医師友利新先生に聞きたい！ 30代からやせにくくなりました。どうしたらいい？

20代後半から徐々に痩せにくくなってきたという人も多いはず。夏を前に、少しでも効果的なダイエットのアドバイスを皮膚科・内科医の友利新先生にうかがいました。

友利新先生
Profile
皮膚科・内科医。東京女子医科大学卒業。都内２か所のクリニックに勤務する傍ら、雑誌やTV、Webなどで幅広く活躍中。美容と健康に関する著書も多数。

Q　30代からやせにくくなりました。どうしたらいい？

A　代謝が落ちる分、食事量もカット

「年々、基礎代謝が落ちていくので、ダイエットをしても思った程体重が減らないのは当然です。まずは食事の量を腹八分目にしてみましょう。後は、運動や筋トレで筋肉量を増やすことも効果的。特に下半身の筋肉を増やすと基礎代謝が上がるので、ウォーキングやスクワットなどを取り入れて、やせやすい体作りを始めてみてください」

Q　糖質オフダイエットのコツは？

A　緩～く糖質オフするのが成功の秘訣です

「糖質ダイエットをするなら、１日１～２食だけ糖分をカットする、プチ糖質ダイエットがベターです。というのも厳密に糖質をすべての食事でカットするというのは非常に難しいことで、ストレスを抱え込みやすいのです。また、糖は3大栄養素のひとつで、脳にとって唯一のエネルギー源。不足すると頭が働かなくなってボーッとしてしまうことも。実践するなら〝緩く〟がおすすめです」

Q　飲みすぎ食べすぎの翌日に食べた方がいいものは？

A　おなかがすくまでは水分以外はとらなくてOK

「飲みすぎたり食べすぎたりした翌日は、非常に胃が疲れている状態といえます。そんなときには、おなかがすくまで固形物を食べずに、胃を休めてあげましょう。逆にとってほしいのが水分。血液や体液などの水分を介して、エネルギーの受け渡しをしているので、不足すると細胞も動かなくなってしまいます。お水やスムージーなどを、たっぷりととってください」