メイクアップニュース
2014.3.5

大高博幸の美的.com通信(210) ふくらみすぎのポーチ、閉まらなくなるマスカラ  アトランダムQ&A×2  No.33

Q  ヘンな質問で恐縮ですが、いやがらないで聞いてください(´-`)。私の悩みのひとつは、毎日会社へ持っていく化粧ポーチ(フツーより大きめのサイズ)が、パンパンに ふくらんでいるコトです。きつすぎてファスナーが壊れるコトも しばしばで、買い替えるのもタイヘンです。私の一番の欠点は、結果的に使わないモノまで「一応持って行かないと不安だ」と考えてしまうコト…。それだけは分かっているのですが、ポーチのダイエット法を ぜひ教えてください。 (パンク・ポーチ、22才、混合肌、会社員・事務職)

A  「一応持って行かないと不安」という気持ち、女の子らしくて僕は好きです。
でも、ポーチ・ダイエットしたいという意志は貫きましょう。成功すれば、ポーチだけでなく、気分もスッキリするはずです。まずは1週間様子を見て、結果的に携帯しなくてもOKだったアイテムをポーチから外してください。それらはタッチアップ(メーク直し)には なくても大丈夫、なんとかなるモノなので、家に置いておくコト。また、朝のメーク時には不要でも タッチアップ時には不可欠なモノがあるなら、それは会社の机の引き出しに入れておくようにしてみては?

ブレンドクリエイション
(上)コーセー エスプリーク ブレンドクリエイション アイ&チーク(ビターライン) F-1、(左から)F-4、F-2、F-3

それから、ココが大切ですが、たとえば、パウダーアイカラーとパウダーブラッシャー…、それぞれのコンパクトを携帯すると、ポーチは それだけでスペースがなくなりがち。なので、それらが ひとつになったコスメを用意する…。それだけでポーチは俄然スリムになります。僕が とても良いと思っているのは、昨年10月下旬に定番新発売された、
コーセー エスプリーク ブレンドクリエイション アイ&チーク(ビターライン) 4種 本体ケース込み¥3,200(編集部調べ)
最上段がアイカラー(右)とラインカラー(左)、2段めがアイ&チーク用のハイライトカラー、3段めがアイ&チーク用のウォームカラー、4段めがチーク用のブライトカラーです(ダブルエンドのシャドウチップとチークブラシ付き)。
2段めと3段目をアイ&チークの共通カラーとして用いるため、メークに統一感が生まれるという賢いアイテム。密着力も発色も持続力も花マルなので、タッチアップそのものもラクになるはず。
詳しくは、http://esprique.com、または 0120-526-311へ。

その他、①ポーチに入れるマスカラは、たとえばロング&ボリュームタイプ1本に絞るとか、②リップスティックはメークアップアーティストのように、プラスティック製の仕切り付きの小さなピルケースに数色を詰め合わせるetc、自分で納得の行く方法を考えてみてくださいね。

 

Q  私はマスカラ大好き女子で、一日に何回も重ね塗りしています。重ね塗りする度に、まつげが天に向かって伸びて行くのが快感なんです\(^o^)/。でも ひとつ困っているのは、使い切る前にマスカラのキャップがキチンと閉まらなくなるコトです。私が愛用しているマスカラは いわゆるプチプラ系なので、美容部員さんは いません。なので相談は できないのです。どうすればいいか教えていただきたく、お願いします。 (コテコテ・まつげ、19才、やゝオイリー肌、学生)

A  コテコテさんが愛用しているのは、まつげを伸ばす繊維入りのマスカラですよね? キャップがキチンと閉まらなくなる原因は二通り考えられます。
① コテコテさんは多分、マスカラを使う際に、ブラシの付いているキャップ部を持って、液の入っている筒との間を繰り返し何度も往復運動しているはず。液をブラシに たっぷり含ませようとして、つい そうしてしまうのだと思いますが、そうすると筒の口元に繊維入りの液が少しづつ こびりついて行きます。それが重なるうちに、キャップがキチンと閉まらなくなるのです。ヘアピンのようなモノを使って、口元に こびりついた固まりを ゆっくりとキレイに取り除いてみてください。それだけで、ほとんどの場合、問題は解決します。
② もうひとつは…、①と同じ往復運動を、垂直にではなく、角度をつけて行っている可能性も考えられます。それが原因で、キャップとブラシの間にあるワンドが徐々に曲がっていく場合があるのです。コレは簡単には直せませんので、次回から注意するしかないでしょう。
①も②も、使用法に原因があるワケで、プチプラ系のマスカラだからではありません。高価格のマスカラでも、扱い方次第で同じ不都合は生じます。コテコテさんは気づいていなかっただけだと思いますが、これからは今まで以上に優しく丁寧に取り扱ってください。そうすれはマスカラも喜んで、最後まで しっかりと お仕事してくれるようになりますよ。

では、パンク・ポーチさんも コテコテ・まつげさんも、GOOD LUCK!!

 

 

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ビューティ エキスパート
大高 博幸1948年生まれ、美容業界歴47年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸の美的.com通信 https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/

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