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2022.1.21

ベスコス贈賞式で圧倒された、北川景子さんの美を勝手に分析【天野佳代子「老けない生活」vol.5】

12月15日、’21美的ベストコスメ贈賞式が開催されました。恒例のベストビューティウーマンは北川景子さん。誰もが息を呑んだ、美しい北川さんの様子をレポートします。【天野佳代子「老けない生活」vol.5】

北川景子さんが、今まででいちばん美しかった理由

昨年12月、恒例となった美的ベストコスメ贈賞式が開催されました。受賞コスメを各化粧品会社に授与するという式典の他に、その年のベストビューティウーマンにご登壇いただき、毎回式典に華を添えていただいています。御存知のように、昨年のベストビューティウーマンは女優の北川景子さん。3度目の受賞でした。
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華美なドレスを纏っているわけでも、ゴージャスな宝石をつけているわけでもなく、ドレスはいたってシンプルなロングタイト。ヘアもメイクも盛っているわけではなく、ストレートヘアに、メイクは赤味系のリップをさりげなく。すべてにおいてスペシャルなことをしているわけではなさそうなのに、ステージに登場されたときに誰もが息を呑んだ、あの神々しいまでの美のオーラは、いったいどこからくるものなのでしょうか。

これまで、何回か北川さんの撮影には立ち会わせていただきました。デビューして数年しかたっていない20代前半の頃から、20代後半、30代前半など、大人への変遷を撮影の現場で垣間見させていただきました。
もともと目鼻立ちがはっきりした端正な美人顔さんだから、それだけで文句なく美しい。でも、それだけでは人を惹きつけることはできないし、大成はできません。顔立ちが整った美人は世の中にたくさんいます。北川さんがただの美人さんではないことは、彼女が積み上げてきた功績が物語っています。恵まれた美人顔に加え、磨き上げた肌、髪、そして役者としての実力を備えた、特別な領域におられる方…。そう断言しても、誰も文句はないでしょう。

しかし、式典でのインタビューで彼女の口から発せられた言葉は、ことごとく意外なものでした。冒頭に、今年は(’21年)美にいちばん自信のなかった年だったとおっしゃっていました。子育てと仕事の両立で毎日がバタバタで、自分にまったくかまうことができなかった、今日のような特別な席の前日は、入念なお手入れを施していたのに、今回はそれもできなかったと。それなのに、式典で見せた目映い程の圧倒的な輝き。私が見た北川さん史上、いちばんの美しさでした。

何が彼女を美しくしていたのか。以下は想像の範疇を超えないのですが、あえて書きます。家庭を作り、お子さんが産まれ、子育て中という、新たな生活が彼女を高みに上げたのだと。子育ては、大人を大人にすると言われています。子に接しながら生まれる優しさ、慈愛の感情、その一方で思い通りにならずにあがいて追い詰められることもしょっちゅう。焦燥感に苛まれながら、仕事は完璧にこなさなければいけない。心身共に疲弊した日々も多かったと思います。そんな幾多の経験が、彼女を人間として逞しく鍛え上げ、新たな北川景子の魅力を作り上げたのではないでしょうか。

それはお子さんに限ったことではありません。家庭をもたない、お子さんがいないという方も世の中にはたくさんいらっしゃいます。大切なのは、愛する“もの”や“こと”と共に、地に足をつけて、日々の生活をしっかり営んでいくことにあるのではないでしょうか。その上で、肌や髪を愛でれば、いくつになっても、キレイはきっとどんどん身につくはずです。

北川さんは、式の最後にこうコメントしました。
「年齢に抗わず、でも老いることなく過ごしていきたいです」。
私たちの目標である、“キレイに年齢を重ねる”ことを代弁いただいたような言葉でした。これからもますます目が離せない女優さんです。

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美的GRAND編集長・美容エディター
天野佳代子
音楽ライター、作家、そして『美的』創刊当時からのエディターを経て、現在は『美的GRAND』編集長。年齢不詳な美肌っぷりが『マツコ会議』ほかテレビ番組で話題になる。初の美容本『何歳からでも美肌になれる!』(小学館刊)は今なお大ヒット中。『美的』本誌にて旬のコスメを紹介する『カヨッキズム』を連載中。面白そうなことを見つけては、どっぷり沼にはまるタイプ。最近は休みのたびにスパイスカレー作りを楽しんでいる。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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