お悩み別ケア
2018.8.31

[それってウソ?ホント?]“同じコスメを使い続けると肌に効かなくなる”の真相を皮膚科医に直撃!

日ごろから湧いてくる美容に関する「ウソ?ホント?」の疑問に、専門家が答えてくれるこのコーナー。今回は、“肌のコスメ慣れ”に関する疑問を、美容皮膚科タカミクリニックの美容皮膚科医・山屋雅美先生にぶつけてみました!

 Q:長年同じコスメを使用し続けていると、肌が慣れてしまって効果が出にくくなるってホント?

「これは運命の出会い!」と思うほど相性が良くて長年使っているスキンケアアイテムや、「使うのがもったいない!」と思いつつも、一滴なじませればお肌にみるみるエネルギーをチャージしてくれるかのような高級コスメたち。

しかし、美的クラブのアンケートには、「若いうちから高級コスメを使っていると、だんだんと肌が慣れてしまう」、「同じスキンケア製品を長年使っているけど、ここ最近は、以前ほど効果が感じられなくなってきた……」といった、不安の声も。

そこで早速、この疑問を山屋先生にぶつけてみました! 先生の答えは……?

 

A:それはウソです    

「自分の肌に合っているものであれば、続けて使うことで肌が慣れたり、甘えてしまうということはありません。」(山屋先生・以下「」内同)

 

いつまでも同じスキンケアはNG!年齢に合わせてステップアップすべし

「ですが、たとえば高級コスメ=栄養が多い、年齢層が高めのものが多いので、若い世代の方だと油分が多くて肌に合わないということがあります。

逆もまた然りで、年齢を重ねるにつれて肌質も変わってきます。それなのに、いつまでも若い頃と同じスキンケアを使い続けることは、お肌にとってよくありません。

乾燥しやすいのなら保湿成分がしっかり入ったものを、たるみが気になるのなら引き締め効果のあるものなど、その時々のお肌の悩みと年齢に合わせた基礎化粧品を使っていくことが大事ですよ」

ここで気になってくるのが、基礎化粧品のライン使いについて。こちらも山屋先生にアドバイスいただきました!

「ラインが揃っていると、テクスチャーや次に使用する化粧品が入りやすいような仕組みになっていたりしますので、ライン使いはとてもよいですね。また、肌の悩みに合わせて美容液だけ違うものを使用するというのも問題ありません」

 

いかがでしたでしょうか? 化粧品選びで大切なのは、自身の年齢とお肌に合っているかということ。最近効果が出なくなった、などと感じるときは、そのときの肌悩みや年齢に本当に合っているのか、化粧品を見直してみるのもよいかもしれません。

profile
美容皮膚科医
山屋 雅美先生
埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院にて従事。三井記念病院、都内美容皮膚科を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニックに勤務開始。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療のほか、ニキビや肌荒れなどの皮膚疾患にも精通し、肌質改善治療まで一貫して行っている。
■美容皮膚科タカミクリニック http://takamiclinic.com/

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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