頭痛外来
主な病名 片頭痛 緊張型頭痛 薬物乱用頭痛
QOL改善から脳腫瘍発見まで
鎮痛薬の飲みすぎから起こる頭痛、月経とともに起こる頭痛にも注意!
タイプや原因を突き止めて痛みをコントロール
急に頭痛が起きるようになったらもちろん、昔から“頭痛もち”という人も、1度は、専門医に診てもらうことがオススメ。時々襲ってくる片頭痛などの強い痛みをコントロールして、毎日を快適に!
月経時の頭痛も片頭痛の可能性あり
「頭痛の中には命の危険を伴うものがあります。ハンマーやバットで殴られたような激痛や、日ごとに痛みが増し、手足の痙け い攣れんなども起こる頭痛です。これらは、くも膜下出血や脳腫瘍などの恐れがあるので要注意です」と神奈川歯科大学附属横浜クリニックの五十嵐久佳先生。でも、こうした頭痛は全体の数%で、それ以外の頭痛は命に別条はありません。「といっても、頭痛という不快な症状はQOLを下げますし、慢性的に痛む人は薬の量が増える可能性があるので、まずは受診してください」
いわゆる“頭痛もち”は15歳以上の日本人の約4割にも上ります。最も多いのが緊張型頭痛で約2割。次が片頭痛で1割弱ですが、片頭痛は女性に多く、痛みが強くて吐き気を伴い、寝込んだりと、生活に支障が出やすいのが特徴です。「月経とともに頭痛が起こる人も多く、月経困難症の一症状だと思い込みがち。でも、調べてみると片頭痛の可能性が6割以上もあります。毎月頭痛が起こるのであれば、適切な治療を受けましょう」
あなたの頭痛タイプはどれ?
20~40代の女性に多く、発症には体質が関係
女性に特徴的に多いのが片頭痛で、基本、頭の片側がズキンズキンと脈打つように強く痛みます。体を動かすと痛みが増し、吐き気を伴ったり、ひどいと寝込むこともあります。原因は体質で、遺伝の影響も。痛み始めに鎮痛薬を飲めば抑えられますが、薬が効かなくなったり量が増えたらすぐに病院へ。
いちばん多い頭痛のタイプ。セルフケアで改善も
頭痛の中で6割を占めるのがこのタイプ。原因はハードワークやストレスなどによる肩こりや首こり、目の疲れなど。そのため頭全体をギューッと締めつけられるような鈍い痛みが起こります。毎日痛みが続くという慢性型でなければ、セルフケアで改善することも。片頭痛との混在タイプの人もいます。
1か月に薬を飲む日が10日以上なら即病院へ
片頭痛を市販薬で抑えている人なら誰にでも起こる可能性があるタイプの頭痛。痛みが襲ってくる前に薬を飲むことで回数や量が増え、より頭痛が起こりやすくなるという悪循環に陥ります。鎮痛薬が手放せない人は1度病院へ。
病院ではタイプや原因を調べ、対処の方法を指導
片頭痛や緊張型頭痛でも頭痛日数が少なく、市販の鎮痛薬がよく効いてコントロールできるのであれば問題ありません。「ただ、薬を飲んで2時間しても効かずまた飲んだり、1か月に10日以上薬を飲むようになったら、薬物乱用頭痛が疑われます。自分で気づきにくいですが、その状態が続くと治療が困難になるので、経過をきちんと振り返ってみてください」
一方、緊張型頭痛はハードワークなどのストレスが原因なので、入浴やストレッチ、適度な運動、リラックスなどによって、改善・解消することもできます。
頭痛外来では、CTやMRIなどの画像検査、問診や「頭痛ダイアリー」をつけることによって頭痛のタイプをチェック。鎮痛薬を減らし、痛みを誘発しない生活改善を指導します。ガンコな片頭痛でなかなか好転しない場合は、うつ病が絡んでいる可能性もあり、心療内科での治療がすすめられます。


















