ビューティと星の動きはリンクしている!? 話題の「令嬢メイク」って?|yujiさんスペシャル対談
『美的』3月号で提案した“新時代の令嬢メイク”。一見オーソドックスに見えて細部がアップデートされたそのメイクは、スタッフはもちろん、読者のみなさんやSNSなど多方面で、新鮮!マネしたい!とこちらの予想を超えて話題になりました。
なぜ今“令嬢”なのか。そもそも“令嬢メイク”って?
ヘア&メイクはもちろん、内側から滲みでる幸せオーラなど、マインドも大切なポイントなんです。タイパ・コスパの時代に、自分を愛して「余裕」を纏う――。そんな“令嬢”Beautyについて、たっぷり解説いたします!
ヘア&メイク岡田知子さんと『美的』が世に贈る“令嬢メイク”という新しいBEAUTY
\『美的』3月号で脚光を浴びた“新時代の令嬢メイク”がこちら!/
撮影/柴田フミコ
“令嬢メイク”考案者と、星を読み世を読む伝承者による異例のスペシャル対談!
“ビューティ”と“星々の動き”という、一見無関係にも思えるふたつ。星回りは世に影響し、そこからビューティの流れも変化していく。実は奥深いところでリンクするふたつのエッセンスをつなぎながら、“令嬢”というひとつの象徴に込められた意味を岡田知子さん&yujiさんの対談からひもときます!
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“新時代の令嬢”とは、複数のフィールドをもち、選択するスマートさがあるノーブルな生き方ができる人
岡田さん(以下、岡) 実は私、新しいメイクを考えるときに、yujiさんが本やnoteに書かれていることを参考にすることが多いんです。色の流行りよりも、バイブス(考え方や雰囲気、心の中)からメイクを考えていて、“令嬢メイク”はまさにそう。私が考える“令嬢”は、自分も相手も丸ごと包み込むことができる、愛情豊かなお嬢様。“令嬢メイク”を考えたのは戦争が起きたときで、コロナもあって。そんな包容力のある素敵な人=“令嬢”がいてくれたら、世の中がハッピーになるよね、と思ったんです。yujiさんは“令嬢”についてどう思われますか?
yujiさん(以下、y) なるほど。僕が思うのは…、自陣がちゃんとあって、仲間もいる。でもそこ以外にも自分が活動できる場所がある。そういうのが、“風の時代”といわれる今の流れに乗った“ノーブルな生き方”だと思って。外とつながって情報を得ていて、だからこそ自分側のことがわかる。その上で中立性をもって選択ができる。そういう高貴さ、スマートさを取り込んでいる人が“新時代の令嬢”のイメージですね。
岡 そう! まさにyujiさんがおっしゃっていたことを体現したもので、要は、自分の好きに素直であっていい、と思っていて。アイテムやテクニックに頼るだけでなく、自分がどうなりたいかを大切にしてほしい。
y アイテムやテクニックは情報として知っておくけれど、それを取捨選択して、自分の体に承認を求める。自分に問いかけてみて、“これだ!”と感じた喜びや感動は誰にも奪われない。メイクもこの延長線上にあるものですよね。
岡 そうですね。“こうなりたくてやってみたけれど、違った”でもいいんですよ。ネガティブに捉える必要もなくて、別軸の自分を知るきっかけにすればいい。自分も、もうひとりの自分も認めることができて、自分軸で楽しめばいい。それが“新時代の令嬢”ですね!
星読み係・ヒーラー
yujiさん
18歳でイタリアに渡り、現地大学院を卒業、プロダクトデザイン事務所に勤務。その後、拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動。著書に『日本』(光文社)、『「生き方のセンス」の磨き方/黒・白』(ともにワニブックス)、『風の時代の未来予測』(講談社)などがある。
『美的』2023年7月号掲載
撮影/柴田フミコ(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/岡田知子(TRON) スタイリスト/Toriyama悦代(One8tokyo) モデル/森 絵梨佳 構成/松村有希子、齋藤みなみ(本誌)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
舞台演出家を目指して日本大学芸術学部で学びながら、メイクスクールへ。卒業後にN.Y.へ渡り、数々のコレクションに参加。帰国後は数多くのファッション誌や美容誌、広告を手掛け、独特の視点と分析力から生まれる天才的に美しい、“スタイル”のあるメイクで魅了。