【美眉】エレガントになりがちなアーチ眉を旬の雰囲気に! 人気H&Mが伝授!
「こんな顔になりたかった」と必ず思うメイクをしてくれる、あか抜け美人メイクの達人・ヘア&メイクアップアーティスト中山友恵さん! 唯一無二の“眉の選球眼”でどこからどうやって「その人にべストな眉」を見極めてるのか密着取材で聞きました!
強め・細めのアーチ眉がエレガントに転んでしまいます
試してくれたのが…美的クラブ 泉 マリコさん(デザイナー・34歳)
・顔だちもあるのかどうしてもエレガントに転んで老けて見えている気がするので、最旬の眉になりたい。
・眉に抜け感を出したい。憧れは森 絵梨佳さんや宮本茉由さん。
泉さん(以下泉) 眉は大切なパーツとわかっているので、毎年ブラッシュアップしているつもりです。大きくは間違っていないとは思うのですが、自分の眉が最新に見えなくて…。
中山さん(以下中山) 眉の更新が止まってしまう人が多いのに、毎年ちゃんと見直しているなんて素晴らしいです!
泉 今年はグレーの眉がいいと聞いたので、3アイテムを駆使して一生懸命描く程力んで濃くなって…。左右の高さが非対称なのも書きづらくて。
中山 どんな眉になりたいですか?
泉 顔タイプ診断で“ソフトエレガントタイプ”になるからか、自分の眉の形を生かして描くとどんどんエレガント寄りになってしまうのですが、本当は美的に出てくるモデルさんみたいな抜け感のある眉が好みです。
中山 なるほど。具体的に誰か思い浮かぶ人はいますか?
泉 森絵梨佳ちゃんはいつも素敵ですが、私とは顔もタイプも違うし、同じ眉は似合わないかも。宮本茉由ちゃんも好きです。
中山 同じじゃなくても雰囲気を近づけることはできますよ。泉さんは地眉のカーブが強く、それをグレーで濃いめに強調していること、眉尻を長めに描いていることで、細く強いアーチ形に仕上がり、エレガント系の眉に見えています。それが、元々の目が丸く甘めの顔だちと相まって、実際より少し年上の印象に見せてしまっているのかも。今よりも透け感のあるグレイッシュブラウンのパウダーで素眉のカーブでえぐれている部分を上下に足して、太めのストレート眉を描くことで、旬の雰囲気にもっていけます。眉頭は内側に入らないようまっすぐ平行に、眉尻は短めにしてカジュアルに。最後に、明るめブラウンの眉マスカラで全体をとかして、黒い地毛と描いた部分をなじませるのがポイントです。
泉 眉マスカラで毛流れを出すと、太眉でもノリっぽくベタッとしないんですね。左右対称に描くのに苦労していたけれど、この方法なら目立ちません。しかも眉毛が太くしっかりあることで、アイラインを濃く入れなくても目が大きく見え、顔の印象まで変わるのに驚きました!
中山 そのとおり! 正確に左右対称にこだわることよりも、雰囲気を作っていけば充分キレイになれるんです。この眉は、人格までフレッシュに見せます。泉さんにとても似合うと思いますよ!
BEFORE
すっぴん眉
左が高くて、右が下がっているので高さをなんとなくそろえて描いているつもり。昔抜いて生えてこなくなってしまったので、アーチ形からなかなか抜け出せない。
セルフメイク眉|Tomoe’s Check!
Point
・色が強いので左右非対称感が目立つ・グレーで塗りつぶしてのっぺり見えるので、毛流れが見えるくらい透け感を残す
・丸みのある眉の人は眉頭が内側に入りやすい
・眉頭があくと離れ目に見える
・全体に細身すぎる
・眉尻が長い
・カーブが強いので直線的に
After
友恵の眉格言|眉は人格を表す
太眉はノリみたいになりそうで怖かったけれど、色を加減すれば、抜け感を出せることを発見できました。主人にも見せたら、おしゃれでいねと褒められました。こなれた感じになれてうれしい!(泉さん)
完成眉
メイク方法
(1)Aの右上のパウダーをBの平筆にとり、眉頭を外して眉中を肉づける。aの部分に重点的に色をのせ、ストレート眉を目指して形を補正。
(2)色を足さず眉頭までぼかす。
(3)Aの右上に右下を少し混ぜて眉中から眉尻へ下辺を描く。アーチの下側bの毛のない部分は重点的に色をのせる。
(4)目尻の上くらいで短めに眉尻を決め、上側を肉づけ。
(5)Cで眉頭を立ち上げ全体をとかしてなじませる。
使用アイテム
A.透け感と立体感が出るグレイッシュブラウンのパウダー
「メインに使う右上の色が最高。のっぺりならない粉感が◎。他の色はニュアンスを足すのに使用」
イプサ アイブロウ クリエイティブパレット ¥4,620
B.強い線も柔らかな線も自在に描けるブラシを愛用
「眉を描くのは上側の斜めカットの平筆と決めています。人工毛でしなやかな筆先が絶妙」
ローラ メルシエ ブロウ ブラシ ダブルエンド N ¥4,620
C.黒い地毛を描いた部分となじませる明るめブラウン。
スナイデル ビューティ スナイデル アイブロウ マスカラ 04 ¥2,640
『美的』2021年11月号掲載
撮影/寺田茉布(LOVABLE/人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/小川未久 構成/中尾のぞみ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。