メイクアップニュース
2013.2.28

大高博幸の美的.com通信(141) ワケあっての質問×2 アトランダムQ&A No.9

Q アラフォー世代向きの上質なBBクリーム、またはBBファンデーションを捜しています。実は両親の介護のために仕事を辞めました。病院への車での往復や介護の短い散歩で外へは出ますが、仕事をしていた時よりは室内で過ごす時間が多くなっています。以前のように きちんとメークするのは大変ですし、かといって素顔のままも良くないと感じるようになりました。疲れを感じさせない、できるだけ明るい雰囲気の顔でいたいと考えています。肌色は普通~やや白めですが、赤みが少し出るほうなので、以前はファンデーションの前にブルーグリーンのコントロールカラーを薄くベースとして塗っていました。白塗り感は好まず、ナチュラルな仕上がりが希望です。よろしくお願いいたします。 (大切な両親と優しくて頼もしい夫と可愛い子供との5人暮らし。もしかしたら世界で1番幸せな主婦。アラフォーです。)

A 御質問の内容、よくわかりました。文面から、あなたの様子が目に浮かぶようで、心からエールを送りたくなりました。
アラフォー世代向きの上質なBB…、白塗りにならず、ナチュラルなカバー力があり、赤みを抑えるような色調のモノ…。それならば迷わずに、『ヴェリマ』の『ナチュラリー』という色のBBファンデーションをオススメします。
アンチエイジング効果があり、肌への のびも止まりも良く、毛穴やキメの皮溝に粉体が落ち込まず、一般的なBBクリームよりも一段程ファンデーション寄りの処方です。自然なカバー力が素晴らしく、肌全体が引き締まって見えるような感覚が優秀だと僕は感じています(そういう役割を果たす植物性成分が配合されています)。重ねづけもしやすく、しっとりしている割にテカらないので、仕上げのパウダーは使っても使わなくても大丈夫。
『ナチュラリー』は日本人向けに作られた色で、クールなタッチのアイボリーベージュ…、コントロールカラーを使わなくても、赤みをムリなく消してくれます。この後に軽く、お気に入りの頬紅をのせれば、清潔感に優しい雰囲気もプラスできます。
お気に召したら、お母様の肌にも毎朝つけてあげてください。夜には落してあげるという手間が増えますが、お母様にとっても あなたにとっても、それが きっとプラスに働くと思うのです。
なるべくムリせず、できるだけ明るい気持ち&顔で介護を続けてください!
ヴェリマ ホワイティミネラルファンデーション BB 全3色、30ml 各¥4,935(ドイツ製)
アロエ・アボカド・ホホバなどの植物成分がベースで、モイスチャライジング&アンチエイジング処方。
UVダメージケア成分も植物性で、SPFは15程度(紫外線吸収剤不使用)。シリコン系成分は含んでいません。香料は含んでいますが、ほとんど無臭に近い感じです。
『ナチュラリー』のほかに、明るいピンクベージュ系の『ローズベージュ』、特に白い肌向きの『モードベージュ』が揃っています。
詳しくは、(株)ケーツー・インターナショナル Tel.086-270-7570、またはwww.verima.comへ。

 

Q 私にはオバカなクセがあります。それは、どんなモノでもキャップ類を すぐになくすコトです。なくさなくても閉め忘れたり、閉めようとすると そこになかったりするのです。歯磨きのキャップ、マジックインキのキャップ、そしてコスメのキャップ…。先日はリップブラシのキャップをしないまま化粧ポーチに入れて、中を汚してしまい、泣きました(笑)。コレは小さい頃からのクセみたいで、一人で生活するようになってから困るコトが増えました(以前は母が どうにかしてくれていたのです)。直す方法、いいアイディアがあったら教えてください。ヘンな質問で恐縮です…。 (キャップなくしの名人、24歳、会社員)

A 知的な生物である人間は、「1分間に100の事柄を考えている」という話を聞いたコトがあります。「せいぜい頭を よぎる程度では?」と僕は思ったのですが、3つぐらいの事柄をザッと考えているという程度なら、確かによくありますよね。キャップなくしの名人さんは、多分、その辺りが問題なんでしょう。
たとえば、歯磨きしながら今日の仕事のコトを考えて、「あ、そうだ、あの店に寄って○○を用意していこう」と閃き、忘れないようにメモカードにマジックで それを書き留める…。そこで、あの店のイケメン店員君の顔が目に浮かび、「○○君が似合うと言ってくれたピンクの口紅を塗っていこう」と考える…。塗っている間に今夜のデートを思い出し、「彼との待ち合わせ場所には、きのう買った新色のレッドを塗っていこう。あの口紅は、あそこに置いたままだわ」と鏡の前から離れる…。そこで、「あの店に寄るんだから、今日は一本早い電車に乗らなきゃ」と急ぎ始める…、そんな具合。要するに、常に次のコトを考えてしまい、今しているコトを完結できないという行動パターン。そこに1つ、「キャップをしてから」という流れを組み込まなくてはね。何かをする度に、お母さんを思い出して、「あ、いけない!」と気付くパターンを加えてもいいかも。
もう1つ。なくした時のために、キャップをアレコレ取っておいたりはしないコト。「なくさない!」という考えを、しっかり頭に叩き込むためにです。キャップぐらいなら まだいいけれど、出掛ける前にガス栓を閉めたか、電気を消したか、鍵をかけて鍵を引き抜いたか…、毎朝の点検の習慣はできていますか?
But、リップブラシの話ですが、キャップを紛失しようのないリップブラシが出ていますから、それを教えて差し上げます(エラそうに!)。
ロージーローザ ノック式リップブラシ BK(本体がブラック)とPK(本体がピンク)の2種あり、各¥504
片手でラクラク、ワンプッシュでブラシが出てくるリップブラシです。もともとキャップがないので、開け閉めする必要がありません。お値段がお値段だけに高級感があるとは言えませんが、コレは本当にラクチン。ブラシはコシのある平筆ナイロン毛製で、使い心地は なめらかです。
詳しくは、K.K.ロージーローザ Tel.03-5212-3766、またはwww.chantilly.co.jp/rosyrosa.htmlへ。

 

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ビューティ エキスパート
大高 博幸1948年生まれ、美容業界歴45年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。
■大高博幸の美的.com通信 https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/

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