お悩み別ケア
2019.4.24

アンチエイジングは早すぎたら効果なしってホント?真相を専門家に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“コスメ”について。アンチエイジングケアは早すぎると意味がないって…ウソ? ホント? 日本化粧品協会代表理事の小西さやかさんにお答えいただきます。

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Q:アンチエイジングケアは早すぎると意味がないってホント?

「早いうちのお手入れは意味がないらしい」、「アンチエイジングケアは、ある程度年齢を重ねてから……」そんなウワサを耳にしたことがある方も多いのでは? アンチエイジングは早すぎると効果がないって本当でしょうか。

さっそく、この疑問を小西さんにぶつけてみました! 果たして小西さんの答えは……?

 

A:ウソ

「そんなことはありません。アンチエイジングケアは、早ければ早いほどよいですね。というのも、化粧品は基本的にはシワやシミなど“予防”に使用するもの。シワやシミができてしまったあとでは、効きにくくなってしまいます。エイジングサインが出始める前から使用し、防ぐことが大切ですよ。

また、乾燥小じわも放っておくと、やがて大きく深いシワになってしまいます。ぜひ若いうちから、エイジングケアは取り入れましょう」(小西さやかさん・以下「」内同)

アンチエイジングケアは毎日コツコツ続けることが大切

「若いうちから高級コスメや栄養たっぷりの基礎化粧品を使用すると、肌を甘やかすことになるので逆効果……なんて話もありますが、これもウソ。美容液は使えるのであれば、若いうちからでも使ってOKです。とはいえ、スキンケアは毎日コツコツと肌を育みながら続けるもの。高価だから続けられないのではなく、無理なく、きちんと続けられる価格帯の商品を選ぶこともポイントです。

ただし、お肌の油分に関しては10代~20代が高く、40代が一気に下がりますので、10代、20代は油分の与えすぎには注意しましょう」

キレイになる…!化粧品のプラシーボ効果

「薬でよく耳にするプラシーボ効果。たとえお手軽コスメでも、自身で暗示をかけて使用することで、より効果を発揮させることができます。“このコスメでますますキレイになれる”、“肌の調子が絶好調になる”と、自分に言い聞かせながらていねいにスキンケアをしてみてくださいね」

 

一般社団法人 日本化粧品検定協会代表理事
東京農業大学 食香粧化学科 客員准教授
小西さやか
各種協会の顧問、学会幹事を歴任。化粧品の開発経験があり、工学修士としての科学的視点から美容、コスメを評価できる専門家「コスメコンシェルジュ」。著書9冊、累計30万部を突破。

文/木土さや

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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