「ピンク」を大人っぽく知的、かつヘルシーに使うコツ、教えて!【美的ピンクメイクの真髄】

色っぽ、凜、カジュアル、アンニュイ、リラックス。どんな気分やシーンでも、「美的な私」でいられるメイクルールと実践テクニックを、ALLピンク新色でお届け!この春の進化したピンク、大人こそ絶対に取り入れて!ーーそんな気持ちでお送りします。詳しいお話をヘア&メイクアップアーティストの岡田知子さんに伺いました。
“美的ピンクメイク”の真髄!ピンクを大人っぽく知的、かつヘルシーに使うコツ、教えて!
「大人こそ“メイクはしっかり&肌は抜け抜け”に。このバランス感が今季のピンクメイクを制します」
「この仕事を何年続けていても、ピンクを見るたび使う度、テンションやポジティブなムードが高まります。世の中が暗くなりがちな今こそ、『美的』読者さんにはメイクにピンクを上手に取り入れていただき、周囲をハッピーオーラで包み込んでほしいと思います。過去に失敗した経験からピンクを避けがちな人も、にじみにくい&くすみにくい&浮きにくくなった最新のピンクなら、きっと大丈夫。
使いやすくなったからこそ1か所だけよりも、複数のパーツに散らばせて取り入れた方が大人っぽくヘルシーにまとまるのも、今季のピンクの特徴です。そして、実はべースメイクとのバランスも重要。ピンクがもつ温かくて幸せな波動を信じてあえて肌を薄く作ると、ピンクメイクがより映えるようになりますよ!」
イタくない、ダサくない、子供っぽくならない!「美的ピンクメイク」に落とし込む3大ルールをチェック!
【ルール1】春新色を買う
一言に“ピンク”といっても、トレンドは毎年変わるし、ピンクコスメの色や質感、輝き、発色、もちの良さ…etc.も日々進化しています。そして、ヘア&メイクさんでさえ多くの人が「新色を使った方が、旬の顔を作ることは簡単」と断言。大人っぽくて知的ヘルシーな“美的ピンクメイク”を手堅く成功させたい人は特に、’22春新色のピンクコスメをチェックすべき。
【ルール2】ピンポイントで効かせない
これまでのピンクメイクが1点集中で効かせることが多かったのは事実。けれども今は、トレンドの面からも大人っぽく上品に使いこなすためにも、複数のピンクコスメを使って“調和させる”ことがポイントに。例えヴィヴィッドピンクでも、よりパワフルな赤とコーディネートするのも今はあり! 保守的になってピンクを控えめに使うと逆に古くさくなるので、注意して。
【ルール3】べースメイクをきちんと作り込みすぎない
「肌には適度な湿度感があった方が、ピンクメイクは知的ヘルシーに。古くさくなるので、肌を粉っぽく作り込みすぎるのは避けて」(岡田さん)。
メイクの肌はすべて、メイク下地→ハイライトでツヤを足してからピンクメイクをし、最後に気になった部分をファンデーションやコンシーラーでカバーしたのみ。肌がヌーディでも疲れて見えず、フレッシュ感がアップします!
ここも押さえると、もっとあか抜け!
Point
トップスは甘さ控えめがべタートップスまで甘いテイストにすると、トゥーマッチになりがち。フェミニンな要素をファッションにも取り入れるなら、ぜひボトムに!
Point
ネイルカラーはくすみ色や寒色で外すたかが指先、されど指先。辛口なテイストのカラーをネイルに使うとピンクの甘さが適度にオフされ、大人っぽく。くすんでいればパステルカラーもOK!
Point
眉は茶色、まつげは黒の思い込みを捨てるピンクメイクによっては眉やまつげで引き締めすぎると、ケバい印象になることも。眉も含めて今は色の幅が増えたので、これを機にトライしてみるのもあり。
『美的』2022年3月号掲載
撮影/三瓶康友(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/岡田知子(TRON) スタイリスト/小川未久(人物) 構成/北川真澄
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
知的で洗練されたメイクバランスのもち主で、配色や入れ方は多くのヘア&メイクさんが参考にする程。TRON所属。