ライフスタイル特集
2016.12.27

お正月は寝ながらヤセる! 友野なおさんが教える「3・3・7睡眠法」って?

夜よく眠れていない女子は、実は太りやすくなるって知っていますか?
肥満外来ドクターが提唱する寝方を意識して眠るだけで、自然とヤセやすい体質に。年末年始に睡眠法をリセットして、2017年はヤセやすい体質に変身しましょう♪

美的クラブメンバーの睡眠実態を緊急調査

Q.毎日きちんと眠れていますか?

A.7割以上もの女子が睡眠に不満をもっている!
就寝時間が遅い、睡眠時間が足りない、朝スッキリ起きられない、昼間眠くなるなど、理由はさまざまでも、よく眠れていない人が7割以上も!

 

Q.平均睡眠時間はどのくらい?

A.7時間未満の人が8割弱で、睡眠不足の傾向!
理想とされる7時間に満たない人が76.7%。5時間未満しか眠れていない人は1割。その分、睡眠改善でヤセられる可能性も大!

 

Q.夜中に目覚めることは?

A.途中覚醒が多く、眠りの浅さが浮き彫りに!
朝まで目が覚めない人は、わずか13.3%。眠りがたびたび中断されることが、Q1の「よく眠れていない」という体感を引き起こす。

 

Q.スマホやPCはいつまで使っていますか?


A.スマホを見ながら寝落ちが多数
覚醒効果があるとされるスマホやPCのブルーライトを、寝る直前まで見ている人が多数。この習慣を続ける限り、寝入りばなの熟睡は困難。

 

睡眠コンサルタント友野なおさんが証人!

私は寝方を変えて、1年で15kg減りました! !
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昼夜逆転のぐちゃぐちゃな生活を続けていた29歳頃。ストレスで過食が続き、40kg台だった体重が65kgに! 食事制限、ジムやエステ、通院など、さまざまなダイエット法を試しても効果がなく、ストレスがたまってパニック症候群を発症。
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〝眠る〟を優先したら、過食グセがなくなった!
24歳のとき、2004年度ミス日本を受賞した友野なおさんが、今より15kgも多い、人生MAXの体重を記録したのは30歳直前。忙しさで昼夜逆転の生活が続き、ストレスで過食が止まらなくなっていたと話します。「ありとあらゆるダイエット法を試しましたが、どれも失敗。ある日、見かねた母から『まずは、ちゃんと寝なさい』と言われ、実践してみたら、驚くほど体調が改善したんです。体のリズムが整うと、精神的なストレスも減って、過食に走ることがなくなります。良い眠りを優先する生活に切り替えただけで、自然にヤセ体質に変わっていきました。気づけば、1年で15kg減! 私の場合、0~7時の7時間睡眠が最も自分に合っていて、今も、どんなに忙しくてもそれは厳守しています。もちろんリバウンドもなく、体も心も快調です」

 

友野さんの睡眠改善法をPick Up!

寝るときは必ずパジャマに着替える
「ゆったりとしたパジャマを着ると、寝返りが楽で深く眠れます。私は素肌にじかにシルクのパジャマが定番!」

冬はマスクで冷え防止
「冬は口から入る冷気で肺が冷えて、睡眠の質が下がる傾向に。マスクをすると冷えや乾燥防止になります」

頭寒足熱で足元を温める
「良い睡眠には頭寒足熱の環境が大事なので、下半身が冷えないように、足首ウォーマーをつけて眠ります」

自分の体に合う寝具をプロに選んでもらう
「自分の体や首の形状に合う枕やマットで寝ると、眠りの質が飛躍的に向上します。プロに選んでもらうのが◎」

PC、スマホは23時までにオフ
「0時に就寝するので、PCやスマホチェックは23時まで。守らないと、翌日のパフォーマンスがガタ落ちに!」

寝室はレースのカーテンのみで朝日を浴びる
「朝の光を浴びることで寝起きが良くなります。寝室のカーテンは遮光よりレースを選んで、自然な目覚めに!」

〜守るべき優先順位は1→2→3!〜

これさえ守ればOK! 肥満外来ドクターが指南!
[3・3・7睡眠法の基本ルール]
1. 寝始めの3時間は中断なしにまとめて眠る
2. 夜中の3時にはぐっすり眠っている
3. 1日トータルで7時間眠る

 

「3・3・7睡眠法」を守れば、睡眠中に成長ホルモン(=ヤセホルモン)が大量に分泌!
「夜ぐっすり眠ると、脂肪を燃焼させる働きの成長ホルモンがたっぷり分泌されて、ひと晩に300kcalものエネルギーを消費します。これはジョギング1時間の消費量とほぼ同じ。つまり、寝ながらヤセるには、この成長ホルモンの働きをいかに高めるかがカギなんです」とは、肥満治療担当医の左藤桂子先生。成長ホルモンの分泌を促す寝方、「3・3・7睡眠法」を提唱しています。「成長ホルモンは、寝入りばな3時間の深い睡眠中にまとめて分泌されます。ですから、その間は中断なく眠ることが何より大切です。時刻では、夜中の3時がギリギリの分泌タイム。3時に寝るのではなく、その時間にぐっすり眠っていることがポイントです。ちなみに3時前後は、私たちの体に備わる3つの生体リズム(24時間周期・12時間周期・90分周期)が重なり合って、深く眠りやすい時間帯でもあります。さらに、睡眠時間は7時間が理想。夜だけで無理なら、昼寝や通勤時の仮眠も含め、1日で7時間になればOKです」

 

教えてくれたのは…

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佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所所長 睡眠コンサルタント
左藤桂子先生
さとうけいこ/30年で3万人を治療した肥満外来担当医。現在は主宰の診療所所長としてダイエット指導、予防医学の啓蒙活動などに従事しつつ、健診や外来診療も。

 

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睡眠コンサルタント
友野 なおさん
とものなお/順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程在籍中。睡眠改善で体質改善した経験から睡眠を専門に研究。近著に『やすみかたの教科書』(主婦の友社)。

 

 

撮影/松原敬子(人物)、フカヤマノリユキ(静物) イラスト/長谷川まき デザイン/最上真千子 構成/つつみゆかり

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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