齋藤薫の馨る女 EX
2016.7.23

【齊藤 薫さん連載 vol.52】〝笑顔〞 の映える顔に幸せは宿る

明るく弾けるような笑顔の持ち主は、人を心地よくし、誰からも愛されます。それは生まれつきの造作だけではなく、〝心〞そのものに秘密があるようです。今からでも遅くない!  自分も、周りの人をも幸せにできる〝笑顔美〞を、あなたも手に入れてみませんか?

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いきなり〝結婚を申し込まれる顔〞って
一体どんな顔なのか?

人気急上昇中のタイミングにも臆せずに恋をして〝時の人〞になってしまうのは、やはり超のつくお嬢さまの大らかさ故なのか?

しかも、そういう恋の噂でさらに存在が輝いてしまうのも、この人だからなのだろう。森星さんは、そういう意味で別格。なんでこの人はこんなにキラキラしているのだろうと、不思議に思うほどの眩まぶしさ。そのキラめきの正体って一体何なのか。今回はその秘密を追ってみようと思う。

その人の顔を思い出した時、どんな表情が脳裏に浮かぶのか?それが世間におけるその人の印象であると言われる。そういう意味で、この人は〝満面の笑み〞しか思い浮かばない。中途半端な微笑みではなく、こちらまで思わず笑顔になってしまう、明るく弾けるような華やかなビッグスマイル、顔中笑顔ばっかりの人。まさにそれしか思い出せないってスゴイこと。こういう表情美のまま生きている人っているのだ。この人は申し分なく美しいが、それ以上の魅力を作っているのが笑顔。いや、厳密に言うなら、笑顔がこの上なく映える顔立ち、〝笑顔美〞という特別な美貌の持ち主と言ってもいい。

そして気づいていただろうか。こういう〝笑顔美〞の持ち主は、みな例外なく愛されること。しかもただの人気者じゃない、いきなり〝結婚したい〞と思われるような引力を持っているのだ。

実際これまで、そういう〝笑顔美〞顔を何人も見てきた。彼女たちは、本当によくモテた。単なる〝恋愛対象〞としてではなく、いきなり〝結婚したい女性〞として。今思えば、クラスや職場や各コミュニティには、何となくひとりはいた〝笑顔美〞顔。笑顔の美しさに誰もがハッとし、魅了されてしまう人が。

いや、中には〝いわゆる美人〞の部類には入らない人もいたと思う。それでも〝笑顔〞は本当に美しく可愛らしく、だからそういう人も見事にモテ、なおさら「いきなり結婚したい」と言われて、早々と結婚していくのだ。

不思議なことに、この人たちに対して、男たちには全く迷いがない。よく知りもしないのに即刻〝結婚を前提にしたお付き合い〞を申し込むという具合。いや本当に、そういうケースをいくつも見てきた。この時の男たちは、まさに宝物でも探し当てたように、アッという間に決断して、アッという間にプロポーズする……本当にそういうケースをいくつも見てきたのだ。

男たちの決断の早さは、ひとえに彼女たちの笑顔の中に絶対の確信を見たから。彼女と共に生きていけば、必ず幸せになれるという……。逆に言えば、そこまでの確信がなければ、いきなり結婚を考えることもないはずで、女の笑顔にはそこまでの奇跡的エネルギーが潜んでいるということなのだ。

言うまでもなく、笑顔は幸せの象徴。揺るがぬ証。毎日ああいう表情で家を送り出され、家に迎え入れられたら、それだけで自分の人生は眩しいほどの幸せに満たされると確信するから、相手をろくろく知らずにプロポーズできるのだ。人間は、顔と顔で向き合いながら生きていく生き物。だから〝笑顔美〞以上の魅力はないと言って間違いない。森星さんが、いきなり一緒に生きていきたいというアプローチを受けても、何ら不思議じゃないのである。

〝自分が幸せ〞な「幸せ顔」じゃなく、
すべての人を幸せにする「幸せ顔」になりたい!!

かつて〝幸せ顔〞という言葉が雑誌に溢れたことがあったが、これはどちらかと言うと〝自分ひとりが幸せな人の顔〞……。言うまでもなく、幸せそうに見える要素は、そっくりそのまま好感度の高いキレイにつながるから、自らが幸せな顔が、愛されるための近道なのは間違いないのだ。

そしてもちろん、不幸そうに見えるより幸せそうに見える方が100倍いい。ただ理屈で考えると、自分だけが幸せな人のキレイってどうなのだろうという、余計な疑問も湧いてきてしまう。幸せと不幸せはつねに比較によってのみ成立する。自分より幸せな人がいれば不幸せ、自分より不幸せな人がいれば幸せ……それだけのものだからこそ、〝自分だけ幸せなキレイ〞って、何だか独りよがりにならないか。相手を不幸せな気持ちにしないか?と心配になったりし……。

そこで改めて目指したいのが、むしろ〝人を幸せにする顔〞なのだ。同じ幸せ顔でも、会う人会う人みんなを幸せにしてしまう顔。もちろん自分自身も幸せだけれど、それ以上に周りの人をも幸せにする力を持っている……それってまさに究極。マリア様みたいな、ひと次元上の魅力と言っていい。そういう美しさを持てたら、それ以上の美容はないくらい。

で、まさに万人を幸せにする顔を持っているのが、他でもない森絵梨佳さん。ただ美しいだけじゃない。ただ可愛いだけじゃない。この人の顔は、見る人会う人、すべてを幸せにできる特別な力を持っている。だから理屈ぬきに、いつまでも眺めていたいと思うはず。ただ見惚れているだけじゃなく、見ていると心が浄化され、幸福感に満たされ、ともかくぼんやりでも眺めていたいはずなのだ。

そういう森絵梨佳さんが、〝なりたい顔のNo.1〞に輝いたのは、だからとんでもなく正解。女は自らが幸せになるためにも、まず人を幸せにする顔をつくらないと……。でも実際、なろうとしてなれる顔なのか?

正直を言えば、〝人を幸せにする顔〞は一朝一夕には生まれない。〝幸せ顔〞は極端に言えば、メイクでも作れるけれど、他者を幸せにするのはもちろん並大抵なことではない。

言うまでもなく、これぞ究極の〝笑顏美〞顏。こんなに笑顔の似合う、笑顔の映える顔だちはなく、真顔の時さえも笑顔のニュアンスがちゃんと入っていて、人を心地よくする。でもそういう顔は、やはり心が伴わないと生まれないのだ。いつも基本的に笑顔な人って、おそらく子供の頃からずっとそういう表情と、そういう心で生きてきたからこそ、顔だちそのものが笑顔と同じつくりになってきたはずで、それが類希な笑顔美をつくり出すということなのだ。

だったら、もう遅いの?と思うかもしれない。でもあらゆる美しさは、諦めたらそこで終わり。今からでも遅くない。いつも心からの笑顔をなるべくたくさんの時間心がけること。その時、筋肉を使ってはダメ。〝つくり笑顔〞は、別の筋肉を使うから、〝笑顔美〞は宿らない。だから意識して筋肉を使わず、心の中をうれしいこと、楽しいこと、有難いこと、優しい気持ちなど、ポジティブな感情で満たして、自然に心からの笑顔をつくってほしい。きっと笑顔の映える顔になる。そして人を幸せにできる。もちろん、笑顔の前に周りの人を幸せにしたいと素直に思うことが大切。肌はもちろん、顔だちだって、〝心の鏡〞に違いないのだから。

美容ジャーナリスト/エッセイスト
齋藤薫
女性誌編集者を経て独立。女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)他、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)、『The コンプレッ クス 幸せもキレイも欲しい21人の女』(中公文庫)など多数。

美的8月号掲載
文/齋藤 薫 イラスト/緒方 環 デザイン/最上真千子

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