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2013.8.29

大高博幸の美的.com.通信(172)あなた好みのハンサムは? 要潤、ラファエル・ペルソナ、ジム・スタージェス 試写室便り Vol.48

©2013 TSH Film Partners
©2013 TSH Film Partners

要潤主演 『劇場版 タイム スクープ ハンター ――安土城 最後の1日――』 (日本映画、102分)
8.31ロードショー。timescoop.jp

近未来の時空ジャーナリスト:沢嶋雄一(要潤)が、タイムワープ技術を使って歴史の真実をスクープする…。NHKの人気TVシリーズ『タイム スクープ ハンター』初の劇場版です。今回の取材先は、1582年の“本能寺の変”直後の京都。取材の相手は、幻の茶器を持つ商人を博多まで護衛する役割を担った名もない侍(時任三郎)。そこに“時空犯罪”と“安土城焼失”の謎が絡むという内容で、ストーリーの展開はモチロン、要潤と時任三郎の共演が最後まで興味をそそります。
20歳でデビューして12年めの要潤は、目の下にエイジングサインが出始めていて僕は少々心配になりましたが、相変わらずシャープでクリーンな顔立ちと、彼独特の表情のニュアンスが魅力的です。カッコいいと同時に ごく自然なユーモアとデリカシーを感じさせるところは、彼の人気の最大の要素でしょう。「そこにステレオタイプではないセックスアピールを感じる」という方も少なくないようです。
この映画、エンドロールに気の利いた映像がオマケのように捜入されているので、完全に終るまで席を立たないコト。クレジットよりも映像に注目していてください。

 

© 2012 - Pyramide Productions – France 3 Cinéma
© 2012 – Pyramide Productions – France 3 Cinéma

新星ラファエル・ペルソナ主演 『黒いスーツを着た男』 (フランス・モルドヴァ合作映画、101分)
8.31 ロードショー。www.cetera.co.jp/kurosuits/

自動車ディーラー社員のアル(ラファエル・ペルソナ)は修理工から異例の出世を果たし、社長の娘との結婚式を10日後に控えていた。ところがパーティで破目を外した深夜、車で ひとりの男をハネてしまう。呆然として車から降りたアルだが、同僚達に促され、男を置き去りにして逃走…。しかし、その瞬間をアパルトマンの窓辺で、偶然目にした女性がいた――。
最後の最後まで先の読めない本格的なクライム・サスペンス。脚本も演出も綿密に練り上げられていて、安易orこけおどし的な作品ではないコトだけは絶対に確か。
主演のラファエル・ペルソナは、今年中に主演作6本がパリで公開される予定という日の出の勢いの新人で、メディアは「アラン・ドロンの再来」というキャッチフレーズを盛んに用い、ELLEやVOGUE誌などは大々的に特集を組んだほど。僕の目には、「アラン・ドロンと若かりし頃のテレンス・スタンプとのミックス」という雰囲気に映るのですが、皆さんは いかがでしょうか? 現在32歳(要潤と同い歳)…。アラン・ドロンとは異なるキャリアを重ね、彼ならではのスター性を増幅して行くコトが大成への道、という気が僕はしました。

 

チラシ表
© 2011 / UPSIDE DOWN FILMS- LES FILMS UPSIDEDOWN INC -ONXY FILMS -TRANSFILM INTL – STUDIO37 – KINOLOGIC – FILMS – (UD)-JOUROR PRODUCTIONS -FRANCE 2 CINEMA

ジム・スタージェス主演 『アップサイドダウン 重力の恋人』(カナダ・フランス合作映画、109分)
9.7 ロードショー。upside-down.jp/

チラシの画像が表現しているとうり、“二重引力”が存在する特殊な世界を舞台としたラブ・ファンタジー。正直に言って非常に面白いところがある割に、映画全体としての出来は いまひとつ。両方の世界を行ったり来たりできる唯一の生物:ピンク・ミツバチが意味あり気で、「恋人達に神秘のパワーを与えるのかも」と想わせておきながら、結末に向かうに従って、どこへ消えたのか姿を現さなくなるという具合etcで、ストーリーの練り不足は否定できません。
しかし、アダム役のジム・スタージェスとエデン役のキルスティン・ダンストは似合いのコンビで、ふたりとも かなりの熱演。ジムは、コレが『ワン・デイ 23年のラブ・ストーリー』よりも前に出演した作品というコトもあって、ボーイッシュ&キュートな表情を たっぷりと披露しています。

もうひとり、開巻部で“アダムの少年時代”を演じた子役(11歳ぐらい。残念ながら、プレスブックに名前の記載がありません)の超美形振りも必見です。彼の顔がアップになった瞬間、誰もが その美しさに驚いて、思わず息を呑むでしょう。あのまま あまり変わらずに成長すれば、スーパースターorスーパーモデルになれるだけの逸材なので、ハンサム好きの皆さんは、本作での彼の顔を、しっかりと目に焼きつけておくべしです。

 

 

ビューティ エキスパート
大高 博幸1948年生まれ、美容業界歴46年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸の美的.com通信 https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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