健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2024.1.21

宮野真守さん「“好き”という気持ちを諦めないこと」|ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』スペシャルインタビュー

宮野さんの「人生でやりたいことが思うようにできていないと思ったとき」の乗り越え方は?

“笑顔”と“好き”を大事にしていたらいつしか楽しい人生になっていました


シリーズ累計発行部数1億2,000万部を誇る国民的大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』がミュージカルに。宮野さんは、主人公“ジョジョ”の宿命の相手であるディオを演じる。「キャストはみんな濃いメンツ、“ジョジョ”顔!」「(声優として)長くアニメ業界にいる僕がミュージカルで初“ジョジョ”を捧げるとは」。製作発表ではそう笑わせ、場の空気をあっという間にほぐしていたのが印象的だった。“ジョジョ”のすべてを奪おうとするディオの邪悪な企みは、作中で「シビれる! 憧れるゥ!」と描かれた程だが、宮野さん自身もまた、周囲をシビれる程魅了する“話術”と“笑顔”のもち主なのだ。

「僕はとにかく笑っている人が好きで、自分のファンクラブ名も『Laugh & Peace』にしているくらい。笑顔は楽しいときにしか出ないと思うし、そこにはうそがないと思うんですよ。だからこそ、おかしいことというより、楽しいことをやりたい。笑顔の人を見るとうれしいし、美しく、素敵だなと思います」

キャリアをスタートさせた声優としての活動はもちろん、俳優、歌手、バラエティ番組に出演と八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せる宮野さんにとって、舞台とは「特別な存在」だと言う。

「僕自身、7歳から劇団ひまわりに入りましたから、子供心にも舞台は目指すところにあって。ただ、子役としてはなかなか芽が出ず、劣等感を抱えながらレッスンばかりしていました。18歳で声優の仕事に出合い、20歳のときに『テニスの王子様』の舞台が巡ってきたんです。そのとき目の前のことに集中しよう、これから経験することはすべてを自分の糧にしていこうと決めました。舞台での表現がテレビドラマの出演につながったり、舞台中の発声が音楽活動に生きたり、音楽活動が声優の仕事に反映されたり。どれもつながっていて、どれも特別な存在となっています。自分にとっても欠かせないパーツですね」

人生でやりたいことが思うようにできていないと思ったときに、何から始めればいいのかアドバイスしてもらった。

「“好き”という気持ちを諦めないこと。好きなことに向き合っていれば、たとえ形は変わっても、その“好き”は必ずあなた自身を助けてくれるはず。これぼくの経験談です(笑)」

It’s my it!

中と外からお手入れはマスト!

ここぞのときは美顔器の「パスリル」を。ビタミンのサプリメントも飲んでいます。こう見えていろいろ頑張ってます(笑)。

舞台の前に汗を流す

ミュージカルは全身を使うので、舞台上で汗をかきすぎちゃうんです。本番前にラン&プランクをしています。

【Stage】『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』


共に育った“ジョジョ”とディオ。だがディオは、“ジョジョ”のすべてを奪おうと強大な力を得て──。人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部をベースにミュージカル化。
出演:松下優也/有澤樟太郎、宮野真守ほか 
2024年2月6~28日帝国劇場ほか2都市で公演。
製作:東宝
(C)荒木飛呂彦/集英社

 

宮野真守
みやの・まもる/1983年、埼玉県出身。子役として活動し、2001年に声優デビュー。俳優、歌手としても幅広く活躍。近年の主な出演作に、アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』、映画(吹き替え)『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、NHK連続テレビ小説『らんまん』など。

 

『美的』2024年2月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/Chika(C+) スタイリスト/横田勝広(YKP) 取材・文/辻本幸路 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事