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クレ・ド・ポー ボーテx美的 〝輝き〟をテーマに描く、作家・川上未映子さんが書き下ろし人生を輝かせるコスメティック

  • vol.01
  • vol.02
  • vol.03

肌はあなたの生き方を映す鏡。
愛おしく手をかけたり、ときめいたりすることで、どんな宝石よりも輝きを放ちます。
無限の可能性をもつあなた自身も肌も輝いてほしいという想いから、40年以上肌細胞研究を積み重ねてきたクレ・ド・ポー ボーテ。
そうして生まれた名品たちを主役に、作家・川上未映子さんが3人の女性たちの輝きの瞬間を切り取ります。最終回は35歳のミドリが主役。
クレ・ド・ポー ボーテに背中を押され、自信に満ちあふれるミドリのストーリーをお楽しみください。

vol02
ミドリ、35歳の万事快調

盟友みたいな女友だちでいつもみたいに話していると、感情の話になった。酸いも甘いもかみ分けられるような大人の女になったかどうかはわからないけど、それなりに時間を重ねていろんなことを経験した。これまで味わった感情については、じゅうぶんすぎるほど、泣いたし笑ったし、振りまわされたし、楽しみかたもわかってる。わたしたち、よくまあここまでなんとかやってきたよねえ、なんて互いをねぎらいあっていると、「ねえねえ、これまで感じたことのない感情って──これだけはわからないなあって、感情ってある?」誰かが質問を投げたのだ。

喜怒哀楽はもちろんのこと、淋しさ、切なさ、劣等感に優越感、同情、嫉妬に、うしろめたさ……みんながつぎつぎに上げていく感情には、ミドリもぜんぶ心当たりがあった。ということは、知らない感情ってないのかな。そんなものかな、という気持ちと、そんなはずはないという気持ち。ミドリがここのところ強く感じつづけているのは、達成感だった。三年前に立ちあげた、美容記事や広告を専門とする編集プロダクションは、出版なんてもうだめだよという大方の予想を越えて好成績を叩きだし、業界のちょっとした台風の目になっている。そんなわけで、この数年のあいだ、波はあってもたえず興奮状態にあるミドリは、自分の知らない感情、というテーマを新鮮に感じた。むかしは小説を読んでお気に入りの描写に線を引いたり、十代のころはちょっとしたポエムなんかも書いていたっていうのにね……。女友だちはもう次の話題に移っているけれど、ミドリは花瓶の内側を布で丁寧にふきあげるように、自分について考えてみる。そして、はっと気がつく──わたしの知らない感情がひとつある。それは、退屈ってやつだ。

生まれてこのかた、ミドリは、退屈、という感情をもったことがない。今の今まで考えもしなかったけれど、でもそれは本当のことで、しかもこの発見は、ミドリがこの数年、全身をひたしている万能感に、さらなる磨きをかけるもの。「ねえ、さっきの話だけど、わたし、退屈って思ったことないかも」と言ってみると「それほんと、ミドリって感じしかしない!」とみんなが笑う。たしかに。考えてみればやりたいことばっかりで、失敗すれば悔しいけれど、つぎはどうすればいいのかを考えるのに必死だったし、楽しかった。とくべつな才能があるわけじゃないけれど、そっか、でも今、こうして自分を自分にちょっと自慢できるような自分でいられるのは、やっぱりそれと関係していたのかもしれないな。退屈なんて感じる瞬間もないくらい、一生懸命だったってことかもしれない。

会社は絶好調。いろんなものや出来事が、やってきては去ってゆくけど、その波の回数がふえるごとに、ミドリの人生は濃くなり、心も物もどんどん豊かになる。ブラウスは着心地のよさのとりこになってシルクばかりになり、旅行もこれまでよりもラグジュアリーな日程を組み、スキンケアは、愛する美容液のシリーズをたっぷりラインでリッチに楽しむ。ミドリのいちばんご褒美であり、自信を生みつづける習慣である。朝めざめるたびにしっとりふかふかに輝く肌を両手に包んで、自分は、今よりも若かった頃より、もっともっと満足していると心から思う。ひょっとしたら今が人生で最高のシーズンなのかもと思って不安にもなるけど、でもそんなことにとらわれたってしかたない。先のことはわからない。わからないなら今、ここにある今を生きるしかないじゃない。

 そろそろ解散かなと言うときに、お店のライトがすっと落ちて、バースデーソングの合唱が始まった。今日はミドリの35歳の誕生日。そして二十代、三十代前半のいろんな出来事を一緒に駆け抜けてきた女友だちの笑顔。大人になるのって悪くない──といっしゅん思って、悪いどころか、最高だな、とミドリはにっこり笑う。

輝く肌こそがあなたの財産。〝スキンラグジュアリー〟を体現

肌の知性*1に着目した独自成分〝スキンイルミネイター*2(保湿・整肌)〟を配合。スターアイテムである美容液「クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム」が洗顔後の素肌のすみずみまで潤いを届けて輝きを生み出し、次に使用する化粧水「クレ・ド・ポー ボーテ ローションイドロ An」を引き込んで輝きを育む。さらに、日中は「クレ・ド・ポー ボーテ エマルション プロテクトゥリスn」、夜は「クレ・ド・ポー ボーテ エマルション アンタンシヴn」の乳液で、輝きで満たす。ライン使いをすることで、イキイキとしたハリ・弾力があふれ出す美しい肌へ。

クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム[医薬部外品]
50ml ¥27,500、レフィル ¥26,950、30ml ¥17,600

※本記事の価格は、2024年3月22日時点の価格です。2024年4月16日から価格改定となります。詳しくはこちらをご参照下さい。

*1.すべての人が生まれながらに備えている、生涯美しい輝きを保ち続けるための鍵
*2.加水分解コンキオリン、テアニン、トウキエキス、シソエキス、グリシン、グリセリン、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、トレハロース

オールインワン¥49500(JUN△OKAMOTO)(PANORMO)ピアス¥143000(ベルシオラ) ネックレス¥209000(マリハ)ジャケット/スタイリスト私物

撮影/柴田フミコ(人物)、吉田健一(静物) ヘア&メイク/福岡玲衣(TRON) スタイリスト/後藤仁子 モデル/黒田エイミ デザイン/ネクスト 構成/小内衣子(PRIMADONNA)

協力/クレ・ド・ポー ボーテお客さま窓口 0120-86-1982(9:00~17:00/土・日・祝日を除く)
※価格は参考小売価格です。(店舗によって異なる場合があります)

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