髙橋ひかるさん「今という瞬間と真摯に全力で向き合っていきたい」｜ドラマ『顔に泥を塗る』スペシャルインタビュー

話題のメディア化に続々と登場する女優の髙橋ひかるさん♪今回はドラマ『顔に泥を塗る』で主演を演じる上で意識していたことについて伺いました♡

メイクの力で、自分を自由に解き放つことができました

クレ・ド・ポー ボーテのライナーリキッドアンタンスとキャンメイクのクリーミータッチライナー。このふたつは今、髙橋さんのメイクに欠かせないアイライナー。

「私は下がり眉で自信なさげな印象になりがちですが、アイラインを実際の目尻より少し上げて描くことで気分も上がり、少し強い女性に近づけた気分になれるんです。アイライナーは、前を向かせてくれる大切なアイテムです」

かつて、あるべきイメージに捕らわれていたことがある。“色は似合わない”と思い込み、メイクでも色はほぼ使わなかった。

「何をしたら評価されるかにばかり意識が向き、自分で自分を抑圧していた気がします。でもお仕事でカラフルなものをまとったとき、ポジティブになれた気がして、そこから自分にとって心地いいスタイルを探し始めました。すると、難しかったメイクの色もアレンジ次第でフィットしたりと、いろんなことにクリエイティブになれて、自分が解き放たれていった感覚です」

そんな髙橋さんだからこそ、主演ドラマで演じる自己肯定感低めの美紅（みく）が、メイクを通して人生を取り戻す姿には共感を覚えた。今作では、井手上漠さん監修の多彩なメイクも見どころ。

「額の生え際にピンクを仕込むと多幸感が出ると教わったり。メイクのノウハウも楽しんでもらえるドラマです。周囲の目を気にして本来の自分を見失いがちなことも多い時代、例えば、似合う・似合わないという指標は便利な一方で、それは他人の視点だったりもしますよね。私はそれよりは好きなスタイルを選ぶときめきを大切にしたいし、この作品が、人はいつでも変われるということに気づくきっかけになったらうれしいです」

多忙な毎日で心の余裕を失いかけたときは、「とにかく寝る」。熟睡するコツは、「ベッドに自分がフィットする場所を見つけること（笑）」。そうして英気を養い、今を全力で楽しむ。

「失敗や後悔があっても、それが自分の精一杯だったと納得できるから、今という瞬間と真摯に全力で向き合っていきたいです。そして、大切な人にも自分にもポジティブを押しつけず、寄り添ってあげられるような私でいたいなと思っています」

She is into…

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drama『顔に泥を塗る』

（C）ヨシカズ／コアミックス／テレビ朝日

周りに気を遣いがちな派遣社員・美紅は、メイク男子のイヴと運命的に出会う。イヴのメイクの力で前を向き始めるも、恋人がモラハラ男子に変貌していき――。人気コミックをドラマ化。
出演：髙橋ひかる、木村慧人（FANTASTICS）ほか
毎週土曜23時30分～テレビ朝日系にて放送中。

髙橋ひかる

たかはし・ひかる／2001年滋賀県生まれ。’14年にデビュー。大河ドラマ『おんな城主 直虎』、『ハレーションラブ』『リビングの松永さん』など注目のドラマに多数出演。『ポケモンとどこいく！？』（毎週日曜8時～、テレビ東京系）にレギュラー出演。出演する映画『赤羽骨子のボディガード』が8月2日に公開。

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