どこまで流行にのるか？　それがイケてる大人への分かれ道!?【大野真理子「美人はリスク」vol.19】

アパレルと美容の会社を経営する傍ら美容家としても活躍する、自称“皮膚の変態”こと大野真理子さん。美肌への変態レベルの情熱や、恋や仕事に悩める女子にアドバイスする経営戦略のようなトークは、SNSや誌面で圧倒的な人気を誇ります。そんな大野さんが「女という生き物」について考察する連載がスタート！『美的.com』にて、第２・第４週の土曜日夜に公開していきます。vol.19はトレンドの取り入れ方について。

Y2Kブームが到来

先日YouTubeでOKメイクとNGメイクを撮影したのですが、私の中のNGメイクといえば若かりし頃にやっていた濃い〜メイク。でも 時代は今、Y2K （YEAR2000の略称） メイクが流行っている というではないですか。あの 2000年前後に一世を風靡した盛りメイクのトレンド ですね。ファッションにしても、お腹が見えるトップスだったり、昔SPEEDが履いていたみたいなダボッとしたパンツがきているし、バッグにじゃらじゃらとチャームをつけたり、時代は回っていますよね。ただ私みたいなコンサバ族には取り入れ方がちょっと難しく、洋服は少しだけ丈の短いトップスを取り入れるくらいにしてふわ〜っと見流していたのですが、さてメイクはどうしよう？　コンサバファッションにY2Kメイクを施したら、バブルの申し子再来、みたいな感じになっちゃわないかしら…。だって私のリアルY2K時代といえば、グレーのアイシャドウにアイラインはしっかり黒で囲んでマスカラは上下ばちばち、みたいなメイク。と、そんな話をヘア＆メイクさんとしていたら、「今のアイシャドウは本当に粉質がいいですし、同じようにメイクしても仕上がりは違うんじゃないですか？」と言われ、なるほどな〜と目からウロコ。意外とY2Kメイク、もしやイケちゃうのかな？ 私。

懐かしくて新しい短丈トップス。トレンドを取り入れると、コンサバスタイルにも抜け感が出る気が!?

青春の甘酸っぱい思い出と復帰戦への挑み方

いや、 待て待て。シワとのご相談を忘れていました（笑） 。昔はハリのあるお肌だったから濃いメイクでもシワに入り込まず、時間がたってもくずれたりしなかったけれど、今はそれがちょっと恐怖。う〜ん、 まずはラメから始めてみようかな。ここ１〜２年ずっとマット系シャドウを使い続けてきたので、それだけでも違うはず！ 　と、懐かしメイク復帰戦への作戦を立てている今日この頃です。思えば当時は髪型もすごかった。巻いて巻いて、高さも盛って、今思うととんでもない（笑）。でも昔はスキンケアよりもヘア＆メイクの方が好きだったんですよね。今じゃ20分で終わるメイクも、当時は１時間くらいかけるのが普通。23時にクラブに行って朝４時に帰宅し、がっつりメイクをクレンジングオイルで落としていたなぁ。今は23時になったらもう寝たいですけどね（笑）。Y2Kといえばとにかく青春の甘酸っぱい記憶の宝庫で、ひとことで言うと失敗の連続（笑）。メイクも覚えたてで、ハイライトとシェーディングのコントラストも激しいし、部屋でメイクして外に出て自然光で見たら「わ！」みたいなこともあったし、頑張って完璧に仕上げたマスカラが目の下を真っ黒に染めていたり、ラメが顔のあちこちに飛び散ってたり。そんな 当時を思い出して不安がよぎるけれど、ここで試合を棄権したら何かが終わる気がする（大袈裟） 。

美容家のマミ様（瀬戸麻実さん）と、「ファチュイテ」ディレクターでもある藤子（藤井明子さん）と。みんなリアルY2K世代（のはず）。

最初は恐る恐る（笑）、それでも大人がトレンドを楽しむ意味

トレンドって、必ずのらなくてはいけないものではないし、もちろんスルーするのもあり。でも私は、 自分なりにのっかって楽しみたいなと思うんです 。若々しいチャレンジをしたい（笑）。センスが問われるし、メイクでいうならば昔はなかった小ジワと肌疲れとか、いろんな課題を乗り越えなきゃいけないからちょっとドキドキしちゃうけど、それはスキンケアの進化や、最新のメイクアイテムでどうにか丸くまとまるかしら、と希望を抱きながら。

何かを言い訳に楽しむことを諦めたくないなって。だから私は懐かしい流行にキュンとしたり、そこで出合う新しい自分にわくわくしたり、程よい距離感でトレンドと付き合っていきたいなと思うのです。

この日はお腹ではなく肩を少し出してみました。美術館でこういうことやっちゃうあるある（笑）。

連載「美人はリスク」は毎月第2・第4土曜日に更新中！

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スキンケアやメイクといった美容を中心に、旅行vlogや家族とのvlog（夫、娘、息子の4人家族です♪）、料理やいろいろな購入品などの動画をアップしています。 「人生も、美容も、遠回りせず、楽してイイものを知りたい！」という方はもちろん、「これからスキンケアを始めたい」という方まで楽しめるチャンネルです♡　配信は、毎週金曜日と土曜日の20時。ぜひチャンネル登録を！

皮膚の変態／美容家

大野真理子

アパレルとコスメ会社を経営し、2018年にインスタグラムを通じて自称“皮膚の変態”として発信をスタート。説得力のある美肌や独自のスキンケアテクニック、愛用コスメがたちまち話題を呼び、現在のフォロワーは12.4万人。美容家としてさまざまメディアでも活躍するほか、自身のインスタグラム（@skinholictokyo）「真理子会議」で語られる恋愛哲学にもファンが多い。プライベートでは二児の母、45歳。10月スタートのYouTube『大野真理子チャンネル【美容家|皮膚の変態】』も要チェック！

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