大高博幸の美的.com通信（320） 目元がピンチ！ どうすればいいの？×2 　アトランダム Q&A　NO.56　及び、通信（319）に関する お詫びと訂正

Q1 いつも楽しく、真面目に連載を読んでいます。私のQは 深刻な目元の問題です。会社でパソコンを使う時間が大幅に増え、目疲れがヒドイのです。目まわりの肌にハリがなく、しょんぼりと しぼんで、頬のトップまで下がって見えるほどです。コレって初期老化？ とも思うし、一時的なモノとも思うのですが、とにかく このまゝ老化の道を まっしぐらに進んでしまうのかと 不安でなりません。こんな状態の時、先生なら どんなケアを なさいますか？ 先生が 実際に なさっている方法や お気に入りのアイテムを、ぜひ教えてください。よろしくお願いいたします。（ステファニー、28歳、お疲れ混合肌、事務職)

A1 「目を休めて」とばかりは言えませんよね…。どのくらいヒドイかは想像するしかありませんが、単なる乾燥によるモノではなさそうです。目元を幅広く徹底的に ほぐし、緊張を解消するケアが 今すぐに必要でしょう。

僕が最近、特に気に入っているのは、10月上旬に『THREE』から登場した〝酷使された目まわりの眼輪筋と こめかみ周辺に存在する咀嚼筋群とを、温め・ゆるめ・引き締めるケア〟 ＝ 目元を支える筋肉に着目した、アイローション & アイクリームを用いての トリートメント法です。

以下 順序立てゝ説明しますが、実際にケアしてみると、本文を読むよりも ずっと簡単です。
まずは 2品の紹介から。共通成分は、植物のオイル & エキス、ボタニカルウォーター、精油etcです。

THREE バランシング トリートメント アイローション 97ml ￥7,000（税抜）
高いリラックス効果を発揮する、とても しっとり & まろやかな 目まわり専用、2層タイプのローションです。
コットンに含ませて 目まわりになじませる or ローションアイマスクとして使用します。
肌の奥から じんわりと温まるような快感が ひとつの特徴（熱い感じではなく、ほんのりポッとするような 穏やかな温かさ)。
朝晩使用可(僕が思うには、仕事中に眼の疲れを感じたら、少量を手のひらに取り、指先でメークの上から、そっと なじませても いい感じです)。

THREE バランシング トリートメント アイクリーム 18g ￥8,000（税抜）
とろけるような柔らかいテクスチャーでいて、肌になじませると充実したコクが感じられる 目元専用のクリームです。
ソフトなテクスチャーが独得で、最初は「若い女性好みの軽いアイクリーム？」と想いもしたのですが、きちんと正しくケアしたところ、エイジングが進んだ僕の肌でも、充実した効果実感が得られました。朝晩使用可。

この 2品、11月下旬に限定発売された『THREE スペシャルキット 2015』(月刊「美的」1月号で大きく紹介済み)の中のトライアルサイズで初めて試用したのですが、今では現品サイズを手元に置いて 継続使用中。天然精油の香りも〝神聖〟と思えるほどピュアで清々しく、使う度に気持ちが浄化される感じです。

次にケアの方法…。清潔な肌（洗顔後、できれば THREEのプレ美容液をなじませた肌）に使用します。

【STEP 1】 アイローションを用いてのケア。
Ⓐ デイリーケア法　ボトルを よく振ってから 適量をコットン 1枚に含ませ、目の下の目頭から目尻・こめかみへと、肌に入れこむように 少しずつ優しく なじませる。次いで、眉間と目の上にも なじませる。
Ⓑ スペシャルケア法　ボトルを よく振ってから 適量をコットン 4枚に含ませ、コットンの両端を引っ張って広げる。目のまわりを幅広く（こめかみや眉間まで）カバーするように 両目の上下にコットンを乗せ、アイマスクする（特に目疲れのヒドイ時にオススメの方法）。
コットンは、ローションマスクにも最適なサイズの『THREE オーガニック コットン』（100枚入り、税抜￥700）がオススメです。

【STEP 2】 アイクリームを用いてのケア。
目元に適量を置き、マッサージしながら なじませる。
目の下は…、目のツボを中指で軽く押さえてから、人差し指・中指・薬指の3本で、目頭〜こめかみへと指を滑らせ、こめかみを軽く押さえて指を止める（指の位置を少しずつ下へズラしながら、3回ほど繰り返す)。
最後に 指先で軽く圧をかけるように、目の下の骨の部分（頬骨と目元の窪みとの境いめ辺り）を押す。
目の上は…、目のツボを中指で軽く押さえてから、目の下と同様に 3本の指で、目頭〜こめかみまでをマッサージする。
眉間のシワが気になる場合は、指先で両側に広げるようにしながら、溝の部分に なじませる。

【STEP 3】 アイローションとアイクリームを浸透させるケア。
両手で目元を覆うように顔全体を包み、深呼吸する。
さらに、目頭から目尻の間を両手で押さえながら 外側に移動させ、最後に 指先で軽く圧をかけるように 眉丘骨（眉骨とまぶたの境いめ辺り)を押さえる。その後、いつものように顔全体のケアへと進みます。

図解のイラストが用意できないため 少々難解かもしれませんが、店頭でクリエイター（THREEの美容部員）さんに教えていたゞけば、すぐに憶えられます。
THREEについて詳しくは、0120-898-003へ。

以下は、僕自身の考えですが……、
① もしも人差し指が ペンだこ等で固くなっている場合は、中指と薬指の 2本でケアするほうが いいかもしれません。
② アイローションでアイマスクをする時、コットンを乗せた目まわりをサランラップ類で覆ってから、蒸しタオルを乗せるという方法も◎だと思います。とても疲れている目元も、この方法で よりラクになれるはずです。たゞし、熱すぎる蒸しタオルには 十分に注意してください。

Q2 夫が大ケガで入院し、見舞いに時間を取られて寝不足が続いている私…。小学生の娘から「ママ、目の下がシワっぽい」と注意されてしまいました。鏡を覗き込んだら 黒ずんだ感じもあって（泣）。アイクリームは 朝用・夜用を使い分けていますが、このところ少し手抜き気味…。主人が退院するまでには、元の目元に戻したいです。今、すべきコトを教えてください。よろしくお願いいたします。（コーコ、35歳、普通肌、主婦）

A2 家事と見舞いの 2本立て、お疲れさまです。
今、すぐに始めるべきコト、それは 簡単アイシートマスクをするコト。通常、週に 1〜2回が使用の目安ですが、週に 3～4回 or できれば 毎日続けるほうが絶対に効果的だと、僕は確信しています。何かをしながら（たとえば台所仕事や洗濯などをしながら）ケアするだけで、娘さんから「あ、ママの目の下、治ってる！」と誉めてもらえるコト 請けあいです。
アイシートマスクは 最近 数多くのブランドから発売されているので、お好きなブランドのモノを用意すればOKですが、ここでは今年、僕が最もよく使用した お気に入りの 3品を御紹介しておきます。

マックス ファクター SK-Ⅱ サインズ アイ マスク 2枚入り×14セット ￥7,000（税抜・編集部調べ）
デビュー以来10年となるロングセラー（僕は何十回リピートしたか分からない）。
1回分（2枚使用）が約￥500と割高感はあるものの、シワ・たるみ・疲労の影をケアする効果はバツグンです。シートにも液にも厚みがあって 素早く集中的に浸透するにも拘らず、すぐには乾かず、じっくりと 弾力 & ハリのある明るい目元に整えてくれます。個人的には「そろそろリニューアルしても いいのでは？」と思うのですが、同時に「改良する必要なんて全然ない」とも断言できる逸品です。
詳しくは、0120-021325へ。

アルビオン エクサージュ マスク MT 60枚入り ￥4,500（税抜）
目元に限らず、乾燥が気になる部分へ 3〜5分 貼るだけで、みずみずしさと透明感をアップしてくれるシートマスクです。とても幅広い形をしていて、目の下から頬の丸みまでを1枚でカバー。朝のケアにも採り入れやすく、1回分（左右で2枚使用）のコストパフォーマンスも高いので、いつでも気軽に使えます。
詳しくは、0120-114-225へ。

オルビス モイストストレッチアイマスク 2枚入り×6セット ￥2,000（税抜）
目元に添って伸びて、ピタッとフィットする ストレッチ素材を使用したアイシートマスクです。美容液の濃度は高めで、目元の乾燥と共に キメの乱れ等による くすみもケア。角層のすみずみまで浸透して、ピンとした肌状態に整えてくれます。僕のモニターさんたちからは「コストパフォーマンスが高いほう」「これなら毎日でも使える」「私は毎日使っている」と好評です。
詳しくは、0120-050-050へ。

なお、アイシートマスク後は、アイクリームを 少量でも 必ずプラスしておきましょう。

では、ステファニーさん、コーコさん。アイケアも無理のない範囲でガンバって、ぜひとも早期老化を くい止めてください！！

【お詫びと訂正】
12月15日配信の通信（319）『ヴィオレット――ある作家の肖像――』の項に、間違った情報が一点あり、お詫びして訂正させていたゞきます。
登場人物のひとりである ジャック・ゲランに関してですが、プレスブックに記載されていた 香水・化粧品会社『ゲラン』の ジャック・ゲランとは 別の人物であるコトに、配給側が 12月上旬頃、劇場用パンフレットの制作中に気づいたとのコト…。この映画に登場する ジャック・ゲランは 香水会社『パルファン・ドルセー』の経営者（当時）であり、『シャリマー』等の香水を創作した『ゲラン』の ジャック・ゲランとは 同姓同名（フランス語の綴り違い）の 異なる人物だったそうです。
この旨、12月18日に宣伝担当者様から お詫びと訂正の連絡を頂戴しました。大高が 通信（319）の原稿を書き終えた後での 先方の〝気づき〟であった等のタイムラグのため、今回、このような事態が発生してしまいました。
プレスブックに 間違った記載があったコトを 御連絡くださった宣伝担当者様の誠意に感謝すると共に、読者の皆様には 間違いに基づくコメントの配信を、お詫びして訂正させていたゞきます。本当に申し訳ありませんでした。

アトランダム Q＆A企画にて、 大高さんへの質問も受け付けています。
質問がある方は、ペンネーム、年齢、スキンタイプ、職業を記載のうえ、こちらのメールアドレスへお願いいたします。
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(個別回答はできかねますのでご了承ください。)  

ビューティ エキスパート 大高 博幸 1948年生まれ。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ：大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。 ■大高博幸の美的.com通信　https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/

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