ボディケア
2012.3.6

エステティシャンの『美の裏技』(20) 老け顔改善!たるみケア後編

こんにちは。東京・青山のエステティックサロン「ラ・フラーム」の代表を務めます、佐藤玲子です。前回は長澤さんから「たるみ」の原因についてお伝えいただきましたが、今回はたるみ対策のケア方法をご紹介します。『最近老けたかも…』『肌が下がってきたかも…』と気になっている方は、ぜひお試しください。

 

[たるみ対策]

コラーゲンやエラスチンの生成を促す。
コラーゲンやエラスチンの生成に効果的な化粧品を活用し、肌の弾力をアップさせましょう。紫外線によってコラーゲンやエラスチンが破壊されるので、UVケアもしっかり行ってくださいね。コラーゲン生成の材料になるタンパク質や、コラーゲンの合成や新陳代謝を促進させるビタミンやミネラルをしっかり摂るといった、内側からのサポートもおすすめです。

 

乾燥を防ぐ。
肌が乾かないよう、保湿を心がけてください!体を温めて血行を良くし、保湿効果の高い化粧品を使いながら、肌の潤いをキープします。

 

塗る時は下から上に!
スキンケアやファンデーションを塗る時は、たるんで下がった肌を元の位置も戻すように、下から上へ上げながら塗りましょう。毎日のことなので、肌のクセ付けが大事です。顔と頭の皮膚は繫がっているので、ヘッドマッサージで頭皮のコリをほぐして引き上げるのもおすすめです。

 

筋力UP!
重力に負けないよう、筋肉で支えることが重要です。無表情だと顔の筋肉は衰えるので、よく笑って、表情豊かに過ごしてください。筋肉は加齢とともに衰えるので、若いうちからの心がけが大事です!また、表情筋を鍛えるために、食事の際によく噛んで表情筋を動かしたり、腹式呼吸で「あいうえお」と数回言うのもおすすめです。

 

糖分を摂りすぎない。
「たるみ」を気にする方は、糖分の摂りすぎには注意です。糖とタンパク質が結合する「糖化」の影響で、コラーゲンの弾力性が低下しやすくなります。揚げたり、焼いたりしたお菓子は大好きな人も多いと思いますが、調理の製造過程で「糖化」が起こり、糖化最終産物AGEsが含まれるので、食べ過ぎには気をつけてください。

 


頬杖をつく、猫背など、悪い習慣を改善する。

頬杖を繰り返すと、皮膚が伸ばされ左右差も生じ、「たるみ」の原因になりやすいです。片方ばかりで噛むクセも顎まわりの左右差が出やすいです。
また、猫背はフェイスラインや首、お腹まわりの「たるみ」に繫がりやすいので、良い姿勢で生活してください。

 

急激な体重増減はNG。
短期間で無理に痩せると皮膚の縮みが追いつかず、たるんでしまう可能性があります。一方、急に太ると重たい脂肪を支えきれず下がって「たるみ」が生じます。健康面から見ても、急激な体重の増減は体に負担がかかるので、徐々に行ってください。

 

良質な睡眠をしっかりとる。
睡眠中に成長ホルモンが分泌され、肌の新陳代謝が活発になります。睡眠が足りていないと新陳代謝は上手く行われず、「たるみ」の原因となります。忙しい方が多いかと思いますが、しっかりと睡眠時間を確保してください。

 

以上が、日常的に心がけていただきたい、たるみの対策方法です。もちろん、エステティックサロンでもたるみ改善のメニューは多彩にご用意しています。その方のたるみの原因を見極めたケアができるので、プロの手による定期的なメンテナンスもおすすめです。

 

<筆者プロフィール>
佐藤玲子
日本エステティック協会認定エステティシャン。エステティシャン歴30年。
サロン:ラ・フラーム(東京・青山)を経営する他、箱根の「強羅花壇スパ」をプロデュース。熟練したフェイシャルのハンドテクニックに定評があり、お客様には常に満足していただけるよう、最新の技術、知識、化粧品を提供しています。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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