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2024.12.2

ブースターやチーライト、国産のヘアケア…『美的』2024下半期ベストコスメの傾向は? 『美的』エディターズが解説!

美容賢者84名が「推したい逸品」に投票!そのランキングから見えてきたのはテクノロジーの進化や人気の質感・色味、豊作だったカテゴリー…etc。

注目すべきはココ!2024下半期ベスコス8選

私たちがひもときます!

メイクアップ部門 ベスコス担当 美容エディター

中尾のぞみ

「美的.com」ベスコス担当

児玉由希

総合・部門別 ベスコス担当 エディター

中島麻純

1.  【スキンケア】すさまじい進化を遂げたブースター!最強アイテムの誕生でその地位は確固たるものに

総合1位、アンチエイジング美容液1位、保湿美容液2位、ブースター1位と上位を独占!「クレ・ド・ポー ボーテ」

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各ブランドが誇るスター製品のリニューアルが相次ぎ、ブースター部門がかつてない程、大盛況。

児玉:スキンケアの最初にブースターで肌の土台を整えることはもはや定番になりましたよね。

中尾:サブ的ポジションだったのが、’24年下半期で一気に主役級に。特にクレ・ド・ポー ボーテはスキンケアの浸透を助けるだけでなく、肌のふっくら感も透明感も輝きも欲しい機能全部のせ!

中島:機能がマルチだし、肌質や悩みは人によって違うから当然効果の感じ方も違う。だからこそさまざまな部門での受賞につながったのかと。

中尾:真っさらな肌に使うものだから、自分がなりたい肌に導いてくれる成分を入れ込みたいと思うのは自然。ブースターの進化は必然なのかも!

2.【スキンケア】ハイプライスアイテムはクリーム祭り!!高級アイテムでフタをするが究極の贅沢スキンケア

1位:SK-II

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2位:ポーラ

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4位:ゲラン

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5位:ラ・メール

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成分が贅沢に詰め込まれた高機能クリームが豊作。下半期という時期も関係してか、質感はどれも濃厚で最高レベルのしっとり感。

中尾:ブランドを代表する成分をこれでもかと凝縮した印象。個人的にはSK-ⅠⅠの過去最高濃度の超濃縮ピテラ™への期待値が絶大。

中島:高価なのに通常のクリーム部門でも1位なのは、それだけ効果実感が高かったからですよね。ちなみに1回分に換算すると¥853。

児玉:勇気はいるけれどエステに行くより安いし、翌朝に効果が見えるのはうれしいですね。スキンケアへのモチベーションも上がって、自分をいたわってあげようって思えます。

中尾:本当に。ハイプライス帯にはマインドからもキレイになれる効果が絶対あるはず!

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2024年下半期ベストコスメ ハイプライススキンケアランキング

3.【スキンケア】リップケアアイテムのエントリーが過去最多!名品が続々誕生

1位:コスメデコルテ

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2位:ラネージュ

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4位:センサイ

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5位:エスト

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コロナ禍を経てリップ需要が高止まりする中、土台となる素の唇磨きがトレンドに。

中尾:透け感リップが旬な今、唇の美しさがリップの仕上がりを左右するということに改めて気づかされた! だからこそ、ふっくらキレイなフォルムや色を美しくケアする本気度の高いアイテムが増えてきたんだと思う。

中島:SNSなどで加工後の美しい顔を見て、リアルにそうなりたいと思う人も多いはず。

中尾:それもありますよね。最近の明るいシアーなリップは、くすみのない唇の方が断然映えるの! 以前はコンシーラーでカバーしていたけれど、それだと作り込みすぎてかわいくなくなっちゃう。ありそうでなかったこの唇ケアのトレンドは今後も続きそう。

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2024年下半期ベストコスメ パーツケアランキング

4.【メイクアップ】これまででいちばん「ハイトーン」な色味にも支持が!明るく艶やかな肌の人気はまだまだ継続中

アイテム問わず1位はツヤ仕上げが席巻(せっけん)

1位:コスメデコルテ(リキッドファッション)

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1位:パルファム ジバンシイ(ルースパウダー)

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1位:SUQQU(下地)

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最も明るい色を色調追加!

2位:イヴ・サンローラン(コンシーラー)

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3位:KANEBO(クリームファンデーション)

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ツヤ肌人気は堅調ながら、方向性に変化が。

中尾:SUQQUの下地もコスメデコルテのリキッドもツヤツヤではなく、〝ナチュラルな範囲での最大限のツヤ〟という仕上がり。カバー力もあり肌ノイズをクリアにしてくれる感じ。

中島:確かに以前はみずみずしい〝水光肌〟みたいなツヤが人気だったけれど、今は上品なツヤ感。色調もどんどん明るめに。

児玉:明るいだけでなく透明感もあり、どんな肌トーンの人でも違和感なくトーンアップできる。発色となじみの良さも魅力的です。

中尾:明るい肌は淡い色のメイクも映えるから、目指したいと思うのもわかる気がする。自分の肌の色に合うものから〝なりたい肌色〟へ、色味の選択基準が変化していると感じます。

5.【メイクアップ】ヌケ感もしゃれ感も自動的にオン!質感向上の定番カラーが台頭

ルナソル

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イヴ・サンローラン

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肌になじむ定番カラーなのにどこか今っぽいのは、多彩なベースカラーと質感にあり。

中尾:どれも使いやすい定番の色が多いけれど、例えばトープのベースにほんのり血色を足してモーヴに転ばせていたり、ブラウンにブルべの雰囲気を忍ばせたりと、色味が複雑化。

中島:ともすれば古くなりがちななじみカラーも、複雑なニュアンスでしゃれるんですね!

中尾:そう! 色の進化に加えて質感にもひねりが加えられていて、輝きが際立つようになっていたり、オイルを減らすことでパウダーのふんわり感が出せるように。だから、特別なテクニックがなくても、塗るだけで自動的に今っぽくアップデートができるんです!

6.【メイクアップ】ひと塗りで血色感も明るさも手に入る。チーライトは絶対に買うべき!

ディオール

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SUQQU

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チークが豊作だった下半期、ハイライトにも使えるライトな色調に注目が集まった。

児玉:チークにもハイライトにも使える〝チーライト〟というワードはSNSでも大バズり!

中島:ディオールとSUQQUはチークとハイライトの両部門で入賞しているんですよ。複数の部門に入賞する、マルチさの際立つアイテムが下半期は本当に多かったなと思います。

中尾:かわいい色がたくさん登場して、チーク中心にメイクを発想することが増えましたね。中でもチーライトは明るい色が特徴で血色もツヤも作れるから、下まぶたにかかるように使ったり、明るい色を多めにとってフェースパウダーとしても使えたりと使い勝手抜群です!

7.【ライフスタイル】インバス、アウトバスともに1位を獲得!今、ヘアケアは国産が熱い

1位:uka

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1位:Hair Theory Lab(R)

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インバスヘアケア、プチプラインバスヘアケアのどちらにも入賞!

オルビス

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外資系が多い傾向にあったヘアケア部門に国産アイテムの波が到来。

中尾:欧米人との髪質の違いや美しいツヤ髪への需要の高さ、技術力…ものすごい進化で、国産だからこそかゆい所に手が届いている気が。

中島:オルビスがプチプラ部門でもランクインしているように、クオリティが高いのに、国産だからこその価格もうれしいですよね。

中尾:オルビスのヘアミルクが宣伝していないのに、口コミだけで人気を集めていたのは記憶に新しいところ。今回のヘアマスクもそうなるかもしれない!? また頭皮をケアするクロモジ由来成分を使ったukaや、髪の「絶対水分バランス」に着目したHair Theory Lab(R)は、成分が天才的に素晴らしくて、どちらも1位なのは納得の結果といえそう!

8.【ライフスタイル】乾かすだけではもう満足できない!進化したドライヤーは度肝を抜くスタイリング力!

1位:パナソニック

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2位:リファ

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3位:ダイソン

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美容機器ランキングの上位3点がすべてドライヤーという結果に。潤いケアや、根元を立ち上げる機能、ストレートアイロン型と、どれも機能がユニーク。

中島:高価格帯のドライヤーは近年急激に売り上げを伸ばしているそう!

児玉:自宅でサロン級の美髪ケアを可能にするという発想ですよね。誰しも何かしらの髪の毛の悩みがあるから、速乾+αの機能でニッチに進化しているし、高いけれど1台で複数の機能を使えるのはとても便利だなって思います。

中尾:美容系インフルエンサーなどセミプロ層の影響で、美容にお金をかける人が増えている表れなのかも。乾かす過程で根元の立ち上げやストレートになど、スタイリング力の高さはどれも秀逸。時短にもなるので投資の価値ありです!

『美的』2025年1月号掲載
撮影/辻郷宗平(Bebop) 文/金子由佳、森本恵子、三谷真美 構成・文/中尾のぞみ、斎藤穂乃香(本誌)、中島麻純・赤木さと子(スタッフ・オン) 取材協力/鈴木 晶

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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