お悩み別ケア
2018.9.18

脱・お疲れ顔! Katsuyo式 “顔筋コーディネート”でうるぷる肌復活!

本当に過酷だった夏を経て、どんより下向きの「お疲れ肌」になっちゃった人も多いのでは? 顔の深部にある筋肉のコリをほぐせば、疲れは吹っ飛ばせる! と表情筋ケアのエキスパートKatsuyoさん。顔筋コーディネイトの基本を教えてもらいました。

Katsuyo式うるぷる復活! 顔筋コーディネイト

【Before】どんより疲れた印象が…
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□ くぼみ気味のまぶた
□ 不機嫌そうなくま
□ 四角く張ったエラ
□ 下がり気味の口角
□ くっきりとした法令線
□ どんよりとしたくすみ
□ 険しそうな眉間のシワ

【After】うるぷる&若々しく!
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□ パッチリ&生き生きとした目元
□ 上向きの頬
□ キュッと上がった口角
□ ふっくら弾んだ美肌
□ シャープなフェースライン

顔のコリをしっかりほぐすことがうるぷる肌&なりたい顔への近道

「シワやたるみ、くま、くすみ…。あらゆる肌悩みの原因は“顔のコリ”にあるんです!」と語るのは美容研究家のKatsuyoさん。その理由とは?
「これまで1万人以上の女性の肌に向き合ってきましたが、出っ張りや凹くぼみ、影、段差がある所には必ずコリがある=血流が滞っているということがわかりました。真の美肌を目指すなら、化粧品で肌表面をケアするだけでは不十分。肌の奥深くにある表情筋(顔筋)をしっかりほぐして、血流を促すことがとても重要です。また『女は夏に老ける』とよくいわれますが、それは過酷な夏を過ごすと顔に力が入ってコリが生じやすくなるから。それを本格的なシワや法令線にしてしまわないためにも、今の時季は特に重点的に、丁寧にほぐしましょう」

Katsuyoさんが提唱するメソッドは“顔筋コーディネイト”と呼ばれていますが、巷ちまたの顔筋マッサージとはどんな点が違うのでしょうか?
「肌悩みをケアしながら、“なりたい顔”までも自分でデザイニングできる点。生まれもった目鼻立ちは変えられないけれど、狙った部分をミリ単位でほぐすことで、顔筋だけは絶対に変えられる! と、私は10年以上かけて検証してきました。マッサージは大変だとか、下手に行うと肌を傷めるという人もいますが、そんなことはありません!約5分でできてとても簡単なので、シワやたるみが気になり始める美的世代の皆さんにこそ、今日からさっそく“顔筋コーディネイト”を習慣にして。そうすれば、10年後も20年後もきっと若々しくいられるはずです!」

 

顔筋ってこんな仕組み!

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額にある前頭筋、目周りの眼輪筋、口周りの口輪筋など、顔には非常に多くの顔だち・表情を作る筋肉が張り巡らされています。体の筋肉と同じように、顔の筋肉も『鍛えないと衰える』という人もいますが、本当はそうではありません。コリがある状態で鍛えてしまうと顔がゆがんだり大きくなってしまう原因となるため、まずはしっかりほぐして血流を促すことが先決です。

夏の終わりにお疲れ顔になる原因はストレスによる顔のコリにあり!

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激しい猛暑や眩しい太陽にさらされたり、寝苦しい夜が続いたり…。そこに仕事や子育てなどの忙しさも相まって、ドッと疲れている人も。逆に夏を楽しみすぎた人も。どちらの人も実はストレスを感じています。無意識のうちに顔に力が入ってコリを引き起こすため、夏の終わりはお疲れ顔になりやすいんです。これを放っておくと、シワや法令線が深く刻まれてしまうので要注意!

今の時期、顔のコリが出やすいのはこの4パーツ!

肌悩みがある部分には、必ずコリが潜んでいます!
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まず『眉間』。眩しい太陽やひどい暑さでしかめっ面つらをしていたことが原因です。次に鼻の横にある『ライダー溝』。暑さによるイライラや不満が募るとここにコリが生じます。そして『頬』。コリがあると肉がそげたようになり、不幸そうに見えます。最後に『口角』。夏のストレスで気づかないうちに口元に力が入ってコリ固まってしまうため、笑顔になっても口角が上がりづらくなります。夏の終わりの“お疲れ顔”は、この4パーツを重点的にほぐすことで解決できます!

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【頬】…頬の肉がそげ落ちたようにこけてしまい頬骨も悪目立ち…
【口角】…緩んだように力なく下がり、への字口の不満顔に…
【眉間】…眉を動かす筋肉により、眉と眉の間の筋肉にコリの山が…
【ライダー溝】…鼻の横にできる溝。これが深くなると法令線に…

“顔筋コーディネイト”のルール4

【ルール1】水溶性のジェルをつける
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必ず水溶性のジェルを塗布してから行って。潤って滑りが良くなり肌への摩擦を軽減できるだけでなく、毛穴の詰まりも防げます。私が開発したSuuのジェルが一押しですが、市販のものでもOKです。

 

【ルール2】強さを守る
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40gぐらいの強さがおすすめ!
強すぎず弱すぎず、一定の強さで行うことも大事。キッチンスケールで量ると40gぐらいの強さが目安ですが、それよりも、顔のコリをしっかり捉えて丁寧にほぐすことの方がもっと重要です!

 

【ルール3】回数を守る
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5ライン×3セットが基本!
完璧にほぐしたいからといって、やりすぎは禁物。各パーツ、スタート地点から1ミリずつずらしながら5ラインほぐすのを3セット行うのが基本です。これを1日2回、朝晩の洗顔後に行いましょう。

 

【ルール4】方向を守る
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\矢印の方向は必ず守って!/
顔筋の構造に従って的確にほぐすことも重要なので、マッサージのスタート地点と矢印の方向は必ず守ってくださいね。

 

教えてくれたのは…
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美容研究家 Katsuyoさん
2000年に自らのサロンを設立。以後、女性の肌トラブルに向き合いながら東洋と西洋の医学も学び、独自のメソッドを確立。現在は“顔筋コーディネイト(R)”の第一人者として国内外で精力的に活動中。

 

『美的』10月号掲載
撮影/城 健太(vale.)、河野 望(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/坂下シホ モデル/広瀬未花 イラスト/きくちりえ(Softdesign) 構成/内田淳子(本誌)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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