皮膚科医に聞いた！話題の「ヘパリン類似物質」って、具体的にどんな仕組みで働くの？【おすすめ商品】

乾燥肌

医療用医薬品でも使用される成分「ヘパリン類似物質」。ここでは、保湿効果に優れるこの成分の市販品をご紹介。化粧水から乳液、クリーム名で、正しい知識と共に製品を知って。

【目次】
・医療分野でも注目の「ヘパリン類似物質」の効果は？
・乾燥肌を徹底的に潤す「ヘパリン類似物質配合スキンケア」
・あかぎれ、ひび割れ改善にもお役立ち「ヘパリン類似物質配合ハンドクリーム」

医療分野でも注目の「ヘパリン類似物質」とは？

＼教えてくれたのは…皮膚科医友利新先生／
友利新先生
都内2か所のクリニックに勤務。美容知識の豊富さと、わかりやすい解説で、TVや雑誌、講演会などで幅広く活躍中。

「ヘパリン類似物質」は医療分野でも治療効果の高い成分として注目を集めています。

＜乾燥肌を改善する効果が高い「治療成分」＞

体内にあるヘパリンという物質に似た成分を持っていて、血行促進、保湿、抗炎症作用といった乾燥肌を改善する効果が高い治療成分。

＜肌の奥までしっかり浸透し、乾燥肌を根本から改善＞

セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸は、皮膚の表面や角質層や表皮の上の方、上層にしか浸透しないが、このヘパリン類似物質は表皮の奥や基底層の奥まで浸透していく。

底膜と呼ばれる細胞が生まれる場所があり、そこにしっかりと浸透していくので、新しい細胞を生まれ変わらせる作用もある。これによって乾燥肌を根本から改善してくれる。

＜スキンケアにはテクスチャーや香りにもこだわってみて＞

このように乾燥肌を根本から変えてくれるヘパリン類似物質。実は治療薬でも処方されることがあるが、スキンケアで使われる製剤は、テクスチャーや香りが使いやすいようになっている。

連載・友利新先生の“化粧品成分”早耳NEWS#17　確かな保湿効果に期待！スキンケアにも応用されるヘパリン類似物質

乾燥肌を徹底的に潤す「ヘパリン類似物質配合スキンケア」

コーセーマルホファーマ｜カルテヒルドイド（R）モイスチュアローション［医薬部外品］

【このアイテムのポイント】
・乾燥悩みに終止符を打つ！
・「何をやっても乾く」という悩みや繰り返す肌あれなど、乾燥によるトラブルを解消に導く高保湿スキンケアブランド“カルテヒルドイド”が誕生。
・キーとなるのは、保水有効成分である“ヘパリン類似物質HD”。細胞間脂質のラメラ構造にアプローチし、肌のバリア機能の回復を手助けする。
150ml　￥1,800（編集部調べ／2020年9月16日発売）

モイスチュアローション［医薬部外品］

大正製薬｜アドライズアクティブローションディープモイスト［医薬部外品］

【このアイテムのポイント】
・1品で潤いも美白も手に入る。
・ヘパリン類似物質とプラセンタエキスのＷの有効成分が、保湿＆美白を同時にかなえる薬用ローション。
・アミノ酸とセラミドを従来品より200％増量し、さらにシロキクラゲエキスを配合したことで、角層に素早くリッチな潤いをプラス。
120ml　￥3,500

アドライズアクティブローションディープモイスト［医薬部外品］