メイクアップニュース
2024.10.12

奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「チークを制すればキレイも上がる」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第16回】

奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「今こうすると、未来でこうなる」。今月の予言は?

今月の予言|チークを制すればキレイも上がる

失敗するとコント顔!チークは慎重に選ぶべし

先月号ではカバー力ファンデーションで私がやらかした失敗をご紹介しました。厚く塗りすぎて“厚化粧の女”になってしまった話です。失敗ならほかにもいろいろあります。ピンクのアイシャドウを濃く入れすぎてまぶたが腫れぼったくなったとか、リップの赤が強すぎて唇オバケとか。どちらにせよメイクの失敗は、つけすぎ、あるいは色が合っていないことによって起こる悪目立ち現象がだいたいです。でも、自分のにおいに気づけないのと同じで、メイクの仕上がりも自分では判断できにくいので、お友達のメイクが濃すぎたら、さりげなく指摘してあげましょう。そのとき険悪な空気が流れても、友人からは後々感謝されるはずです。

長年自分の顔と向き合ってきてメイクも上達しているはずの私ですが、今でも失敗はあります。よくあるのがチークです。濃すぎて酔っ払いの嫌疑をかけられたり、薄すぎて中顔面が広く見え、太ったとほくそ笑まれたり。そう、チークというアイテムは入れる箇所が広い分、失敗するとダメージが大きい。特にチークの失敗は滑稽な顔になっていることが多く、自分ではキレイになったつもりが、実は顔がコントになっているなんてことも。チークの色選びや入れ方はメイク上の重要事項なので、慎重に行きましょう。

そんな難しいチークですが、上手に使いこなすとあらゆるメイク効果を得ることができます。色感によるかわいらしさ向上、チークの粉体で毛穴がカバーされての美肌見え、そして色で頬が分断されての小顔効果など、よくよく“映え”に貢献してくれます。

入れ方は時代によって変化してきました。今はこめかみから目の下に入れている人をよく見かけますが、これは恥じらいのあるウブ顔を演出できて、若い人向きです。大人にはちょっと…というのであれば、頬骨の高いところを中心に丸くふんわり入れると、流行や年代に関係なく、自然な血色感を醸せます。

チークを制したものはキレイの実力が上がるので、ぜひ使いこなしてください。でもやっぱり色の発色を調整できない、つけすぎてしまうという人には、良いチークが発売になったのでご紹介します。下に紹介した3点です。

チークは見た目ではわからない発色をするもので、一見淡い色なのにつけてみたら色が強かったというのはよくある話。今期発売になったこの3つのチーク、中でもKANEBOとケイトは見たことのない色の組み合わせで驚きますが、ブレンドすることによって、真実の血色になりすましたような自然な赤みが再現できます。これは異なる2色のミックスがなせる業で、肌への溶け込み力が上がるという処方によるもの。また、SUQQUは新しく開発された微細な粉体によって、見たままの優しい発色が再現できます。どれもテクニックいらずで、メイク初心者でも程よい頬色を物にできます。

塗るだけで唇ふっくらのリップをはじめ、血色なりすましチークなど、最近のカラーものの進化はすさまじい。ぜひ試してみてください。

 

【過去へタイムリープ!】当時主流だった3角チーク。入れ方ミスで大顔に


2005年の48歳の頃。耳横から鋭角に入れる3角チーク全盛の頃。三角形に入れることで顔をほっそり見せるという効果を信じていたけれど、実際はつける範囲が狭すぎてチークによる小顔効果は皆無。頬の丸さがよけい際立ってしまっている。このときは今より5kg痩せていたのに、今より太って見えるという不思議。

 

予言者・天野からのオススメ製品

アプリコット×レモンイエローで、爽やかな血色を盛れる。
カネボウインターナショナルDiv. KANEBO ムードブースティングブラッシュ 01 ¥5,830(セット価格)
ムードブースティングブラッシュの詳細はこちら


透明感あふれるパープルみピンクのチーク&ハイライト。肌の色を美しく引き立て、儚げな印象をかなえる。
SUQQU ブラーリング カラー ブラッシュ 06 ¥6,600
ブラーリング カラー ブラッシュの詳細・購入はこちら


肌にのせるとオレンジに変化。クリームタイプで、じゅわっと血色を演出できる。
カネボウ化粧品 ケイト トランスフォームチーク EX-2 ¥1,760(限定品)
トランスフォームチーク[2024年 9月発売]の詳細はこちら

 


(c)青柳理都子
天野佳代子

美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て『美的GRAND』編集長に。現在はフリーランスで活動中。YouTubeチャンネル『天野佳代子の大人美容』では「年をとるのが怖くなくなる」美容法を紹介して大好評。毎週水曜日と土曜日の20時配信中。9月30日に2冊目の美容本『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』(主婦の友社)を上梓。

『美的』2024年11月号掲載
文/天野佳代子 構成/齊藤みなみ(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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