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2026.09.24

美しさが生まれる肌環境へーそのカギは細胞パフォーマンスにあり!

SOURCE: 美的 2026年11月号

2026年11月号

11月号

9月24日 ¥1,680

『美的』11月号は、「秋メイクは『盛れるベージュ』で品格映え!」という大特集。秋も深まる季節に、進化したベージュメイク…

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肌環境を健やかに整えるためには、細胞が本来もつ機能を発揮できる環境を保つことが重要。
加齢や紫外線、活性酸素などによる細胞機能の低下に着目し、理想的な肌状態を目指す多角的なアプローチとは?

Key approaches

\“細パ”について私が解説します!/

花王 スキンビューティ研究所
三好則子研究員

1995年から乳化系の下地やファンデーションの開発に携わる。小学生から続けているバレーボールで培った体力と根性で、極上のファンデーションの開発に情熱を注ぐ。

美しい肌のために欠かせない“細胞パフォーマンス”とは?

美しい肌の土台を保つためには、細胞が常に活発に働ける状態の維持がカギ。加齢、紫外線、活性酸素、乾燥、生活習慣の乱れによって低下する細胞パフォーマンスを、細胞の内側と外側からサポートすることが重要。

細胞のフル稼働には環境の整備が不可欠

美しい肌へのアプローチはさまざまある中、加齢と共に低下する細胞のパフォーマンスを維持するために、肌細胞を取り巻く“環境”を整えるという、ユニークな技術とは。
「加齢はもちろん、紫外線、活性酸素、乾燥、生活習慣の乱れなど、細胞の機能低下を招く要因はさまざま。だからこそあらゆる技術を総動員し、細胞内と細胞外から肌状態を整えるアプローチが重要なのです」と語るのは、花王 スキンビューティ研究所の三好研究員。

その柱としてあるのが「DNA修復」「SPARC産生促進」「オートファジーの活性化」の3つ。細胞内の異なる側面から、肌の健やかさを支えます。
「これらは、肌悩みに対症療法的に対応するのではなく、皮膚の健やかさを保つ“環境”を構築し、美しい肌を作り出すという、全く新しいアプローチ。我々の研究目標である“肌そのものが根本的に良い状態を維持できるようにする”ことに大きく貢献する革新的な総合技術です」(三好研究員)


細胞パフォーマンスをアップする3つのアプローチ

1.DNAダメージを修復【守る】

肌の細胞のDNAは、肌の性質や美しさの「設計図」。紫外線や活性酸素によって1日に何万回もダメージを受け、その度に修復されますが、細胞パフォーマンスが低下するとダメージが蓄積。そのため、DNA修復能を高めるアプローチが重要です。

DNAが受けるふたつのダメージ

[紫外線による大きな傷]
紫外線はDNAを大きくゆがませるため、広範囲に切り取って修復する仕組みが必要。

[活性酸素による小さな傷]
活性酸素はDNAの塩基(パーツ)のひとつを傷つける。ピンポイントで取り除く必要が。

[アーティチョークエキス]
DNAダメージの大きさに応じて、ふたつの修復システムが使い分けられる。アーティチョークエキスはその両方ともの働きをサポートできる。


表皮細胞の活性化

サクラ葉エキスは表皮細胞を活性化し、細胞本来の代謝・機能を保つことで、DNAダメージの修復機能をサポート。

2.SPARC産生を促進【作る】

加齢などによって減少するマトリセルラータンパク質「SPARC」は、肌の土台作りを指揮する重要な存在。真皮内のSPARCを増やすことで、肌のハリ・弾力を支えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の産生を促進することがわかっています。

SPARCとは
表皮と真皮で作られ、多彩な機能をもつタンパク質。コラーゲンの産生を促進するほか、「肌作りの指令役」であることが判明。

SPARCを増やすことで真皮3大成分のヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンの産生を促進。

[ユキノシタエキス]
SPARCが豊富な環境を作り出すため200種類以上の成分から探索。

3.オートファジーを活性化【リサイクル】

皮膚の健やかさを保つために重要な「オートファジー」。表皮細胞が角層細胞へと変化する「終末角化」では、細胞内が大きく作り変えられる。この細胞内のいわゆるリフォームにも、オートファジーによるリサイクルが関わっている可能性がある。

オートファジーとその重要性とは?
細胞が自らの構成物を分解・リサイクルして細胞内の環境を正常に保つための、生命維持に欠かせない重要な仕組み。

終末角化のイメージ

終末角化とは?
表皮細胞が角層細胞へと生まれ変わっていく過程のこと。このとき、細胞の中ではさまざまな成分が分解・リフォームされ、細胞はその構造や中身を大きく変える。こうした劇的な変化を支える仕組みのひとつとして、オートファジーの活性が関わっていることが示唆されている。

終末角化の中で、細胞の内容物は変化。この変化をサポートするオートファジーの機能が低下すると、終末角化に以上が起こり、ごわつきなどの原因になる可能性も。

表皮細胞内でオートファジーを活性化し、終末角化を支える成分とその組み合わせを発見。


●協力/カネボウ化粧品

イラスト: green.K

構成: 村花杏子

SOURCE: 美的 2026年11月号

2026年11月号

11月号

9月24日 ¥1,680

『美的』11月号は、「秋メイクは『盛れるベージュ』で品格映え!」という大特集。秋も深まる季節に、進化したベージュメイク…

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