秋の花粉症かも?症状、種類、時期、対策ケアを専門医が解説
秋になると、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの不調を感じることはありませんか?それらの症状は秋の花粉によるアレルギーが原因かもしれません。この記事では、専門医が教えてくれた、秋のアレルギー症状、花粉の種類、予防法、パーツ別症状の対処ケアをまとめました。
かゆい、むずむず、腫れぼったい···秋のアレルギー症状をチェック!
長引く不調は、アレルギーが原因かも!? 美容専門誌『美的』2026年10月号では、秋に増えるブタクサ花粉、ハウスダスト、ダニ、通年悩まされる食品、金属・ゴムなど、この時期のアレルゲンをアレルギーに詳しい専門医の解説してくれました。敏感サインを見逃さないで、今すぐケア&リセットを!まずはアレルギー症状からチェックしましょう♪
アレルギー症状をチェック
当てはまる数が多い程、アレルギーの可能性あり
目
- かゆみがある
- 充血している
- 涙目になりやすい
- 目やにが出る
- まぶたが腫れている
鼻・のど
- くしゃみが出る
- かゆみがある
- 鼻水・鼻づまり
- のどがイガイガする
- 咳せきが続く
体調
- 特定のものを食べた後、腹痛や下痢を起こす
- だるい・疲れる
- 息苦しい
肌
- 乾燥している
- かゆみがある
- 湿疹しっしんが出やすい
- ちょっとした刺激で赤くなる
- ひじやひざ裏など屈曲部に湿疹が出る
- じんましんが出る
体を守るはずの免疫が暴走。アレルギーを引き起こす!
肌や目のかゆみ・赤み、くしゃみ・鼻水、のどのイガイガ…、この時期のそんな症状は「秋アレルギー」かも!
「アレルギーとは、体を守る免疫反応が、本来は体に害のない特定の物質(アレルゲン)に対して過剰に反応してしまう状態です。体がアレルゲンにさらされると、免疫グロブリンという抗体の一種“IgE”が肥満細胞などの免疫細胞を刺激して、皮膚、目や鼻の粘膜、呼吸器などさまざまな部位でアレルギー反応を引き起こします。その症状はさまざま。しかも、アレルゲンは必ずしもひとつではありません。自己判断はせず、まずは病院でアレルゲンを確かめて! 診療科は、症状が最も顕著な部位で選びましょう」(秋野先生)
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秋アレルゲンになりやすい「花粉」の種類と飛散時期
つづいて、"秋アレルゲン"になりやすい原因の1つ、秋に注意するべき花粉の種類や飛散時期について紹介します。秋の花粉にはどんなものがあるのでしょうか?
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ…など草花の花粉
「ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの草花は秋に花粉の飛散ピークを迎えます。道端や公園、河川敷などに生息する雑草で、花粉の粒子が小さいのが特徴。吸い込むと気管に入って粘膜を刺激して、咳など炎症を引き起こします」(高澤先生)

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アレルギーを徹底予防!秋花粉対策のポイントは?
環境による原因を取り除いて症状がでるのを防ぐための方法とは?ここでは花粉をブロックする方法、免疫バランスを整えて抵抗力を高める方法を紹介します。
環境によるアレルギーの原因を取り除いて発症をブロック
「アレルギーは遺伝因子と環境因子が絡み合って発症します。遺伝的にアレルギーになりやすい体質だからといって、必ずしも発症するわけではありません。そこに花粉やダニなどのアレルゲン、生活・居住空間の衛生状況、食生活、スキンケアなど、さまざまな外的要因が加わることで、発症リスクが高まります。遺伝的な体質は自力で変えるのは困難なので、アレルギー発症の引き金になり得る環境の原因物質を減らすことがいちばんの予防になります」(秋野先生)
花粉に近づかない、吸い込まない、部屋にもち込まない

マスクはフィルター性の高い不織布製で、顔にフィットするものを選んで。←帰宅後は洗面台に直行。手洗い、うがい、できれば洗顔も。

「ブタクサやヨモギなど秋の花粉は飛散距離が短めなので、まず生息地に近づかないこと。避けられない場合は、マスクやメガネで目・鼻・口の粘膜をガードし、室内にもち込まないようにしましょう。帰宅後すぐのうがいや手洗いもマストです」(高澤先生)
Point
・群生地に近づかない・マスクで花粉をカット
・服や髪についた花粉は玄関先で払う
・こまめにうがい&手洗い
免疫バランスをを整えて抵抗力を高める
「アレルギー症状は免疫の過剰反応によって起こるため、免疫バランスを整えることで悪化を防げます。そのためには免疫細胞の約7割が集中する腸の健康が大事。腸の善玉菌を増やす食事、適度な運動、良質な睡眠など、腸内環境を整える生活習慣に!」(高澤先生)
Point
・栄養バランスを整える・腸内環境を整える
・軽い運動を習慣にする
・良質な睡眠をとる

普段の食事で足りない栄養はサプリメントで補充
「ビタミンD、オメガ3脂肪酸、亜鉛などは、アレルギー症状を抑えるために積極的にとりたい成分です。食品に加えサプリメントで補うのも◎」(秋野先生)
腸内に善玉菌を増やす
「善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌(プロバイオティクス)を習慣的にとることで腸内環境が整います」(秋野先生)

大正製薬 新ビオフェルミンSプラス錠
| 容量 | |
|---|---|
| ¥2,904(編集部調べ) | 360錠 |
2種の菌が生きたまま腸へ届く
悪玉菌を抑制、善玉菌を促進する菌を生きたまま腸へ。
花粉アレルギーが原因で食物アレルギーに!
アレルゲンの形が似た食品をとると「交差反応」で発症も!
「大人になって発症するアレルギーに〝花粉-食物アレルギー症候群〟があります。これは花粉アレルギーが原因で発症する食物アレルギー。本来のアレルゲンに対して作られた抗体が、構造や形の似た別の物質を同じ敵だと誤認する『交差反応』と呼ばれるもの。スギやハンノキ花粉にアレルギーのある人が桃やリンゴに反応するのも一例。秋のイネ科やキク科の花粉症の人は、メロンやきゅうりなどウリ科の食物をとると唇やのどに不調を感じることがあります」(高澤先生)

秋花粉はウリ科の食物で反応が強く出る

イネ科・キク科(雑草、ブタクサ、ヨモギなど)
ウリ科(メロン、スイカ、きゅうり)、トマト、オレンジ、バナナ、アボカドなど、幅広い新鮮な果物や野菜
カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ)
バラ科果物(リンゴ、サクランボ、桃、梨、ビワなど)、ヘーゼルナッツ、豆科(大豆、ピーナッツ)、セリ科(にんじん、セロリ)
ヒノキ科(スギ、ヒノキ)
バラ科果物、柑橘系果物、ザクロ、イチジク
イネ科やキク科の草本花粉に関与するアレルゲンは「プロフィリン」。秋のブタクサ花粉の人が、プロフィリンを含む似た構造のウリ科の果物や野菜を食べると、数分以内に唇の腫れやかゆみ、のどのイガイガ感など、口腔アレルギーを発症することがあります。
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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
あきの あい/シナモン皮膚科 板橋区役所前 院長。広島大学医学部医学科卒。東京科学大学病院皮膚科などを経て’24年より現職。