加味してカラコンを選ぶと、より幅が広がっていきます。

0.1mm単位での小さな違いが、印象に大きな変化をもたらすカラコンの世界。なんとなくで選びがですが、メイクアップに欠かせない立派なアイテムなので、きちんと選ぶことが大切だと思います。理想の目になれるカラコン探しのお手伝いができていたら嬉しいです。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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Keiju

アーティスト

Keiju

2022年にデビューした「男性美容」をひとつの活動の軸にしているボーカル&ダンスグループ『BBM』のメンバー。音楽活動をメインにSNSではスキンケアのレビュー行う美容オタク。ネイルが好きで、毎月様々なデザインを楽しみながら男性美容を広めている。

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