健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2012.5.15

渡辺佳子のナチュラルコスメ入門(5) ロクシタンが東日本復興に一役! 釜石市コミュニティーセンター

今回は、化粧品会社の東日本大震災への復興支援活動についての最新トピックをアップしたいと思います。

それは、南仏をバックグラウンドとするブランド ロクシタン社の、グループとしての支援。

震災直後から化粧品を被災地に提供する支援は行っていましたが、それだけではなく、長期的に継続的に地元のみなさんのためになることができないかという観点からじっくり考えた末、NPO法人の「国境なき子どもたち」の協力のもとに釜石市に対する復興支援を実施することになったのです。

実は、ロクシタンのブランド発祥の地である南仏プロヴァンスのディニュ・レ・バンと、岩手県釜石市が姉妹都市であるという偶然の縁もありました。

実際に行われた支援とは・・・

 

<コミュニティーセンターの釜石市青葉ビル再建資金を支援>

被災地の若者や子供が安心して集うことができるセンターの再建は被災地復興への支援としてふさわしいと、その再建費用1億7000万円のうち、1億5000万円を支援。

再建なった釜石市青葉ビル

このセンターは地域のコミュニティーセンターとして機能していた建物で、再建になった今後は、震災前に行われていた障害者支援や児童デイケアサービス、幼児・背少年を対象としたワークショップなどが再開される予定となっています。

完成したセンターのオープンを見届けるため、創始者のオリビエ・ボーサン氏、ロクシタンCEOのレイノルド・ガイガー氏がともに揃って4月末に来日し、釜石の現地にに足を運びました。

(左から)釜石市長 野田武則氏、ロクシタン創始者のオリビエ・ボーサン氏、ロクシタン現CEOのレイノルド・ガイガー氏

ロクシタンにとってのVIPである2人が揃って来日というのは非常に珍しく、この件に関して2人が心から関心をよせてくれていたということがわかると思います。

 

<絵本・児童書の寄贈>

また、支援はそれだけではなく、被災地への絵本・児童書の寄贈も行っておりロクシタンジャポンが昨年末販売した「チャリティーキャンドル」の収益より、すでに震災で紛失した絵本・児童書171冊を3/8に釜石市立図書館に寄贈していますし、釜石市青葉ビル内に設置されている「子育て支援センター」および「児童デイサービスセンター」の利用者ニーズに基づく絵本・児童書を寄贈する予定となっています。

(釜石市立図書館は、津波被害は免れたものの地震により館内天井部分破損などの被害を受けました。また図書館所蔵の蔵書のうち、震災時に館外へ貸し出されていた本の 大部分が紛失したため、それら紛失した蔵書のうち絵本・児童書を寄贈することにしたとのこと)

さらなる支援は、被災した釜石市立東中学校のクラブ活動ユニフォームの再購入費用の寄付。

大槌湾に面した鵜住居地区にある釜石市立東中学校は、震災時の迅速な避難により生徒さん全員が無事だったものの公社およびすべての施設が津波被害により壊滅してしまいました。現在は釜石中学校の教室を借りて授業を行っているとのことで、この中学の各クラブが、昨年秋の県大会に参加するために公式ユニフォームが必要という学校側のニーズに応えて、ソフトボール、テニス、卓球、野球、男女バレーボールの各クラブのユニフォーム購入代金を支援したのです。

こうした活動のための資金は、主たる株主、全世界の従業員ならびに関係者からの寄付および、チャリティキャンドルの売り上げ収益から実施されており、「国境なきこどもたち」と協力して実施する被災地支援は被災者のニーズに基づいて、今後も継続するとのことです。

(NOTE)
ロクシタンが共同でこうした活動を行っている「国境なき子どもたち(KnK)」という組織は開発途上にある国々のストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、大規模自然災害の被災児などに教育支援を提供するNGO。1997年に日本で設立され、2000年からアジア各地でも援助活動を展開を開始。2010年1月16日よりNPO法人として認定されました。

 

■渡辺佳子のブログ 『テクマクマヤコン フルスロットル』
http://www.cafeblo.com/beauty/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事