はるな愛役を熱演!美しくもチャーミングな18歳・望月春希さんに接近♡ Netflix映画『This is I』インタビュー【♯美的エンタメ部】
「アイドルになりたい」と夢を抱く少年ケンジ(望月春希)が、人生を変えた医師・和田耕治(斎藤工)との出会いを経て、やがてアイとして夢を掴んでいくという、タレントのはるな愛さんの実話を元にしたNetflix映画『This is I』。オーディションにより本作の主演に抜擢された18歳の望月春希さんに、映画のことや美容のことなど、『♯美的エンタメ部』でインタビューしました!
「絶対にこの作品に出演する」と決めてオーディションに挑んだ
――『This is I』は、はるな愛さんに性別適合手術を執刀した実在の医師である和田さんとの運命的な出会いを描く、勇気と再生の物語です。主人公のケンジ(アイ)を演じたかった理由と、事前の役作りはどのようにされたのか教えてください。
この『This is I』の脚本を読んだ時に、「私が言わなければいけない」「私が届けなければ届かない」と強く感じた言葉がたくさんあったことが、この役を演じたいと思った一番の理由です。アイになった私という人間を通して、世界で輝いていく姿をお見せすることで、今ここでやる意味がすごくあると思いました。「絶対にこの作品に出演する」と決めてオーディションに挑み、今があります。

役作りに関しては、演技だからこう、ダンスだからこうだとカテゴライズすることをやめています。私にとってのダンスとは、ご飯を食べることも、瞬きも、全部ダンスであり表現。どんな瞬間だって、すべてが輝いていて表現につながっているんです。役作りをする時に、セリフの練習にプラスして、松田聖子さんやプリンセス プリンセス、松浦亜弥さんなど今回の舞台となった80年代から2000年代の音楽をたくさん聴きました。
すごく大切にしたかったことといえば、想像で演じることは絶対しない、ということ。私がそこにアイとして本当に生きることを考えました。当時、はるな愛さんが実際に見ていた景色の写真を資料で調べるだけではなく、実際に私も見に行って街を歩いてみたり、音楽も聴いたり。そうしてアイとして実際に思いを重ねて、さらに私がこれまで生きてきたプロセスをうまく混ぜながら「自分であること」を大前提にして、しっかりとアイとして生きました。
――先ほど「ご飯を食べるのも全部ダンスであり表現」とお話しされていましたが、役のためにそういうお考えになったのか、もともとだったのでしょうか?
もともと18年間、ずっとそうでした。生きているなかで触れる温度や音や色などまで、すべてが表現だと思ってきたことは、大切にしてきた感覚です。このオーディションのために作ったものではないですね。
――映画では、はるな愛さんが人気を博した松浦亜弥さんの歌唱シーンの口パクモノマネ“エアあやや”を、望月さんが披露するシーンも見事でした。はるな愛さんご本人から助言やレッスンを受けたりもしましたか?
愛さんにめちゃくちゃ教わりました(笑)! “エアあやや”の指導はとても厳しくて、最初は練習したアイの動画をお送りしていたら、すぐに電話がかかってきて「ここがダメ」「これはできていない」と、優しさと愛を持って教えてくださって。ダンスの一環だと思っていたのに、全然違うんだなと。あややがライブで会場にいてお客さんの顔を見ながら歌うパワーと、アイのフレッシュさを表現するのもキーポイントで、体の動きだけではなく、マインドがすごく大事。その後、愛さんが現場に来てくださって、手の角度にしてもずっと一緒について教えてくださって、リスペクトしながら、大切な芸を教わりました。このシーンは今見返しても、すごく大好きなシーンです。

――お芝居に対してのパッションと意思の強さをお持ちだと感じましたが、そんなお気持ちが生まれたきっかけは何だったのか、ご自身ではどのように思われますか。
この感情は悔しさからくるものだと思っていたのですが、最近になって、そうではないなと気づきました。特定の誰かになりたい気持ちや憧れではなく、「こういう自分でいたい」という思いが強いんです。例えば、お洋服にしてもフリフリのお洋服やピンク色がすごく好きなので今日も着ていますが、自分を偽らずに「いつも好きな服を着ていたい」というような一つずつのそういう主張があるなかで、お芝居への気持ちも生まれたのかもしれません。
小さい頃に、どういう人間になりたいんだろうかと悩む瞬間はありましたが、それと同時に「もっと輝きたい」と思った瞬間があって。初めて、お母さんのゲランの口紅を塗った時、花火が上がったような気持ちになったんです。その瞬間、私はお化粧で何かに化けたいんじゃなくて“自分”になりたいんだ、と気づきました。自分のビジュアルに目覚めた瞬間から、内なる情熱が湧き上がっていく楽しさを実感したんです。そのことがターニングポイントとなって、芸能界でもダンスやお芝居という表現に向き合っていくようになったのだと思います。
腸活&スキンケアで美容に気をつかう
――映画ではチャーミングなアイの姿を見せていますが、アイのヘアメイクのポイントはありましたか?
アイのヘアメイクはかわいいですよね。初めて衣装合わせの時にメイクしてもらった時は、「アイシャドウはこの色を使うの!?」と、ドキッとしました。リバイバル感がある、アイシーな水色だったんです!前髪の作り方にしても、シースルーはシースルーでも、令和の今とはちょっと立ち上げ方が違っていて。昔の漫画や映画でしか見たことがなかった、超かわいい世界観のヘアメイクをポイントにしているから、テンションがすごく上がりました。

メイクは気持ちの揺れ動きと社会性も表れるものだと思っていて、90年代のメイクはチークの入れ方にしても頬の真ん中にドンッと入れるなど、どストレートに可愛くて。初めて口紅をつけた時の高揚感を、当時の音楽からも感じるんです。赤くて濃い色のリップからも、お洋服の色からも感じる高揚感がすごく好きでした。
――アイを演じるにあたって、ボディーメイクの面では気をつけたことはありましたか。
私はもともと細くて、体重が40kg前後ぐらいだったので、そのままだと骨が見えてしまっていて。アイ役のためにふっくらとした健康的な体になるために、ドレスの似合う体づくりを考えて、減量ではなく、増量をしました。その頃は舞台もやっていて、舞台終わりでプロテインを飲んで、おにぎりを常備してずっと食べるなど食事面はとにかく量を食べるようにして。結果的に50kgぐらいまで体重を増やしました。
――普段、ご自身ではスキンケアなど美容面で気をつけていることは?
美容にはけっこう気をつけています。スキンケアの前に、まず気をつけていることは、口に入れるものです。お水を飲むタイミングだったり、お水とお湯をその時の温度で使い分けて飲んだり。もともと肌が弱くて肌荒れしやすく、きれいになりたい気持ちが強かったので、食べるものも気をつかうようになりました。食べ物は、朝はバナナを食べて、お湯を飲んで。めかぶや納豆をよく食べますね。最近、腸活にハマりました。あとはビタミンをサプリで飲んだり、摂れる時にはみかんなどのフルーツを食べたり。そしてマインドも大事なので、リラックスできる時間を作っています。

スキンケアに関しては、最近はPDRN系の製品をよく使いますね。もともとすごく脂性肌で、イソトレチノインなどの薬を服用していたのですが、今は乾燥肌寄りの混合肌になったので乾燥しやすくて。Anuaのパック、PDRN系のパックや化粧水、トリデンのセルメイジングのクリームを使っています。このクリームは低刺激で、お水を塗っているような感覚がよくてお気に入りなんです。
――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、映画をご覧になる方にメッセージをお願いします!
このNetflix映画『This is I』には光と影が描かれていますが、光が強く当たるところには影も強く出るもので、全部込みで光だと思っていて。そんなことをみなさんにも思って、ご覧になっていただけたらうれしいです。
PROFILE
望月春希

2007年7月5日生まれ。東京都出身。
2024年、ドラマ『恋をするなら二度目が上等』(MBS系)で主人公・宮田晃啓の高校生時代を演じる。2025-年、演劇『ライチ☆光クラブ』では雷蔵役として舞台に挑戦。2025年、オーディションによりNetflix映画『This is I』の主人公・ケンジ(アイ)役の座を掴んだ。
Information
Netflix映画『This is I』

https://www.netflix.com/thisisi
2026年2月10日(火)より独占配信スタート
2008年、エアあややの口パクモノマネで一世を風靡した、はるな愛。だが、その舞台に立つまでには、幼い頃から自分が望む“本当の自分とは何なのか”に悩み、世間の偏見に苦しみながらも「聖子ちゃんのようなアイドルになりたい!」という夢を手放さなかったひとりの少年・ケンジの長い道のりがあった。その運命を変えたのは、一人の人物との出会い。医師・和田耕治――それまで性別違和を持つ人々の苦悩を知らなかった彼は、ケンジとの出会いによって初めてその現実に向き合う。そしてケンジは、和田医師が初めて執刀する性別適合手術の1人目の患者になることを決意。世間の反発や逆風の中で孤独を抱えていた二人が築き上げたのは、かけがえのない信頼と絆だった。
出演:望月春希 木村多江 千原せいじ 中村 中 吉村界人 MEGUMI 中村獅童
/ 斎藤工
監督:松本優作
企画:鈴木おさむ
特別協力:はるな愛
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。