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2026.6.1

桜田ひよりさん×木戸大聖さんのあふれ出る透明感を激写!映画『モブ子の恋』インタビュー【♯美的エンタメ部】

桜田ひよりさん×木戸大聖さんがW主演を務める、映画『モブ子の恋』が2026年6月5日に全国公開されます。社会現象を巻き起こしたドラマ「silent」「海のはじまり」を手掛けた風間太樹監督が、総発行部数150万部を超える田村茜さんによる同名漫画を映画化。主人公“じゃない”わたしと僕が紡ぐ、脇役どうしのラブストーリーです。主演の桜田さんと木戸さんに、『♯美的エンタメ部』でインタビューしました!

EDIT&WRITING: かわむらあみり

かわむらあみり

かわむらあみり

エディター・ライター

ライター・編集者・エッセイスト。大阪府生まれ。出版社勤務後、独立。著書に、自身の体験をもとに綴ったエッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)がある。マガジンハウス『anan』、映画雑誌『FLIX』、朝日新聞社「好書好日」「ぴあ」「リアルサウンド」他、音楽、日本・韓国のドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。エンタメ雑誌から韓国ドラマのムックまで、WEBや雑誌でコラム連載やインタビュー、編集に従事。コン・ユさんとエンタメをこよなく愛し、美容は超敏感肌ゆえに肌に合うやさしいアイテムを愛用。美的では「♯美的エンタメ部」を担当。

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桜田「どうか幸せになってほしいと思いながら演じていました」

ーー桜田ひよりさんは人見知りで控えめな性格の女子大生モブ子こと「田中信子」役、木戸大聖さんはモブ子の初恋相手で同じスーパーでアルバイトする大学生「入江博基」役ですが、台本の印象や役を演じてみてのお気持ちからお聞かせください。

桜田 もともと原作を読ませていただいていたのですが、台本を読んで最初に考えたことは、「原作や信子の魅力を最大限に引き出しつつ、自分なりの信子をみなさんにお届けしたい」ということでした。信子が持つ内向的な弱さや不安な部分、人に対する接し方などをとらえたうえで、風間監督には、私の内面に眠る弱さや不安みたいなものも投影しながら役を作っていけたらというお話をさせていただきました。

信子や自分自身と向き合う時間が長かったです。信子の人に対して考えすぎてしまうところは、私からすると魅力的でとても素敵なことだと感じていて、「どうか幸せになってほしい」と思いながら演じていました。

木戸 僕は入江が、ひとりで頑張っている信子に気づいてあげられるところが好きだなと。でも気づいたからといって、何か言葉をかけてあげるところまではできないのですが、ちょっとした人の頑張りに気づけるところが彼の良さです。入江はそういう積み重ねで、信子のことを素敵だなと思っていって。原作では前半から入江目線が描かれているのですが、映画には無い部分が多いので、観終わってから、「あの時から入江も信子に対してちょっと気持ちがあったんだな」と思い返すようなことになればいいよね、と風間監督とはお話ししていました。

だから、最初のほうは彼の気持ちが表出しないように演じていたのですが……一方でこれまで出演させていただいたラブストーリーの役では、好きな気持ちを前面に出すキャラクターが多かったので、今作では信子への感情が出すぎると、監督から「今のは出すぎてる」と細かく演出してもらいながら、引き算することが多かったです。入江役で新境地を開きました!

ーーおふたりは初共演ですが、最初の印象と共演を終えてみての今の印象に何か変化がありましたか?

桜田 木戸さんのクランクインは、映画の予告でも使われているショッピングカートを押しているシーンだったのですが、そのときに初めて入江としての木戸さんを見て、本当に役柄そのままだと思いました。シロツメクサを踏まないように一生懸命よけながらカートを押している姿は、信子にとっても私にとっても、印象的なシーンでした。きっと木戸さんが本来持っている人に対しての温かさや小さな心配りみたいなものも含めて、すごく伝わってきたので、それからも純粋に楽しんでお芝居できると思いました。

撮影を追うごとに、過酷なシーンや感情を揺さぶられるシーンもあるなか、信子としてひとりでさまざまなシーンを撮影する日もあって、そのときには入江くんを思い出す時間は多かったです。ふたりが会話をしているとき、信子は入江くんのことをどういう風に思って、どんなことを考えているのか。そこは入江くんに助けられた部分がたくさんあったので、木戸さんにしかできない入江くんが素敵で、かわいらしく仕上がっているという印象はずっと変わりありません。

ーー木戸さん、桜田さんに絶賛されておりますが、お気持ちはいかがですか?

木戸 照れくさくて……もう帰っていいですか(笑)? 本当に嬉しいですね。桜田さんのこれまでの出演作品を観させていただいているので、撮影現場でもそうですが、この映画の初号試写を観終わった後にも、「桜田ひよりってやっぱりすごい」と実感していました。信子ひとりのシーンは初号試写で初めて観たのですが、とくにこの作品はゆっくりと時間が流れるからこそ、人と人とのシーンやひとつずつの表情を繊細に演じていらっしゃるなと。

ふたりの関係は1ミリ単位で進んで、ゆっくり成長していく物語なので、表面的にお芝居をしてしまうと、おそらくすごくチープなものになって作品のよさを消してしまうと思うんです。でも桜田さんの佇まいひとつから、すごく細かくお芝居をされているので、役者として素晴らしいなと。おかげで僕も、桜田さんのまとうオーラのようなものを感じながら並走することができたし、刺激を受けた部分がたくさんありました。ただ、現場のオフの時間には、スタッフさんと無邪気に談笑していて、現場をパッと太陽のように明るく照らしているなと。みんなが「いいものを撮ろう!」と思わせてくれる存在です。

桜田「ネガティブになるのは、一生懸命やってきた証拠」

ーーふたりの恋愛はゆっくりとしか進まないですが、そんな恋愛模様においてもキュンとするようなシーンといえばどこでしょうか。

桜田 それこそ入江くんに関して言うと、カートを押している時にちょっと重いのか、口がキュッとなるところですね。入江くんの一生懸命さが感じられて、それは人に見せるわけでもなく、自然に出てきてしまう仕草でもあって。木戸さんが持っている本来のお茶目な部分が垣間見えて、信子として、その瞬間を見られてよかったです。

木戸 僕は、ダンボールを片付けるお手伝いに信子が来てくれるシーンですね。入江が重いものを持ったときに「よいしょ」と言って、信子がまねをするのですが、すごく素敵だなと。誰かに聞かせたいわけではなく、自然と口から出る「よいしょ」を何度も探っていった記憶があって。あえて言っている感じにならないように、荷物を持っていて不意に出る「よいしょ」を入江としてまずちゃんと言うようにして、それを信子が見たうえでまねするという、注目してほしいシーンにもなりました。

ーー信子と入江の姿からは、自分をモブのように思っていても、誰かにとっては大切な存在でもあることが伝わってきます。誰しもいつもうまくいくわけではなく、たとえば恋愛や仕事などで自己肯定感を高く保てない時期もあるかもしれませんが、ポジティブに進むにはどうすればよいでしょうか。桜田さんと木戸さんの性格はネガティブか、ポジティブかどちらですか?

桜田 私の場合、根はネガティブなのですが、マイナスな感情になったときの自分を知っているので、多少何か大変なことやつらいことがあっても、そうならないようにと心がけています。生粋のポジティブではないですが、ポジティブになれるように頑張っているということですね。

 でも、もしもネガティブな気持ちやそんな状況になってしまった方がいたら、無理にその気持ちを変えなくていいと思っていて。それはいろいろと経験してきたなかで、生き抜いてきた証拠でもあると思うので。ただ、今後、同じことが起こったときにまた繰り返さないように、いろいろな選択をできるようにしておくと、また違う一歩を踏み出せるかもしれない。いつもと違うことに挑戦してみる努力は大切だなと思います。

木戸 僕も少しネガティブなところはあると思いますが、どちらかというとポジティブなほうです。自信をなくすようなことがある場合、もともとネガティブな人ならなおさら無理にポジティブになろうとしなくてもいいと思っていて。時間が解決してくれる部分もあるだろうから、落ちるとこまで落ちていい。もしも誰かが落ち込んでいたら、「今は無理しないで話せる時になったら話してね」と声をかけたいですし、なんなら「話さなくてもいいよ」と僕は言うかな。無理に早く元気になってほしいとは思わないかもしれません。自然体でいてほしいですね。

桜田「甘いものを控える、夜更かしをしない」木戸「運動して体を整えます」

ーーご多忙のおふたりですが、お休みのときのリフレッシュ方法は? 

桜田 休日はひとりで過ごすことが多いですね。トイプードルを飼っているので、よく一緒に出かけます。桜がきれいな季節は、桜の写真を撮りに行くこともありました。美術館に行くこともすごく好きなので、絵の展覧会に行ったり、写真の展示会に行ったりしています。 

木戸 僕は趣味のゴルフが年々好きになっているので、ゴルフをしたり、自然があるところに行ったり。車の運転をするのも好きなので、どこに行くと決めず、ひとりでドライブに出て、高速を走るのも好きです。そのなかで、たとえば「レインボーブリッジを渡りたいな」と思ったら、その方向へ行ってから千葉のほうまで行ってみて。じゃあ美味しいものを食べたいから「海鮮丼を食べよう」とか、次は「アウトレットで買い物しよう」とか。スケジュールを決めずに、きっかけはドライブから始まって、自由に過ごす休日です。

ーーでは、ライフスタイルにおいて美容面で気をつけていることはありますか?

桜田 甘いものを控える、夜更かしをしない、というくらいですね。最近は、髪のきれいな方は魅力的だと思っていて、髪のケアに少し力を入れています。撮影など何回もヘアアイロンをあてることもあって傷みやすいので、髪のトリートメントに凝るようになりました。

木戸 僕は普段、運動して体を整えます。あとは日焼け止めをちゃんと塗ること。学生時代は気にしていなかったのですが、今は俳優としてお仕事させていただいていますし、ゴルフも好きですし、日焼けしないようにと飲み薬も買いました……が、本格的に日焼け対策するのは夏からやってみようと思っています。

桜田 それなら、どの季節でも紫外線はあるので、今から日焼け止め対策したほうがいいですよ(笑)!

木戸 確かに(苦笑)。みなさんも気をつけてください!

PROFILE

桜田ひより

2002年1219日、千葉県出身。幼少期から芸能活動をスタート。2014年、ドラマ『明日、ママがいない』で注目を集める。以降、数々の作品で活躍。近年はドラマ『silent』(2022年)の演技で高い評価を獲得。2025年、ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』で民放キー局GP帯ドラマ初主演。20265月からはPrime Videoのドラマ『憧れの作家は人間じゃありませんでした』が配信、821日からは劇場版『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜CAPITAL CRISIS』の公開が控えている。 

木戸大聖

1996年1210日、福岡県出身。2017年、ドラマ『僕たちがやりました』でデビュー。2018年から3年間、NHK-BSプレミアム『おとうさんといっしょ』でレギュラーを務める。2023年『僕たちの校内放送』で連続ドラマ初主演を果たす。近年はNetflixシリーズ『First Love 初恋』(2022年)、ドラマ『9ボーダー』『海のはじまり』(2024年)などに出演し話題を呼んだ。20265月からは連続ドラマW-30『ドラフトキング -BORDER LINE-』が放送・配信。

 

Information

映画『モブ子の恋』

https://mobukoi-movie.jp/

2026年65日公開

 

モブ(mob)とは、群衆、脇役、背景と同化しているキャラクターのこと。田中信子(桜田ひより)は、その定義に自分を重ね合わせ、常に誰か別の主人公たちが輝く世界を遠くから眺めて生きてきた。そんな彼女の視線の先に、スーパーで働く入江博基(木戸大聖)が現れる。誰も気づかぬ足元の小さな花を、力いっぱいカートを操って避ける入江の姿。その自然なやさしさに触れた信子は、次第に入江に惹かれはじめるのだった。

出演:桜田ひより、木戸大聖、早瀬憩、唐田えりか、草川拓弥、荒木飛羽、古舘寛治
監督:風間太樹
原作:田村茜『モブ子の恋』(ゼノンコミックス/コアミックス)
脚本:倉光泰子
音楽:坂本秀一
主題歌:にしな「クローバー」(ワーナーミュージック・ジャパン)
製作:映画「モブ子の恋」製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:イオンエンターテイメント、東京テアトル

©田村茜/コアミックス ©映画「モブ子の恋」製作委員会

公式Instagram

@mobukoi_movie

<桜田ひより衣装>
ブラウス ¥8690/リリアン カラット、ワンピース ¥17050/ココ ディール、その他スタイリスト私物

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: かわむらあみり

ライター・編集者・エッセイスト。大阪府生まれ。出版社勤務後、独立。著書に、自身の体験をもとに綴ったエッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)がある。マガジンハウス『anan』、映画雑誌『FLIX』、朝日新聞社「好書好日」「ぴあ」「リアルサウンド」他、音楽、日本・韓国のドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。エンタメ雑誌から韓国ドラマのムックまで、WEBや雑誌でコラム連載やインタビュー、編集に従事。コン・ユさんとエンタメをこよなく愛し、美容は超敏感肌ゆえに肌に合うやさしいアイテムを愛用。美的では「♯美的エンタメ部」を担当。

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桜田ひよりヘアメイク: 徳永舞(BEAUTRIUM)

桜田ひよりスタイリスト: 前田涼子

木戸大聖ヘアメイク: 速水昭仁

木戸大聖スタイリスト: 富田彩人

撮影: 楠本隆貴 

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