大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
■ブログ:http://yukiishihara.com/
■Instagram:@yukiishihara1112
京都のコスメと言えば、修学旅行生から美容コンシャスな大人女子まで知名度抜群なのが、「よーじや」。
とくに、表紙にインパクト大のロゴマークが描かれている金箔打紙を使用した“あぶらとり紙”は、美的読者のみなさんにとっては説明するまでもないですよね。私も中学校の修学旅行で訪れたときから、京都に立ち寄るたびに購入してしまいます。
そんな「よーじや」が、祇園や三条といった路面店だけでなく、京都市内の老舗ホテルにも入っているというのは、意外と知られていない情報かもしれません。
京都市役所の向かいに位置する「よーじや 京都ホテルオークラ店」は、2019 年の2月にリニューアルされたばかり! フロア面積が広がり、ショップスペースに加えて新たにエステルームとギャラリースペースができました。
こちらにはエステルームがあり、市内の祇園店、三条店と同様に、ヒアルロン酸高配合のスキンケアライン「うるおいぷらす」を使用した「フェイシャルエステ:50 分 ¥5,500(税抜)」が体験できます。
まずは肌状態を測定し、その数値の結果をもとに施術をスタート。メイクを落としたら温かい蒸気を浴びながら洗顔を行い、デコルテから肩、顔全体をオイルでマッサージ。その後、潤いを与えて肌を整えます。
ラグジュアリーホテルの中にある静かで落ち着いた空間の中で、リーズナブルな価格でエステが受けられるのは貴重!
京都を訪れたら寺院や神社など、街の観光にも時間を割きたいもの。混み具合などによって、ホテルに立ち寄る時間が曖昧になるかもしれませんが、そんなとき、予約に空きがあればふらりと立ち寄って施術を受けられるというのもありがたいです。
ゆっくり横になり、ふと目を開けると日本らしい障子が目に入ってきて「京都にいるのだな~」という実感がわきました。
エステを受けた後は、「よーじや」のアイテムを使って、スタッフの方のアドバイスを受けながらフルメイクができるのも魅力です。
発色が美しいカラーアイテムが豊富なので、普段あまり塗らない色にトライするのも良さそう。
ギャラリースペースには、「よーじやのあゆみ-あぶらとり紙と舞台化粧-」をテーマに、よーじやの歴史や舞台化粧の文化が展示されています。
看板商品のあぶらとり紙の歴代商品や、“おはぐろ”、“紅”など、よーじやのルーツである化粧品を用いた昔の舞台化粧などは興味深く、100年以上、女性の化粧を見つめてきた「よーじや」の歴史を感じる空間は、美の歴史館さながらの雰囲気ですよ。
伝統とモダンが融合した京都は、街歩きが楽しい場所です。古都としての古き良き魅力を残した落ち着いた雰囲気ながらも、可愛いカフェや雑貨に出合える三条は、大人女子の街歩きにおすすめのエリア。
たくさん歩き回ってちょっぴり疲れを感じた頃に立ち寄りたいのが、三条通にあるオーガニック石鹸などを扱う「京都しゃぼんや 三条本店」。
可愛らしい店内には看板商品の色とりどりの石鹸が並びます。
なかでも「舞妓石鹸」は、店舗限定のアイテム。先斗町の舞妓さんが愛用していた白ぬか、米ぬか油、シルクの入った石鹸で、今では舞妓さんのみならずお土産でも大人気だとか。
さらに店舗奥には、町屋の趣が残されている足湯カフェ(30分:1名・足湯のみ¥1,500)が! 「とくに足湯だけを全面的に押しているわけではないのですが、口コミでいらっしゃる場合が多く、リピーターの方も多いですね」と、石鹸職人のご主人とともに「京都しゃぼんや」の経営に携わる大橋美貴子さん。
散策の途中で温かいお湯に浸かりながらお抹茶やスイーツがいただけるなんて、嬉しいことずくめ! 私はほんのり甘みのある祇園辻利のグリーンティと和のフィナンシェのセット(¥1,500)をいただきました。
一度に足湯ができる人数には限りがあるので、あらかじめ予約をしていくと良いでしょう。ひとりでもお友達と一緒でも、江戸時代から受け継がれてきたお庭を眺めながらホッと一息つける安らぎの場です。
新緑の美しい季節。ぜひ京都に出かけて、神社仏閣だけでなく、京コスメに出合える美容スポットをめぐってみては?
<取材協力>
大学卒業後、女性誌やウェブサイトを中心に、美容、旅行関連の取材・執筆を行うほか、美容皮膚科医や美容師などの専門家や、メディアに向けたレターの製作、TV・ラジオ出演、講演など多方面で活動中。現在は、“旅=楽しむだけでなく、美を磨くためのエッセンス”と捉え、国内外を問わず、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材を多く行う。“人生を彩るために、美容する”がモットー。
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