メイクアップニュース
2025.4.10

奇跡の68歳・天野佳代子だからこそ言える!「“いいにおい”は美人度を爆上げする」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第22回】

奇跡の68歳 天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。今回は“香り”のお話。

美容ジャーナリスト。

天野佳代子


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【第22回】今月の予言|「 “いいにおい”は美人度を爆上げする」

フレグランスを味方につけて、人生を変える

“いいにおいがする人”は得をします。髪や肌がキレイ、美人、スタイルがいいなどの容姿端麗レベルの評価に匹敵する程。また“いいにおいがする人”は人柄の良さまでも想起させます。これらは“いいにおい”をかいだ人の気分が良くなることで生まれる好印象という心のともし火によるもの。いいにおいは第一印象を確実に上げてくれるのです。

“におい”は形のないものですが、どの感覚よりも脳にしっかりインプットされるといわれています。元彼と同じにおいを嗅いだ瞬間、良くも悪くも元彼を思い出してしまうのは、嗅覚と脳の密接な関係があるから。医学界でも化粧品業界でも長年研究がされていて、においは心身ともに強い作用を及ぼすことがわかっています。

ここからは私の経験になります。15年程前に鼻にポリープができて手術をしました。術後は止血のために鼻腔内にガーゼがギュウギュウに入っていて、そのおかげで嗅覚は完全にシャットダウン。においがしないから食事の味がわからない、何を食べてもおいしくない、ゆえに食欲不振に陥りかなりやせました(それは良かったけど)。そのときにおいの重要性を思い知りました。

五感の中でも嗅覚程正直な感覚はないと体験的に思うわけですが、この感覚を生かせば気分が上がって生活が向上するし、前述したように人への印象操作も可能。だからこそ日々の生活にフレグランスを活用しない手はないのです。といっても、美意識の高い『美的』読者は、既に香りをつける習慣をおもちですよね。

昨今フレグランスブームが続いています。コロナ禍以降、自身を癒すアイテムとしてフレグランスを求める人が続出。以降、そのブームは継続中。新規のフレグランスが続々と輸入され、国内でも新たな香りが次々と発売されています。香り市場が活性化した分、選び方もフリーダムに。男女で分けることなく、ジェンダーレスに好きな香りを楽しめる風潮に。

時代と共にフレグランスの質にも変化が生じています。有名メゾンの、名香と呼ばれる、深く重めの香りでも今は軽めの処方になっていて、ハードルが高かった名香を気軽に楽しめるというメリットも。

昔はひとつの香りが流行ると町中その香りが充満していましたが、拡大した香り市場から好みの香りをどんどん選べるのも楽しい。1種にこだわらず数種を気分で使い分ける、数種をレイヤードして自分だけの香りにするなど、フレキシブルに使いこなせばさらに香りの面白さを堪能できます。

ただし人によって感じ方が違うのも嗅覚の特徴。だから今月のオススメ製品は皆さんに推したいわけではなく、参考までにご紹介する、私が今、気に入っている3種。どれも温く甘やかな香りで、日々の疲弊した心をしっとりと潤わせてくれます。

自分を癒しつつ好印象を与えることができるフレグランスの魔力。現在楽しんでいる方もこれからの方も、“いいにおいは全方位で得をする”ということを覚えておいてくださいね。

予言者・天野からのオススメ製品


a. ウードを基調とし、フローラルノートが重ねられた豊潤な香りのフレグランス。
ルイ・ヴィトン ミリアド パルファン 100ml ¥101,200


b. フレッシュで華やかなフローラルの香り。ギフトにも◎なかわいさも人気の理由。
プラダ パラドックス ヴァーチャル フラワー オーデパルファム 90ml ¥26,400

パラドックス ヴァーチャル フラワー オーデパルファムの詳細はこちら


c. フローラル、リリー、アンバーなどをブレンドした、ブランドを代表する爽やかな香り。
クリーン リザーブ ウォームコットン オードパルファム 100ml ¥16,280
リザーブ ウォームコットン オードパルファムの詳細・購入はこちら

【過去へタイムリープ!】海外に行く度に、大好きなフレグランスを購入していた30代


1980年代中期頃。『CanCam』の仕事でパリへ。海外に行く度にフレグランスを購入。フレグランスは香料の濃度が高いパルファンにこそ、その香りの特徴が表現されているといわれていたので、買うのはいつもパルファン。つけるとかなり香りが立っていました。今は一段ライトなオードパルファンが中心。世の中的にもいちばん売れている濃度ですね。

『美的』2025年5月号掲載
文/天野佳代子 構成/齊藤みなみ(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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