学生時代よりタニタの体脂肪計開発プロジェクトチームに参加。世界初の乗るだけではかれる体脂肪計をはじめ、体組成計、活動量計などの回帰式や判定アルゴリズムを開発した。栄養士の資格を持ち、技術開発研究者と栄養士の二つの視点から健康とからだに関する講演の講師も行っている。
文/木土さや
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“ダエットとカロリー”について。23時以降に食べると太るって…ウソ? ホント? タニタ開発部主席研究員で栄養士の西澤美幸さんにお答えいただきます。
「寝る前に食べると全部が脂肪になる」、「23時以降の食事は太る」などと、巷で囁かれる深夜の食事はNG説。本当のところ、一体どうなのかとモヤモヤしている人も多いのでは?
さっそく、この疑問を西澤さんにぶつけてみました! 果たして答えは……?
「個人の体内時計のリズムによって変わってきます。一般的に睡眠中は栄養を溜めようとするホルモンが分泌され、エネルギーの吸収がよくなるといわれています。なので、寝る前に食べれば、同じものを食べたとしても太りやすくなる可能性は高いです。しかし、統計的なエビデンスはありません」(西澤さん・以下「」内同)
「寝る3時間前には食事をとるようにするというルールから考えれば、お腹が空いて我慢できず、22時に食べてしまったから、2時頃まで起きてればいいでは?思う人も多いですよね。しかし、アメリカの研究では、夜中起きていることで食欲増進ホルモン“グレリン”が多く分泌され、食欲が増してしまうことが示されています」
夜中にお腹が空きすぎて眠れない……そんなときは、小腹を満たしてくれるものをセレクトしましょう。出汁のきいた、塩分・油控えめのスープやヨーグルト、温めた豆乳などがおすすめです。噛み応えのあるするめや大豆もよいですね」
学生時代よりタニタの体脂肪計開発プロジェクトチームに参加。世界初の乗るだけではかれる体脂肪計をはじめ、体組成計、活動量計などの回帰式や判定アルゴリズムを開発した。栄養士の資格を持ち、技術開発研究者と栄養士の二つの視点から健康とからだに関する講演の講師も行っている。
文/木土さや
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