僕がハマった美肌づくりに欠かせない成分”レチノール”って？

By 町井祥真

皆さんは”レチノール”という美容成分についてご存知ですか？

2023年には美容トレンド入りし、多くの製品が生まれ、なんとなく知っている方も多いかと思います。

レチノールはビタミンA誘導体の一つで、シワ・ハリ・ニキビなどの肌トラブル改善に効果が期待できる成分です。2017年に厚労省からも医薬部外品成分として「シワ改善の効果が期待できる」と認められ、美肌に欠かせない美容成分として広く認知されるようになりました。

かくいう私も肌トラブルが多かった2015年頃からレチノールが入ったスキンケア製品を使い始めて、本当に肌が根本から生まれ変わり、その効果を実感しています。

今回はそんなレチノール信者の私から、最強美肌成分”レチノール”についてお伝えしていきたいと思います。

嬉しい効果が盛りだくさん！

レチノールには様々な美容効果があります。

主な効果として

ターンオーバー促進: 古くなった角質を排出、新しい細胞の生成を促進し、肌のざらつきやくすみを改善
コラーゲン生成促進: 肌の弾力、ハリをアップ
皮脂分泌抑制: ニキビの原因となる皮脂の分泌を抑制
シミ予防: メラニンの生成を抑制し、シミやくすみの予防

などが挙げられます。

一番のポイントは肌のターンオーバーの促進で、加齢やバリア機能の低下で乱れた肌のターンオーバーサイクルを整えることで新しい肌へと生まれ変わり、トラブル肌やエイジングケアにぴったりな成分です。

さらにレチノールには炎症のある部分の症状を抑制する効果もあり、肌トラブルで多いニキビ肌にも初期から重度まで幅広く使うことができるのもポイントです。

レチノールといえば”ゼオスキンシリーズ”を思い出す方も多いはず。僕も当時から愛用していました。

そもそもビタミンAは脂溶性の抗酸化ビタミンであり、主に皮膚や粘膜を健全に保ち、抵抗力を高める働きがあります。人の体内では合成することができない成分なので食事やスキンケアで塗布することで摂取を続けることが大事です。

レチノールのリスクについて

そんな最強美肌成分のレチノールには、使用のリスクもあります。「レチノール反応」や「A反応」と呼ばれる、ビタミンAが不足している肌に新たにレチノール（ビタミンA）が入ることで、肌が過剰に反応し、赤みやかぶれ、ひりつき、皮むけ、乾燥等を起こす副反応のことです。

通常、レチノールを肌に塗布すると肌の中の酵素の働きによってレチノール→レチナール→レチノイン酸と変化していき、最終的に肌へ美容効果を発揮します。

ただ、その変化の過程が肌への刺激やストレスとなり「レチノール反応」が起きるという仕組みです。

高濃度のレチノールとトレチノインを併用したスキンケアを行なっていた時。赤み・乾燥・皮むけが酷かった。

保湿をしてベースメイクを塗ると赤み以外はだいぶ目立たなくなります。

「レチノール反応」は、アレルギー反応などではなく、正常な肌の生理反応であり肌に十分なビタミンAが入っていると、反応も次第に治まっていきます。個人差はありますが、大体は2〜3週間程で治ると言われているので継続使用しても問題はありません。

またレチノールは、紫外線によって分解されやすい成分です。紫外線に当たるとレチノールの効果が薄れるため、日焼け止めを必ず塗るなど紫外線対策は必ず行うか、夜のみに使用するのが良いと言われています。

副反応などのリスクや使用上の注意点はいくつかありますが、それさえ乗り越えてしまえば本当に肌質が変わってきます。

初めて使う方は、まずは0.05~0.1%濃度のレチノールから始めて肌を慣らすのも良いですね！

紫外線にも強く、刺激がマイルドな次世代レチノールが出た！

上記でお伝えした、“紫外線に弱い“と“副反応が出る“の2点のリスクを解消した次世代レチノールが最近になって出てきているのをご存知ですか？それが“グラナクティブレチノイド（正式名称：レチノイン酸ヒドロキシピナコロン）“と呼ばれるレチノイン酸誘導体です。通常のレチノールよりも安定性が高く、刺激が非常にマイルド（肌への作用順序の違いなどで）にも関わらず、肌への美容効果は高いままなんです！そんな画期的なレチノールであれば、初心者や敏感肌の方でも安心して使いやすいですね。

そんなレチノール信者の僕が、このグラナクティレチノイドを3年前に知ったのをきっかけに、レチノールを0.5%で高濃度配合した美容液下地、「TooB トゥーブナチュラルスキンセラム」を作ってしまったのです！

TooB ナチュラルスキンセラム 30mL [SPF25,PA ++]　次世代レチノールを高濃度配合した美容液下地。