お悩み別ケア
2020.5.2

繰り返したくないニキビ…できてしまう原因や悪化させない方法を皮膚科医・友利新先生が解説

ひとつできただけでも気持ちを沈ませてしまう「ニキビ」のぷつぷつ。絶対に繰り返したくないですよね。まずはニキビなどの“ぷつぷつ”ができてしまう原因や悪化させないための対策法を皮膚科医の友利新先生に、おすすめアイテムを美容家の深澤亜季さんに教えてもらいました。

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見られたくない…突如現れ、女心までむしばむ!ぷつぷつ
憎きニキビをはじめ、一度できてしまうと即完治が難しいぷつぷつ。その後の色素沈着にも悩まされるなど、付き合いは長くなりがち…。

まずは知ろう! ぷつぷつの基本情報

Q.ニキビの赤いぷつぷつと白いぷつぷつ、違いはなんですか?

A.炎症を起こしているかしていないかの差
「皮脂や老廃物が毛穴に詰まると白いぷつぷつに。皮脂を栄養源にニキビ菌が増殖すると炎症を起こし赤く」(友利先生)

 

Q.ニキビはできてからどのくらいの期間治らないようであれば、病院に行くべきですか?

A.美意識の差で大きく異なります
「数や期間に関係なく、1個でも気になる人は皮膚科を受診しましょう。悪化する前に適切な治療を受けることで、治りは確実に早まります」(友利先生)

 

Q.ぷつぷつを悪化させないためにできる対策はありますか?

A.紫外線対策をしっかりと
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「紫外線に当たると肌のバリア機能が低下し、炎症が起こりやすく。日焼け防止にはもちろん、既にできてしまっているぷ つぷつを悪化させないためにも、紫外線ケアはしっかりと行うようにしてください」(友利先生)

 

Q.ぷつぷつができやすい体質はありますか?

A.ありますが症状別に原因は異なります
「ニキビは皮脂分泌が活発な所に現れやすいので、脂性肌の人はできやすい傾向に。あせもは汗っかきの人、湿疹は花粉や薬剤などにアレルギーをもつ人の、肌のバリア機能が低下したときに発症しやすい傾向に」(友利先生)

 

Q.ぷつぷつが気になるとき、ムダ毛処理は避けるべき!?

A.炎症が起きている箇所は避けて!
「自己処理はもちろん、医療脱毛も含め、少なからず肌の刺激に。炎症部分はやめておくのがべターです」(友利先生)

 

Q.顔と体、ぷつぷつができている箇所で薬は分けるべきですか?

A.ステロイド剤を使う場合は分けて
「ニキビの場合は同じ薬でOK。湿疹などに使われるステロイド入りの薬は、皮膚の厚さにより顔と体で濃度を変えている場合が。医師に確認してからの使用を」(友利先生)

 

Q.ぷつぷつができている箇所を洗う際に気をつけるべきポイントは?

A.こすらずに泡のクッションで優しく
「洗う場所と手の間に少し隙間ができるくらいの弾力泡で、摩擦を避けた洗浄を」(友利先生)

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「泡で出てくるタイプが便利!クレンジング&洗顔が一度で完了するので、肌負担が少なくてすみます。洗浄力が高いのに肌に必要な水分は奪わない保湿力の高さも◎」(深澤さん)
SHISEIDO コンプリート クレンジング マイクロフォーム 180ml ¥4,500

 

教えてくれたのは…
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皮膚科医 友利 新先生
ともりあらた/都内2か所のクリニックに勤務。美容知識の豊富さと、わかりやすい解説で、TVや雑誌、講演会などで幅広く活躍中。

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美容家 深澤亜季さん
ふかさわあき/幅広い知識と審美眼を生かし、美容誌や美容セミナーをメインに活躍。透き通るような美肌のもち主としても有名。

 

『美的』2020年5月号掲載
イラスト/naotte 構成/中島麻純・島田七瀬・宍戸沙希(スタッフ・オン)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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