健康・ヘルスケア
2026.10.20

不調の芽を摘む「秋腎活」で、疲れにくくゆらぎにくいカラダに。

残暑の疲れ、ハリツヤ不足・ホルモンのゆらぎ・重だるさ。実は“腎”のパワー不足かもしれません。血虚・水滞・気虚のタイプ別ケアで、疲れにくくゆらぎにくいカラダに。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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SOURCE: 美的GRAND 2026年秋号

2026年秋号

秋号

9月11日

今年も秋の深まりはまだ先になるようですね。夏の名残が至るところに残る中、GRAND秋号発売です。 大特集は「秋の大人、…

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慶應義塾大学医学部 漢方医学センター専任講師

堀場裕子先生

秋腎活をする前にCHECK!

東洋医学の基本!体を巡る「気血水」の考え方

洋医学では、体は生命活動のエネルギー源である「気」、全身に栄養と潤いを与える「血」、血液以外の体液である「水」という3つの要素が巡ることで、健康と美しさが保たれると考えられています。これらは互いに深く連携して循環し、どれかひとつが不足したり滞ったりすると、体の不調を招いてしまいます。「秋腎活」を始める前に、まずはこの巡りの基礎となる「気血水」のバランスについておさらいしましょう。

そもそも「腎」とは?

腎は体のエネルギーの源。気血水を支える腎が衰えると“腎虚”になってしまう…

下図のように、東洋医学においては五臓が互いに影響し合い、生命活動のバランスを保っていると考えます。その中心にあるともいえる「腎」は、生命力の源や水分代謝を根本から支える重要な土台です。この「腎」が衰えると、全身を巡る気血水のバランスが大きくくずれ、老化やさまざまな不調を招く“腎虚”の原因となります。日々の養生で「腎」を労わることが、若々しさと健康を維持する秘訣となるのです。

【腎】
・生命力の源である「精」を蓄え、成長や発育、生殖をつかさどる
・腎臓、膀胱など泌尿器系と内分泌系にかかわる
・腎の衰えは老化と関係が深い
・水分代謝を管理
・呼吸をサポート
・骨を養い、骨格を丈夫にする

【肝】
・血液を貯蔵する働きをもつ肝臓や胆のうと深くかかわる筋や関節運動を支える
・女性の生理に影響
・気の流れを整えて、自律神経や情緒をコントロールする働きをもつ

【心】
・血液を全身に循環させる働きをもつ
・心臓や循環器系にかかわる
・精神や意識の活動を統括する

【脾】
・胃腸などの消化器系にかかわる
・消化・吸収の中心的な働きを担い、気・血・水を作り出し、全身に運搬する
・内臓の位置を保つ
・水分代謝や筋肉に栄養を与える

【肺】
・「気」を体中に巡らせる役割をもつ
・呼吸器系全般にかかわる
・皮膚の状態や水分代謝にかかわる

本格的な腎虚になる前に「秋腎活」でプレケア

 季節の変わり目に体調をくずす人の多くは、その前の季節に負った
ダメージをそのまま引きずっていることが多いです。秋の不調は夏に冷たい飲み物やエアコンなどで体を冷やし続け、疲れを蓄積させたまま秋に突入することが原因。9月は暑さのピークは越えつつも、まだまだ暑さが残る時期でもあるので、冷やしすぎは意識しましょう。冷えることで胃腸機能が低下するとエネルギーが枯渇し、寒さに弱い「腎」の消耗を早めてしまうからです。
 東洋医学で生命力にかかわる「腎」は、冬に最もダメージを受けやすいため、本格的に寒くなる前の秋からプレケアをすることが大切です。「腎」のエネルギーは加齢と共に減る一方で増やすことはできません。「腎」のエネルギー不足が本格化して〝腎虚〟になる前に、いかに減る勢いを緩やかにできるかが日々の養生のポイントです。「腎」を補う食べ物や冷え対策で、スムースな季節の切り替えをしていきましょう。

腎虚のタイプ別セルフ診断

腎が弱ると現れるサインをチェック!

初期サインは大きく3つのタイプに分けられます。自分に当てはまる不調にチェックを入れて、いちばん多い項目があなたのタイプです。重複する場合は対策を組み合わせてみましょう。

Type【A】

  • 肌が乾燥しやすく、爪が割れたり薄くなったりしやすい
  • 髪のパサつき、抜け毛や白髪が気になる
  • 目が疲れやすく、かすむことが多い
  • めまいや立ちくらみが起こりやすい

→血虚タイプ

【血虚タイプ】の秋腎活アクション

Type【B】

  • 手足や腰周りが冷えやすい
  • 朝から顔や足が浮腫んでいる
  • 雨や台風の前になると調子が悪くなる
  • 冷たいものより、温かい飲み物を好む

→水滞タイプ

【水滞タイプ】の秋腎活アクション

Type【C】

  • 起床時から体が重く、疲れが抜けにくい
  • ちょっとした運動や階段で息切れがする
  • 食後に強い眠気を感じたり、胃もたれしやすい
  • 風邪をひきやすく、治りにくい

→気虚タイプ

【気虚タイプ】の秋腎活アクション

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

EDIT&WRITING: 美的GRAND編集部

2018年に小学館が創刊した大人世代向け美容専門誌『美的GRAND』の編集部。40代以降の女性が抱える美容やライフスタイルの悩みに寄り添い、ドクター、研究者、美容ジャーナリスト、エディターなど各分野のプロフェッショナルと連携し、スキンケアからメイク、ヘルスケア、ウェルネスまでを多角的に紹介。「年齢に抗う」というアンチ・エイジングではなく、年齢とともに自分らしい美しさを積み重ねていくというポジティブな“ネオ・エイジング”を提唱し、信頼できる知見をわかりやすく発信することを心がけています。

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撮影: 宮濱祐美子

スタイリスト: 来住昌美

イラスト: 松井琢朗

構成: 宮田典子

SOURCE: 美的GRAND 2026年秋号

2026年秋号

秋号

9月11日

今年も秋の深まりはまだ先になるようですね。夏の名残が至るところに残る中、GRAND秋号発売です。 大特集は「秋の大人、…

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