健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2024.9.17

井之脇 海さん「実は肌あれしやすくて…おすすめケアを募集中です!」|舞台『ボクの穴、彼の穴。W』スペシャルインタビュー

9月17日よりモチロンプロデュースの舞台『ボクの穴、彼の穴。W』に出演する井之脇 海さん。舞台を通して感じたこととは?

俳優
井之脇 海さん
いのわき・かい/1995年神奈川県生まれ。9歳より子役として活動。2008年の映画『トウキョウソナタ』で映画賞を多数受賞。近年の主な出演作にNHK大河ドラマ『いだてん』、連続テレビ小説『ちむどんどん』、ドラマ『9ボーダー』『ブラック・ジャック』、映画『バジーノイズ』など。

家族との記憶と明日の自分への“贈り物”が生きる力です。


趣味は登山で、自然の中に身を置くことが癒しという井之脇さん。一方で、「山でテントを張ってひとりで寝ていると、本当に孤独なんです」。

出演する舞台は、まさにそんな夜とリンクする。戦場にある“穴”に取り残された、敵対するふたりの兵士のモノローグで綴るふたり芝居。
「3人、6人芝居と続けて出演する中で、より密に芝居をしたいという欲が生まれていたので、ぜひ挑戦したいと思いました。共演の上川周作さんといろんなことを探りながら演じていくのは、とても贅沢な時間になる気がしています」

死と隣り合わせの状況で、相手への恐怖心や疑心暗鬼にさいなまれる兵士たち。その状況は現代社会にも通じると感じている。
「今は知らない人とでも簡単につながれますが、それは相手を知っているといえるのか、信じられる人なのかと考えたり、SNSがなければ、本来の自分は孤独なのではないかと思う瞬間もあって。“穴”は物理的な穴であると同時に、心の中の空洞のようなものでもある気がします。何をもってその人の本質を見るのかという大きなテーマを問われる中で、言葉では言い表せないようなカタルシスが多い作品です」

物語で描かれる精神的な極限状態を乗り越えられるのは、よりどころがあるからこそ。井之脇さんのそれは「美しい思い出」。
「弱った心を癒すのは家族との食卓の風景のようなささやかな記憶です。幸せは持続するものではなく瞬間的なもので、その瞬間をどれだけもっているかが真の幸せなのかもしれません」

そんな日々の幸せの瞬間をスルーしないために、「普通の生活で感じることを大切にしている」という。
「人工物と自然との境目が曖昧なものが好きで、車のミラーに反射した光も美しいと思うし、最近だと穴のあいたビーチサンダルが片方だけ落ちていて、その不思議な光景を20分くらい眺めていました。毎日同じルートで散歩をしているのですが、小さな発見から妄想をするのも好きです。あと、明日の自分に豊かになるような贈り物をしています。本を読んだり、映画を観たり。掃除も1日1か所は必ずします。まとめて掃除しなくてすむので。目覚まし時計は明日の自分への挑戦状。翌朝、昨日の自分に負けたくないと思うとすっと起きられます(笑)」

He is into…

ベランダタイムでひと息

夕方、ベランダのイスに座り、コーヒーを飲みながらゆっくり台本を読んだり、ぼーっとする時間が好きです。

肌あれしやすいので…

ビタミンCを飲む。美顔器の後に、ビタミンC化粧水、トラネキサム酸の美容液。夜はレチノールもプラス。おすすめのケアを募集中です!

モチロンプロデュース『ボクの穴、彼の穴。W』


敵対するふたりの兵士は穴の中で相手の出方を探っている。いく度も限界を迎える中、やがて互いを知り…。松尾スズキ翻訳の絵本を舞台化。
翻案・脚本・演出:ノゾエ征爾
出演:井之脇海×上川周作/窪塚愛流×篠原悠伸(Wキャスト)
9月17〜29日 スパイラルホール(東京)ほか大阪でも公演。

『美的』2024年月10号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/大和田一美(APREA) スタイリスト/坂上真一(白山事務所) 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事