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2026.08.19

北海道の大地で出会った【鼻セレブSKINLISM】のものづくり

By 山岡 葵

山岡 葵

気付けば美容に携わるようになり10年以上が経ち、これまで数えきれないほどの化粧品に触れ、たくさんの成分や処方を学んできました。「この成分が入っているから良い」「この濃度だからすごい」美容の世界では、ついスペックに目が向きがち。もちろん、成分や処方は化粧品を選ぶうえで大切なものだと思います。でも、美容医療や美容皮膚科の現場で多くの肌を見てきた中で、私自身が年々大切だと感じるようになったことがあります。それは、「その美容が生まれた背景を知ること」。なぜこの成分を選んだのか。誰がどんな想いで作っているのか。そこまで知った時、化粧品はただの「アイテム」ではなく、作り手の想いが込められたものになる。今回、北海道で開催された王子ネピア「鼻セレブSKINLISM」のプレスツアーでは、普段は見ることのできない「美容成分が生まれる場所」を訪れる貴重な経験をさせていただきました。

肌へのやさしさを追求して生まれた「鼻セレブSKINLISM」

左から時計回りに、SKINLISM美容液マスクの「すこやか肌うさぎ」「ぜいたく肌うさぎ」、美容乳液マスクの「ぜいたく肌うさぎ(2026年8月28日発売)」、洗顔ソープの「モイストクレンジングバー」 「モイストクリアバー」

「鼻セレブSKINLISM」は、鼻セレブから生まれたスキンケアラインです。鼻セレブと聞くと、多くの方が一度は触れたことのある、あのやわらかなティッシュと可愛らしいうさぎのパッケージを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私自身も、風邪や花粉の時期にはいつも鼻セレブに助けられてきました。何度も鼻をかんでもヒリヒリしにくく、初めて使った時は、ティッシュでこんなに肌あたりが違うんだと驚いたことを今でも覚えてます。そんな、肌に触れるものだからこそ「やさしさ」を追求してきた鼻セレブ。その考え方をスキンケアへと広げて誕生したのが、「鼻セレブSKINLISM」です。肌は毎日、乾燥や摩擦、紫外線、花粉など、さまざまな外的刺激にさらされています。だからこそ目指したのは、一時的に肌を変える美容ではなく、肌本来の健やかさを支えること「肌をいたわりながら整える」。そんな発想から生まれた、コンディショニングスキンケアです。ラインには、洗顔ソープや美容液マスクなどが展開され、それぞれ肌へのやさしさを考えた成分設計となっています。そして今回、私が特に興味を持ったのが、その中に込められている「王子カンゾウ」という原料でした。

一つの美容成分が生まれるまで。10年かけて育てた「王子カンゾウ」

どこまでも続く北海道・名寄市のカンゾウ畑。ここで、「王子カンゾウ」が育まれています。

今回訪れたのは、北海道にある王子薬用植物研究所。ここで育てられているのが、鼻セレブSKINLISMにも使われている「王子カンゾウ」です。カンゾウ(甘草)と聞くと、漢方薬や化粧品の成分表で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。私自身も、看護師時代からカンゾウ由来成分には馴染みがあり、「肌荒れを防ぐ成分」というイメージを持っていました。でも正直、その成分がどこで、どんなふうに育ち、私たちの手元に届くのかまでは考えたことがありませんでした。今回、実際に北海道の畑に立って最初に感じたのは、「成分表に書かれた一つの名前の裏側には、想像以上に長い時間と、人の手があるんだ。」ということでした。

収穫したカンゾウの根。葉ではなく、活用されるのは土の中でじっくり育つ根の部分

UV対策バッチリで収穫体験。植物の生命力がぎゅっと詰まっているのを感じました

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王子薬用植物研究所の佐藤さんのお話によると、カンゾウはもともと野生植物。現在、日本で使われている甘草の多くは海外からの輸入に頼っていて、資源の減少や品質の安定供給が大きな課題になっているそうです。そこで王子グループは2014年、「甘草を育てる」という挑戦をスタートしました。驚いたのは、その始まりがわずか0.1ヘクタールの小さな畑だったこと。そこから10年以上かけて、苗づくり、土づくり、植え付け方法、収穫のタイミング、さらには甘草専用の収穫機械まで、一つひとつ試行錯誤を重ねながら、今の大規模栽培へとつなげてきたそうです。研究というと、白衣を着て実験室で行うイメージがありました。でもここで見た研究は一味違う。土の状態を見ながら育て方を変えたり、収穫機械を毎年改良したり、北海道の気候に合わせて栽培方法を調整したり。研究室だけでは完結しない、畑そのものが研究の現場でした。さらに印象的だったのは、「自然に合わせて育てる」という考え方です。土壌を守るために緑肥を活用したり、同じ作物を植え続けない輪作を取り入れたり。「どうすればたくさん作れるか」だけではなく、「どうすれば未来もこの土地で育て続けられるか」を考えながら向き合っている姿勢に、ものづくりの誠実さを感じました。美容成分は、工場で生まれるものだと思っていました。でも実際は、そのずっと前から始まっている。土と向き合い、植物と向き合い、長い年月をかけてようやく一つの原料になる。その背景を知ったことで、私の中で「成分を見る目」が少し変わった気がします。

森が育む、美容の可能性

実際に自然の中へ入り、原料が育つ環境に触れた時間

収穫しやすい形を目指して毎年改良が重ねられているそう。

研究所の佐藤さん。お話を伺うほどに、原料づくりに込められた時間と想いの大きさを感じました。

乾燥させたカンゾウの根を、さまざまな形状にカットした状態」 →「乾燥させたカンゾウの根を、さまざまな形状にカットした状態(左・上)/カンゾウの根から抽出した粗エキス(右)

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今回のツアーでもう一つ衝撃を受けたのが、「王子の森」の存在でした。王子グループには、「木を使うものには、木を植える義務がある」という考え方があり、国内外で広大な社有林を保有し、守り育てています。守り育てています。なんと、その広さは約63.5万ヘクタール。東京都が約3つ入るほどの広さだそうで、最初に聞いたときは思わず「そんなに!?」と声が出てしまいました。でも、私が本当に驚いたのは、そのスケールではなく、森を守ることが、そのまま未来のものづくりへつながっているという考え方です。王子薬用植物研究所では、王子グループが植林事業で培ってきた植物を育てる知見を活かして「王子カンゾウ」の栽培研究を進めています。さらに、社有林に自生する薬用植物「ヒトリシズカ」もスキンケア原料として活用されているそう。「ヒトリシズカ…どこかで聞いたことあるな。」と思ったら、以前スキンケア成分として目にしていた植物。普段は成分名として見ていたものが、「この森で育っていたんだ」と知った瞬間、一気に愛おしい気持ちになりました。美容ナースとして長年「成分」を見てきた私は、正直これまで美容は処方やエビデンス、データなど、どちらかというとサイエンスの世界だと思っていました。でも今回北海道を訪れて感じたのは、そのサイエンスを支えているのは、森であり、土であり、植物を育てる人たちの何年もの積み重ねなんだということ。化粧品は研究室だけで生まれるものではない。森があり、土があり、人の手があり、その先にようやく一つの美容成分が生まれる。北海道の大地を歩きながら、美しさは完成した化粧品から始まるのではなく、そのずっと前の「育む時間」から始まっていることを、肌で感じました。

スキンケアの見え方が、少し変わった旅

モイストクリアバーのもこもこの泡が心地よく、まさに肌に寄り添うような洗顔ソープでした


美容看護師として働いていた頃から、私は成分を見るのが好きでした。「この成分が入っているから、この働きが期待できる。」そんなふうに、処方やエビデンスから化粧品を見ることが、いつの間にか当たり前になっていました。だから正直に言うと、今回北海道へ行く前も、「原料の産地を見る」ということに、ここまで心が動くとは思っていなかったんです。でも実際に畑へ行き、研究を重ねてきた方のお話を伺って、その考えは大きく変わりました。成分表に書かれた、たった一つの名前。その裏側には、10年以上積み重ねてきた研究があり、自然と向き合う時間があり、毎日植物を育てる人たちの手がありました。普段は「○○配合」という一行で終わってしまうものが、急に何倍もの重みを持って見えてきたんです。私はこれまで、美容は「サイエンス」の世界だと思っていました。もちろん、それは今でも変わりません。でも今回の旅で気づいたのは、美容はサイエンスだけではないということ。森があり、土があり、植物を育てる人がいて、その積み重ねがあって初めて、一滴の美容成分になる。その「見えない時間」もまた、美容の一部なんだと知りました。今回見せていただいた「鼻セレブSKINLISM」のものづくりには、肌へのやさしさはもちろん、そのもっと手前にある原料づくりへの誠実さや、自然と向き合いながら未来へつないでいこうという姿勢がありました。だからこそ、製品を手にしたときの安心感や心地よさにも、つながっているのかもしれません。北海道で見た広い畑や森の景色を思い出しながら、これから洗顔ソープや美容液マスクを手に取るたびに、その一滴がここへ届くまでの長い時間に思いを巡らせる気がします。今回のツアーで知ることができたのは、商品の魅力だけではありません。「やさしさ」は、肌に触れる瞬間から始まるのではなく、そのずっと前のものづくりから始まっている。そんな「鼻セレブSKINLISM」の想いに触れられた、とても貴重な時間でした。このような貴重な機会をいただき、実際にその現場を訪れ、多くの学びを得られたことに心から感謝しています。王子ネピアの皆さま、王子薬用植物研究所の皆さま、本当にありがとうございました。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

山岡 葵

モデル/元美容皮膚科看護士

山岡 葵

美容皮膚科で看護師として働いた経験から、ドクターズコスメや美容医療にも精通。現在はモデルの仕事と並行しながら、美容研究家として活動。実体験と専門知識を活かしたリアルな美容情報をメインに、スキンケアやメイク、垢抜け美容などを紹介するリール動画がフォロワーから支持を得ている。

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