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2022.6.19

【上半期ベスコス】総合TOP3を発表!斎藤薫さんがその魅力を語ります|美的GRAND

セレクト基準はただひとつ、“若見え”するかどうか!! 今年もあらゆるコスメを試しに試した美容賢者32名が「これはスゴイ!」と唸ったアイテムがランクイン。

『美的GRAND』2022年上半期ベストコスメ
エイジングを止めた「奇跡のコスメ」はこれだ!

総合ランキング

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【3位】シャネル リップ&チーク ボーム N゜1 ドゥ シャネル 5 ¥6,050

じゅわっと肌に溶け込み、血色感&ハリ感をプラス!若見え効果抜群と話題に

【2位】ポーラ B.A ローション イマース 120ml ¥13,200

汗による毛穴ダメージから守る新発想の“糖化ケア”でキメが復活したとの声続出!
B.A ローション イマースの詳細はこちら

【1位】ランコム レネルジー HCF トリプルセラム 50ml ¥23,100

コスメ界が誇る最新技術の集大成!シミ・シワ・たるみを1本でケアできる悩み多き大人肌の救世主が誕生

※’22年1~6月に発売された新製品の化粧品&美容アイテムの中から、美容賢者がマイベストな1品を選出し、合計票数で順位を決定。

齋藤 薫さんがその魅力をじっくり語ります
’22年上半期ベストコスメTOP3&3大TOPICSは必ずチェックすべし

作り手と使い手が、うそのない本質を求め合って、火花を散らす!

文・美容ジャーナリスト 齋藤 薫

平和なときは本質が見えにくい。逆に“有事”にこそ物事の芯の部分が見えるもの。そういう意味では、ようやく当たり前の日常に戻れるかと思いきや、新たに世界規模の問題が押し寄せている今、さらに物事がクリアに見えてきているはず。改めて美の本質を見極め、無駄がない、うそのない、価値のある本物と出合いたいとの切実な思いがわき出すはずなのだ。

【TOPICS01】時短じゃない、昇華のための “掛け算マルチ”

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A.ランコム レネルジー HCF トリプルセラム 50ml ¥23,100

レネルジー HCF トリプルセラムの詳細・購入はこちら

C.シャネル リップ&チーク ボーム N゜1 ドゥ シャネル 5 ¥6,050

D.資生堂 HAKU 薬用 日中美白美容液[医薬部外品] SPF50+・PA++++ 45ml ¥5,280

日中美白美容液[医薬部外品]の詳細はこちら

化粧品のひとつの本質はずばり“掛け算マルチ”。複数の効果を掛け合わせるマルチケアは、今のトレンドとはいえ、今期のマルチは次元が違う。まず“シミ、シワ、たるみ”の3大老化に同時に働く想定外の相乗効果で業界を驚かせた総合1位のランコムのトリプルセラム(A)は、まさに高次元の掛け算マルチ。同時配合は不可能とされていた“ヒアルロン酸+グリコペプチド、ビタミンC誘導体+ナイアシンアミド、フェルラ酸”の1品搭載に成功した。手のひらで融合させるトキメキも格別なものがある。化粧品は進化する程に1品に機能を集中させ、効果を昇華させるべきであり、これはその象徴、作り手の志の高さがひしひし伝わってくる。
一方、資生堂 HAKUの美容液(D)は、日中の肌環境に着目した美白と美肌ケア、UVケアに美肌明度アップ効果まで、驚きの日中オールインワン。単なる多機能ではない、先進技術がなければ不可能な組み合わせ、その掛け算効果は計り知れない。
そんな時代を別の意味で彩っていたのが、シャネル N゜1 ドゥ シャネルシリーズ。最小限で最大限の満足をもたらすスキンケアからメイクまでの一気通貫シリーズは、美意識とエコを見事に両立させた未来形。総合3位のリップ&チークボーム(C)の爆発的人気は、“紅色のマルチ使い”さえ、掛け算の美を生むことを思い知らせたはずだ。

【TOPICS02】 “隠れ美白” アイテムが、気がつけばアチコチに登場!

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B.ポーラ B.A ローション イマース 120ml ¥13,200

B.A ローション イマースの詳細はこちら

E.アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N[ 医薬部外品] 165ml ¥5,500

薬用スキンコンディショナー エッセンシャル N[医薬部外品]の詳細はこちら

F.エスト クラリファイイング ジェル ウォッシュ 130g ¥4,950

クラリファイイング ジェル ウォッシュの詳細・購入はこちら

次に注目すべきは“隠れ美白”。美白ではないのに、仕上がりは美白超え。肌の明るさばかりか透明感、キメ細かさ、輝きと、本来美白に求めるものすべてをとりそろえてくれるのだから。特に総合2位のポーラ B.Aのローションイマース(B)は、極めて困難な大人のたるみ毛穴の引き締めを“汗の糖化”ケアでなし遂げた革新派。大人肌は毛穴レスでこそ肌明度も透明感も増すのを教えてくれた。
また角栓洗浄で顔色濁りまで洗い上げるエストの洗顔料(F)や、全方位でぐるりと肌の調子を整えるアルビオンが誇る伝説の化粧水“スキコン”(E)の進化版も、美白に成功した肌になる。逆に美白ルールに縛られず、奥行きある柔軟なケアで肌濁りを取り払う“隠れた色白肌効果”こそが、化粧品の可能性を切り開くのだろう。

【TOPICS03】王道タイプの逆襲 “異次元リキッド” の時代

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G.ディオール ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ SPF20・PA+++ 全11色 30ml ¥6,820

ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウの詳細・購入はこちら

H.イヴ・サンローラン オールアワーズ リキッド SPF39・PA+++ 全10色 25ml ¥7,260

オールアワーズ リキッドの詳細・購入はこちら

I.SUQQU ザ リクイド ファンデーション 115 SPF15・PA++ 30ml ¥11,000
※全23色。色番によってSPF値が異なる。

ザ リクイド ファンデーションの詳細・購入はこちら

そして異次元リキッドファンデの劇的進化!既に成熟している上に、進化が最も難しいと言われたリキッドがなぜか軒並み衝撃の技術革命を見せたのだ。SUQQU(I)は色素の液体化で高次元の艶を生み、イヴ・サンローラン(H)は理想的なキメの模倣テクノロジーで消えるカバー力を実現。ディオール(G)は86%美容液で使う程に美肌を作る。一見なにげないのに、塗るとまるで違う。肌との一体化、自然な高カバー、驚く程の美肌仕上げ。ベースの原点であるリキッドだけに、肌を年齢不詳にする仕上がり進化は、人の運命を変えるくらいに大きなこと。まずは今期、絶対にリキッドを買い替えてほしいのだ。

ともかく今年、作り手と使い手が、うそのない結果を求め合う、素晴らしい市場となった。

『美的GRAND』2022 夏号掲載
撮影/辻郷宗平(Bebop) ペーパーアート/前田京子 文/森本恵子 構成/中島麻純・島田七瀬・吉田 梓・赤木さと子(スタッフ・オン)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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