齋藤 薫さん「変化が人を、さらに美しくする！」｜2020年“アンチエイジングコスメ”を振り返る【美的GRAND】

美容ジャーナリストが選ぶ、
’20年“アンチエイジングコスメ”5大TOPICS

2020の思いがけない気づき「変化が人を、さらに美しくする！」
文・美容ジャーナリスト 齋藤 薫

’20は本来がオリンピック年であり節目の年、各ブランドが長年の研究成果を見せるべく大型製品やリニューアルをぶつけてくるなど、もともと特別な年だった。結果として在宅時間の長さと、日常を整えたいとの意識の芽生えから、スキンケアは大きく盛り上がる。自分を大切にする人生の見直しからもエイジングケアに情熱を傾ける人が多かったのは、偶然とはいえ素晴らしい合致。

【TOPIC1】遺伝子ケア革命に、肌の寿命ケア革命

特に象徴的だったのは、遺伝子ケア革命で生まれもった運命をも変えられると訴えた新生ポーラ B.Aの誕生だろう。従来の遺伝子ケアが曖昧模糊としていたのに対し、これまで不要とされてきた98％の領域で遺伝子スイッチをＯＮにできるという運命大逆転の可能性を見出したのだから。エスティ ローダーのロングセラー美容液“ナイトリペア”も同じく遺伝子ケア革命をうたった。そしてファンケルは独自に若返りのたんぱく質を発見し肌の寿命をのばす革命的な美容液を発表、初めて「エイジングケアのファンケル」を宣言している。一方、人間が老いる最大の原因ともされる、血管が消えゆく「ゴースト毛細血管」へ化粧品としていち早く着目したクレ・ド・ポー ボーテのクリーム“ラ・クレーム”も’20エイジングケア革命の一翼を担った。

生まれつきを超える運命逆転のハリ弾力！

1 エスティ ローダー アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス

アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックスの詳細・購入はこちら 2 ポーラ B.A ローション
B.A ローション［医薬部外品］の詳細・購入はこちら 3 ファンケル コアエフェクター

【TOPIC2】“夜の家時間”が増えて、とことん充実！

さらに夜のおうち時間が長くなったことが功を奏し、ナイトケアが大きな飛躍を見せたのも見逃さないで。夜の肌生理にまつわる新発見も続々。夜に潜む魔の時間と闘うクレ・ド・ポー ボーテ、睡眠中30倍に高まる肌修復能力に届けるシャネル、疲労肌回復の技を見せたイヴ・サンローラン。改めて夜を若返りの“黄金時間”にしてくれたのだ。

毎夜毎夜のオーバーナイト肌再生で美肌はいよいよ夜作られる

1 クレ･ド･ポー ボーテ ラ･クレーム [医薬部外品]

ラ･クレーム［医薬部外品］の詳細・購入はこちら 2 イヴ･サンローラン ピュアショット ナイトセラム
ピュアショット ナイトセラムの詳細・購入はこちら 3 シャネル ル リフト クレーム ドゥニュイ

【TOPIC3】ブライトニングもさらに若返りへとシフト

ブライトニングも若返りの複合ケアへさらにシフト。コスメデコルテの王道美容液は不動の人気だが、今年を代表するランコムのローションから、ゲランの極上美容液“オーキデ”まで、“面”のくすみや色ムラの一掃で、より均一かつ端正な白肌へ導く名品を続々と輩出した。

“面の浄化”でくすみ色ムラ一掃

1 コスメデコルテ ホワイトロジスト ブライト コンセントレイト[医薬部外品]

ホワイトロジスト ブライト コンセントレイト［医薬部外品］の詳細・購入はこちら 2 ランコム クラリフィック デュアル エッセンスローション
クラリフィック デュアル エッセンス ローションの詳細・購入はこちら 3 ゲラン オーキデ アンペリアル ホワイト ザ セロムN
オーキデ アンペリアル ホワイト ザ セロムNの詳細・購入はこちら

【TOPIC4】目元オーラ創造メイク

さて、メイク界はwithマスクに慣れてくるにつれ、本来のメイク習慣を取り戻し、色落ちしにくい口紅の名品探しなど、以前より化粧もちや繊細な仕上がりにこだわるようになり、メイクの精度はむしろアップしたとみていい。主役はやはりアイメイクだが、多色パレットやニュアンスマスカラで目元に深みを出し、レフ板のように目元を下から照らすハイライトで“顔の上半身”全体を印象的に見せるような美意識も生まれている。

緊急！withマスクで気がついた顔の上半身全体を明るく印象的に

1 THREE アートエクスプレッショニストマスカラ 03

アートエクスプレッショニストマスカラの詳細・購入はこちら 2 イプサ キャッチライトスティック ブルー
キャッチ ライトスティックの詳細・購入はこちら 3 ディオール サンク クルール クチュール 689
サンク クルール クチュールの詳細・購入はこちら

【TOPIC5】その二面性が素肌美と化粧もちのカギ！

一方、ファンデーションもリキッドはより美容液に近づき、クリームのようなパウダー、パウダーのようなスティックなど、二面性をもつ仕上がりがリモートでもマスクでも美しい、素肌美と化粧もちをもたらすことで新たに注目を浴びた。

クリームのようなパウダー？パウダーのようなスティック？

1 ヘレナ ルビンスタイン プロディジー CELグロウ エッセンス ファンデーション

プロディジー CELグロウ エッセンス ファンデーションの詳細・購入はこちら 2 アンプリチュード コンプリートフィット パウダースティックファンデーション
コンプリートフィット パウダースティックファンデーションの詳細はこちら 3 アルビオン ベリーレア エアー
ベリーレア エアーの詳細はこちら このように新しい生活様式こそが、美容においても斬新な技や発想に気づかせてくれ、結果として未知なる美しさを目覚めさせてくれたのだ。変化が人をさらに美しくする…’20の思いがけない気づきである。
＼2020年ベストエイジングコスメ総決算／
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