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2020.7.13

2020上半期“アンチエイジング”コスメ5大トピックを齋藤 薫さんが厳選|価値観がひっくり返っても、未来に残すべきはなんなのか?【美的GRAND】

2020年上半期“アンチエイジング”コスメの5大トピックを、美容ジャーナリストの齋藤 薫さんが厳選。絶品ぞろいの最新コスメを振り返ります。

’20“アンチエイジング”コスメ上半期5大トピック
Choice by 美容ジャーナリスト 齋藤薫さん

【TOPIC1】塗るボトックスから人工皮膚ファイバーまで“在宅美容医療”をかなえたハイパーテクノロジー

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1/花王 エスト バイオミメ シス ヴェールディフューザー ¥50,000、同 ヴェールポーション 9ml ¥8,000(ディフューザ ーにセット済み)、 同 ヴェールエフェクター 40g ¥12,000

2/ヘレナ ルビンス タイン リプラスティ パワ A+H.A. デュオ 29.4g+30ml ¥60,000

3/ポーラ リンクルショット ジオ セラム[医薬部外品] 40g ¥10,000

 

【TOPIC2】角質ケア×肌再生こそ勝利の方程式!2層式の次世代マルチは圧倒的人気

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1/ランコム クラリフィック デュアル エッセンス ローション 150ml ¥11,000

2/イヴ・サンローラン ピュアショット ナイトセラム 30ml ¥10,500

3/クラランス プラントゴールド オイルーエマルジョン 35ml ¥8,100

 

【TOPIC3】王道美白を超えた超発光ケア プレミアムブライトニングはまぶしい光の若返り

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1/エスティ ローダー パーフェクショニスト プロ ブライト セラム 50ml ¥14,500

2/クリニーク イーブン ベター ラディカル ブライト セラム 50ml ¥14,000

3/シャネル サブリマージュ ラ クレーム ルミエール 50g ¥41,000

 

【TOPIC4】ますます健在!エイジングケア界が誇る先進のロングセラーはなおも進化をやめない!

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1/ディオール カプチュール トータル セル ENGY スーパー セラム 30ml ¥13,000

2/ゲラン オーキデ アンペリアル ザ ライトクリーム 50ml ¥54,600(限定品)

3/クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレーム[医薬部外品] 30g ¥60,000

 

【TOPIC5】治すファンデ、若返るUV、ベースメイクのスキンケア化も止まらない

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1/ITRIM エレメンタリー エッセンシャルEEクリーム SPF50・PA++++ 28g ¥10,000

2/ポーラ B.A ライト セレクター SPF50+・PA++++ 45g ¥11,000

3/ドクター津田コスメラボ UVカラーバーム ナチュラルピンク SPF50+・PA++++ 18g ¥5,600

 

 

何が無駄で何が大切か?価値観がひっくり返っても、未来に残すべきはなんなのか?
文/ 齋藤薫さん

今まざまざと思うのは、2020上期は期せずして大きな節目となったこと。突如起きる不測の事態は、人間の弱さと強さ、無力と英知を同時に見せつけ、物事の是非を明らかにしたが、実は以前から、2020は価値観が180度変わる年、すべてがひっくり返る年といわれていた。つまりこれはある種の必然?壮絶な自粛が鮮明にしたのは、人にとって何が無駄で何が大切なのか?また価値観がどう変わろうと未来に残すべきものはなんなのか?ということだった。

まず皮肉にも、テクノロジーの進化が美容医療のケタ外れの効果を“在宅美容”でも現実のものにしてくれた。突出した未来を見せてくれたのが花王のファインファイバーが作る人工皮膚膜。あまりに斬新すぎる機器モノには戸惑いの方が大きいものだが、これぞ一過性ではないエイジングケアの絶対未来を示唆するもの。今後スピードある改良が重ねられ、必ず揺るがぬ主流のひとつになるはずだ。塗る美容医療も化粧品超えの域。表情ジワへの塗るボトックスはポーラが。ヒアルロン酸注入はヘレナルビンスタインが。どちらも美容医療コスメには実績ある開拓者。飽くなき探求の賜物だ。

また今年は美白も、王道のメラニン美白以上の存在感を見せつけたのが、美白の枠に収まらない超発光ケアともいうべき上級ブライトニング。当然のようにエイジングケアを下敷きにしてより力強い輝きを生むのが特徴だ。

そして今期際立ったのが、2層式ハイパーマルチケア。角質ケアと肌再生の掛け算こそが即効的な若返りのカギとなるのを決定的にした。しかもランコムは、攪拌の処方も進化させ、未体験のテクスチャーで肌を魅了。このジャンル、どれも圧倒的な支持を得た。一方、改めて偉大さを見せつけたのが不動のロングセラーとして君臨する全方位エイジングケア。無心に進化し続け、常に時代の最先端であり続ける実力と実績は手放しにすごい。特にクレ・ド・ポーボーテは注目の“ゴースト毛細血管”へのアプローチで真の総合老化に着手。どれもブランドの誇りを懸け、肌運命の逆転に挑んでいる。

さて、“メイクのスキンケア化”が一気に進んだのも今期のトピック。ファンデで炎症まで治療してしまう“津田バーム”など、単なる保湿ではない治す効果までがメイクに入り込んできた。また“ただならぬUVケア”が目立ち、ポーラは肌に良い赤色光だけ取り込みハリ弾力につなげる若返るUVを発表。ITRIMのEEクリームはシワも見えなくするUVSPF50。もはや人を若返らせるのにカテゴリーなどいらない。1品で何もかも、若返りのオールインワンは「もう本当に必要なものしか欲しくない時代」の到来を象徴するよう。

やがてマスクを外す日、輝くばかりに生き生きとした顔で玄関を出ていくための簡潔な絶品ぞろい…それも何か偶然ではない気がしてきた。

 

PROFILE
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美容ジャーナリスト 齋藤 薫さん
美容業界随一の審美眼と説得力のあるコメントで絶大な信頼を集める。多数の連載をもち、化粧品の開発やアドバイザーとしても活躍。

 

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『美的GRAND』 2020夏号掲載
撮影/辻郷宗平・新垣隆太  構成/中島麻純・島田七瀬・宍戸沙希(スタッフ・オン)

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