選りすぐりの美容スタッフたちが美のスキルを競う、コーセー「EMBコンテスト」に行ってきました!(その1:全国大会編)

全国各地の化粧品カウンターで働く美容スタッフの中から日本一を決定する、コーセー「EMBコンテスト」。その全国大会と表彰式の取材に、はりきって行ってきました!
「EMBコンテスト」とは、メークアップをとおして日ごろの接客スキルを競い合い、美容スタッフの接客スキルの向上とモチベーションUPを図るという、コーセーの一大社内イベント。「EMB」とは、「Expectation(期待)」「Meet(応える)」「Beyond(超える)」の略。コーセーでは、お客様の満足をかなえる接客を「EMB接客」と呼び、「お客様の期待に応え、期待を超える」というスローガンのもと、全美容スタッフが日々努力を重ねています。このコンテストの歴史は古く、ナント今年で35年め! 4月19日に行われた全国大会では、3年以上のキャリアをもつ美容スタッフの中から、支店大会、エリア大会と二度にわたる予選を勝ち抜いてきた強者スタッフ8名が、そのスキルを競い合いました。
全国大会が行われたのは、コーセー王子研修センター。王子はコーセー発祥の地でもあり、この研修センターでは年に数回、全国から美容スタッフを集めて定期的に研修が行われています。全国にいる約3,000人もの美容スタッフをここに呼び寄せて教育するのはかなりのコストや労力がかかると思うのですが、それを惜しまないコーセーの「人を大切にする」姿勢って、本当に素晴らしいと思います! またここのギャラリーにはコーセーの歴代の商品が年代別に展示してあったり、創業当時から現在までの広告ビジュアルのデータベースなどが閲覧できたり…記念すべきコンテスト第1回めの記事も発見しました! 一般の方はなかなか足を踏み入れる機会がないかもしれませんが、もしここを訪れることがあったらぜひCHECKしてみてくださいね♪
この研修センターの会議室で、いよいよ全国大会スタート! 「コンテスト」「全国大会」と聞いていたのでもっと派手な感じを想像していましたが(笑)意外にも普通の会議室。でも、そんなところからもコーセーの実直さや本気度が伝わってきて、とっても好感がもてました♪ 審査は出場者8名がふたりずつペアになり、交互に審査対象とお客様役になるという方式だったのですが、同じコーセーの美容スタッフとはいえ、働くお店やエリアが違うので、全員が互いに初対面! 最初はみなさん表情もなんだかこわばりぎみで、ものすごい緊張感が見ている私にも伝わってくるほどでした。
最初の審査は、カウンセリング&スキンケアスキル。まずカウンセリングで、審査対象となる美容スタッフがお客様役の肌質やなりたいメークの仕上がりイメージなどを会話の中から上手に引き出していきます。会話をしていくうちに、どちらもだんだんリラックスしてきたのか、表情も生き生きと楽しそうになってきましたよ! その後メークオフしてスキンケア施術をするのですが、お客様役はバッチリフルメーク(しかもけっこう濃いめ)。オフするだけでかなり時間がかかりそうなのに、丁寧なスキンケアまでをたったの15分間(カウンセリング込み)で終えることができるなんて、さすがはプロですね! しかも施術しながらスキンケアアドバイスをしたり、さりげなくオススメ商品を紹介したり…。もう、「スゴイ!」のひと言です。
次に、スッピンになったお客様役のなりたいイメージどおりに、35分間でメークを施していきます。ベース作りでは肌悩みをカバーしたり、立体感にまで気を配ったりしていました。アイカラーやアイライン、マスカラ…。特に時間がかかるアイメークもスピーディ! 実はカウンセリング&スキンケアのときもそうでしたが、審査員の方々は会場を自由に歩き回ってごく間近でチェックしていたので、審査対象のみなさんはすごいプレッシャーだったと思います。ちなみに私がバッチリメークをするときにかかる時間は1時間くらい。その約半分の時間で見事に美しいフルメークを仕上げていて、本当に感心しちゃいました!
最後に、審査対象の美容スタッフがメークのポイントや仕上がりのイメージなどをひとり1~2分で発表。「そのメークをひと言で表すと?」「あと1分あったらどこを直す?」などの審査員の方からの鋭いツッコミにややドギマギする場面もありましたが、みなさん堂々と明確に自分の考えを述べていました。すべての審査が終了すると、最初の緊張感とはうって変わって、8名全員が晴れ晴れとしたさわやかな笑顔に! 「ちゃんと最後までやり遂げた!」という達成感や、重圧から解放されてホッとした気持ち、きっといろんな感情が押し寄せていたことと思います。本当~に、お疲れさまでした!!
ちなみに今回、『美的』の兵庫編集長が特別審査員としてコンテストに参加し、『美的』ならではの視点で「美的特別賞」を選ぶことになったんです! これは「EMBコンテスト」35年の歴史で初の試み。また兵庫編集長は全国大会終了後に総評のコメントを述べたのですが、出場者のみなさんはふだんから『美的』を愛読されている方ばかり。憧れの編集長の言葉を、目をキラキラさせながら聞いている姿もとっても印象的でした♪
■コーセー http://www.kose.co.jp
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